ご祝儀よりもアノマリー：9月30日（木）後場

日経平均株価　￥29,452（▲￥91）

後場の相場概況

米国ダウは好調なのに、日本株は完全に逆行して売られた前場。そして後場は戻り基調にはいったものの、まだ疑心暗鬼な部分があって（つまりリバランスの売りがまだ残ってるという思い）積極的には買われなかったと思う。

しかしザラ場中のダウの上昇が止まらず、遂には米国の債務上限問題が解決というニュースがでて株価を完全に後押ししていた。中国恒大集団のリスクを克服して、次に債務上限問題で大騒ぎして、さらにパウエル議長のインフレ発言で一喜一憂した米国市場も、また一つ懸念が晴れたことになる。

後はインフレがとの程度進んで10年物国債金利が何処まで上昇するか？が焦点になるだろう。けれども日本市場を見れば、総裁選が終わり、ワクチン接種も遂に米国を抜き去り10月には先進国でもトップクラスになる。そして明日は緊急事態宣言の解除となって悪い話は何処にもないという状況。

もちろんこれから新内閣になって総選挙に突入するわけだけど、その後は公約である大型の景気対策予算（中身は補正予算だけど）もあるわけで、それでこの爆上げ状況だった株価が調整したからといって戻れないはずがない。

今日は腹を括って買うしかなかった日だと思う。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥16,610（▲￥50）
買）￥16,650×1000（含み損￥40,000）
買）￥16,640×1000（含み損￥30,000）
買）￥16,630×1000（含み損￥20,000）
買）￥16,620×1000（含み損￥10,000）
買）￥16,610×1000（変わらず）
買）￥16,600×1000（含み益￥10,000）
買）￥16,590×1000（含み益￥20,000）
買）￥16,580×1000（含み益￥30,000）
投信かなんかの中間期のリバランス売りが4000億とか5000億とかある日、ということで14時過ぎから売りに転じたところで、ザラ場のダウCFDは逆行して上昇。裁定買い残の売り物もあるから、大きく叩いてくると思いきや、それほど酷い叩きもなかったし・・・。その辺を考えても海外勢は上を見ているな、と思い、突っ込みを指値して買い建てた。というか、あっという間にマイナスが膨らんでビビったけれど・・・。多分債務上限問題に何等かの進展を見たんじゃないかと想像してるけどどうだろう・・・。ここまで日米のバランスが崩れるというのも珍しいし、多分日本市場の需給を気にしての取引だったんじゃ？

1605 INPEX　￥876（▲￥11）
買）￥876×60000（変わらず）

5020 ENEOS　￥455.9（▲￥7.2）
買）￥455.9×100000（変わらず）

エネ株は今回の原油価格上昇、そしてLNG価格上昇でまだまだ相場は終わらないと判断して引け成り買いで勝負した。パウエル発言からしてまだ原油価格は上昇すると思うし、これから冬場に向かってエネ需要は徐々に増えてゆく。早かったかもしれないけれど、今日の事情で買えないと踏ん切りがつかないと思ったからね。

8306 三菱UFJ　￥657.9（▲￥13.5）
買）￥657.9×140000（変わらず）
このところ軟調だったUFJは相変わらず米国債10年物の金利次第。パウエル議長は必至に防戦してたけど、やはり短期的にはインフレが続くことを裏付けたようなもの。一過性で年内収束というのはイエレンも言ってたけど、外れじゃん！というわけで金利は切り返すとみて大引けの投げを引け成りで対抗。

7203 トヨタ　￥2,000.0（▲￥73）
買）￥2,007.0×2000（含み損￥14,000）
買）￥2,006.0×5000（含み損￥30,000）
買）￥2,000.0×33000（変わらず）
リバランスの売りがあるのが分かってて分割後と言うこともあり終始売りに押されていたトヨタだけど、ドル円の￥111.900は完全に追い風で、生産量のマイナスを補うと思うし、ここで売り込まれるなら買い向かうと決めていた。

6758 ソニーG　￥12,455（△￥15）
買）￥12,455×6000（変わらず）
ソニーも当然売り物が来ると思って引け成りで指値して置いたら、どうやら前場の10時からの売りで終了だったみたいだ。なので、嫌なところで買ってしまったけど、まぁ仕方ない。

9020 JR東日本　￥7,842（△￥307）
買）￥7,842×4000（変わらず）

9021 JR西日本　￥5,645（△￥187）
買）￥5,645×4000（変わらず）

9022 JR東海　￥17,875（△￥295）
買）￥17,875×2000（変わらず）

海運が利食いになって、空運かJRかで迷ったけれど、たまたま見ていたYOUTUBEで「新幹線は活況でしたよ」という一言で買う気になったのがJR。このまま行けば、この冬は日本は新型コロナを克服すると思うし、そうなるとアフターコロナの一番手はJRだろうというのは明白だ。これでGOTOが始まると回復は決定的になるんじゃないかなと思う。まぁ、政治は鈍いからなぁ・・・。

8035 東京エレクトロン　￥49,670（▲￥1,330）
空売）￥51,400×400（含み益￥692,000）
空売）￥51,250×400（含み益￥632,000）

6857 アドバンテスト　￥10,030（▲￥180）
空売）￥10,300×2000（含み益￥540,000）
空売）￥10,290×2000（含み益￥520,000）

さて半導体は・・・何やらモゾモゾと米国債金利がしてたから最後の最後で買戻しをキャンセルした。まだ、NASDAQの下落は底打ちしていないと思ってるし、出来高が急増するまで下落はあるかな？と思い持ち越し。この選択が吉とでるか凶とでるか・・・。

4063 信越化学　￥18,900（▲￥480）
空売）￥19,380×2000
買戻）￥18,900×2000（+￥960,000）
信越化学は厳密には半導体とは言えない部分があるので、こちらは利益のあるうちに買い戻しておいた。まぁ、いつも苦い思いをさせられているので・・・。ちょっと前、大量に現物を買って秋には\20,000なんて言ってたけど、値動きにビビッて売った。そういうのがダメなんだよなぁ・・・。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥11,150,000

雑感彼是

27日の後場から船株の暴落に乗れて、爆益を得ることが出来た。常に監視していていつかはこうなると思っていたので、乗り遅れずにとれたのは本当に大きかった。もちろん船株はまだ終わってはいなくて、来週あたりから底練り相場に突入して再度決算でぶっ飛ぶだろう。バルチック海運指数もコンテナ市況もバルク船市況もタンカーもLNGも、さらには空運事業も絶好調でどれもが天井にあるわけで、7－9月決算はもとより10ー12月まではそれこそとんでもない数字をたたき出すだろう。

もともとこの業界は外国人船員を使えるので人材不足の影響もすくなく、しかもエネルギーコストなどはすべて市況なので転嫁できてしまう。なので、この相場はまだまだ終わらないと思うけどね。反発局面に入ったと思ったらすかさず買いに入るつもり。

悔しいのはJRで、完全に乗り遅れてる。けれども今日の状況では、全然買えると思って入ってみた。まぁどうなるかは今夜の米国次第だけど、一応日本市場は月末のイベントを終了したので配当再投資優勢になると思ってるからね。

今年はこのまま良ければ、入退院を繰り返して病気に苦しみながらもパフォ的には最高の年になりつつある。このまま何処まで伸ばせるか、勝負してみようと思う。ただし、このところの勝ちは本当にツキに恵まれたので奢ることのないようにしないと・・・。実力じゃないしね。

（ps．高市早苗の政調会長は最高の人事。これで変な法案が出なくなる！）