ショートカバーだが・・・：10月11日（月）前場

日経平均株価　￥28,488（△￥440）

前場の相場概況

さて米国の状況は楽観できるほどではないと思う。サプライズの雇用統計を含めて、個人消費が全く伸びなくなってるし、金利高がファイナンスが積み上がった個人に重くのしかかる。そこに原油高とくれば、流石に米国経済も厳しい。

一方、インフレは止まる気配がなくて、結果的にFRBはテーパリングをせざるを得ない状況に追い込まれてるわけで、そうしたことを考えると、週明けの米国市場がとても強いとは思えない。

そして世界経済は、エネルギー不足と原油高・LNG高でコストアップの波にのまれそうで、そんな中で中国のリスクがあるというのが、現状のはずだ。しかも中国リスクとはもはや不動産だけでなく、エネ不足による電力危機も加わっているわけで、世界のマクロ指標の悪化は避けられないだろう。

そうした中で、日本株が岸田発言で順調に戻れるか？というと個人的にははなはだ疑問と思わざるを得ないね。

前場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥15,450（△￥440）
買）￥15,000×2000
買）￥14,960×1000
買）￥14,950×2000
売）￥15,510×2000（+￥1,020,000）
売）￥15,500×3000（+￥1,640,000）
朝方は相場自体それほど強く無くて、ショートカバーはでないのか？って思いながら見ていた。ノーポジで週末を越したので、前場は慎重に動きを見ていたわけだが、やはり9時半くらいからスイッチが入ってカバーし始めたので、タイミングを見て買いで入った。このところの空売り比率からして、あれだけ売ってたら何らかのトリガーで買い戻すよ。それが岸田の「当面（金融所得課税の増税は）は触らない」という発言がトリガーになったんだろうね。けど、この相場はそんなに簡単に戻るような状況にないと思ってるんで、戻りは利食いです。

1605 INPEX　￥960（△￥26）
買）￥948×20000（含み益￥240,000）
買）￥947×20000（含み益￥260,000）
買）￥946×5000（含み益￥70,000）
原油の上昇はまだまだ止まりそうにないと思う。ザラ場中に＄80を突破し上値追いを始めてるし、やはり￥1,000は通過点になるんじゃ、という気がするんだよね。株価の位置が高いから大きくは入らなかったけれども、勝負ができると思ったので押してきたところで入った。

9101 日本郵船　￥7,540（△￥150）
空売）￥7,830×3000（含み益￥870,000）
買）￥7,620×3000（含み損￥240,000）

9104 商船三井　￥6,840（△￥150）
空売）￥7,120×2000（含み益￥560,000）
空売）￥7,100×1000（含み益￥260,000）
買）￥6,890×3000（含み損￥150,000）

船株の運賃市況を見ると、どう考えてもさらなる利益の積み上げになるはずで、少なくとも2Qは絶好調であることは間違いなし。にもかかわらず、この辺りで大きな調整をしてくれるということは、決算の材料出尽くしは回避できるんじゃないかと思ってる。なのでどこかで勝負を賭けないとならなくて、問題はそのタイミングが分からないということ。ならば、両建てにして値動きを観察しようと思った。

前場の収支：+￥2,110,000

雑感彼是

しかし、首相としての岸田の資質というか、周囲を財務省ブレーンで固めたやり方がそもそも間違っているとしか言いようがない。そしてまだ総選挙が控えてるから、落ち着いてはいるものの、選挙後はスキャンダルが噴出するような展開になると思う。いずれにしても、日本経済にとってはいいことはあまりないだろう。

この週末はいろいろ（個人的に）あって、気が重くなって仕方なかったし、FRBが今回のインフレに関して楽観しすぎてとんでもない失敗をするかもしれないという状況で、日本市場にこれだけ買いが入るとは、思わなかった。

今年は投資はまぁまぁ上手く行ってるけれど、プライベートでは厄年になりつつある。しかも入院のオヤジがせん妄で精神的にかなり危機的な状況にある。毎日夜中に電話がかかってきて妄想を聞かされるのは辛い。流石に看護師さんにお願いして、預けた携帯を取り上げてもらったけれど、そういうオヤジが不憫でもある。

ということで、後場は売り勝負と決めたのでポジションを建てます。