75日線をかろうじて踏み越えた相場:10月14日(木)後場

75日線をかろうじて踏み越えた相場:10月14日(木)後場

日経平均株価 ¥28,550(△¥410)

空売り比率低下でショートカバー優勢だったことが分かる一日。

後場の相場概況

日経平均が戻るときはいつも決まってショートカバーがトリガーになる。下げ局面で思い切り売り叩かれるわけだから、当たり前と言えば当たり前の事かもしれない。9月28日から10月13日まで12日間の空売り比率の平均が45%以上という本当に日本を舐め腐った海外短期筋ってことになる。

この9月28日は¥30,183で、下値は6日の¥27,582だから、日経を¥25,000突き落としたという実力行使だったわけで、今日あたり本来は75日線云々なんて言ってる場合じゃないんだよね。もう少し地合いが良ければ、短期筋のショートはまる焼けなんだろうけど。

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もちろんその時は俺もこんがりとまる焼けにされたと思うけど。

というわけで、ショートカバーと決め打ちされたら、インフレも長期金利も電力不足も、中国不動産リスクも台湾をめぐる地政学リスクも全く関係なし。リスクが和らぐ位置まで下げたら、また株式市場はリスク増大の位置に戻ろうとする。

それで高値になって総楽観になるとまたリスク云々で売らされる。平たく言えばボラティリティと言うのはその繰り返しで生まれるんだよね。それに一喜一憂しながら俺みたいのが、ビビりながらポジションを建てる・・・。

なんだか冷静に見ると、やってることが滑稽に思えてくる。

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後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥15,530(△¥450)
買)¥15,380×1000(含み益¥150,000
買)¥15,370×1000(含み益¥160,000
買)¥15,360×1000(含み益¥170,000
買)¥15,350×1000(含み益¥180,000
買)¥15,340×1000(含み益¥190,000
買)¥15,330×1000(含み益¥200,000
「苦しい時の日経レバ」ってのは、俺が勝手に考えた標語だけどね、売りでやられるときというのは、相場の向きが変わってしまったということ。なので、ドテンするよりもレバを気合を入れて買った方が堅いんだよね。ただ個別株のような値幅の動きの醍醐味はないんで、資金をまとめて突っ込まないと妙味はない。けど、小型株やるよりは安心してみていられるし、第一需給の壁がないのが良いよね。

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8306 三菱UFJ ¥649.0(▲¥6.4)
買)¥644.5×10000(含み益¥45,000
買)¥644.4×60000(含み益¥276,000
買)¥644.0×30000(含み益¥150,000
昨夜の米国で長期金利低下したことがマジで納得できなくて、今夜も卸売物価指数の発表があるので、もう一度上値追いするかな?ということで勝負してみたけどね。原油、金利、海運市況・・・相場を見ながら相場を張るのは難しいからなぁ・・・。まったく厄介だ。


9101 日本郵船 ¥7,210(▲¥250)
買)¥7,250×1000(含み損¥40,000
買)¥7,200×1000(含み益¥10,000
買)¥7,150×1000(含み益¥60,000
買)¥7,100×1000(含み益¥110,000

9104 商船三井 ¥6,370(▲¥330)
買)¥6,450×1000(含み損¥80,000
買)¥6,400×1000(含み損¥30,000
買)¥6,350×1000(含み益¥20,000
買)¥6,300×1000(含み益¥70,000

売られ始めて大分時間が経ってきたので、需給の整理もそろそろつくんじゃない?ということで、買い玉を仕込んでみたわけだが、今日の場合は両銘柄ともに株価がした抜けしたんで、売り物が出たという感じ。けれども売り物はしっかりとキャッチされているのかな?後はタイミング次第。

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6501 日立 ¥6,537(△¥51)
買)¥6,454×8000(含み益¥664,000
そろそろ決算を意識し始める頃。もしも日立の事業改革が本物ならば、今回の2Qでしっかりと証明しないといけないよ。株価は相変わらず不安定。ここまで持ってきてるんで売り買い交錯してるけど、日経平均が売られるプロセスでは非常によく粘った銘柄の一つなので。


7203 トヨタ ¥1,985.5(△¥9.5)
買)¥1,968.0×20000(含み益¥350,000
分割後2度目くらいの取引かも。¥2,000という株価の割には板もまばらでねぇ・・・。半導体や部材調達の目途がたったので12月に挽回生産をするという情報も伝わってきてるんで、もう今期は下方修正しないでこのまま行けるかもしれない、という期待感。それからアフターコロナの本命は実はトヨタだったりしてね。

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6758 ソニーG ¥12,555(△¥195)
買)¥12,445×3000(含み益¥330,000
ソニーの戻りは思った以上に強いよ。これが個人投資家の買いじゃ、そうはいかないだろうから、外資参入してそうだ。


8035 東京エレクトロン ¥48,120(△¥2,370)
買)¥46,800×1000(含み益¥1,320,000

6857 アドバンテスト ¥8,950(△¥330)
買)¥8,750×4000(含み益¥800,000

さぁ、半導体は続伸狙いで持ち越し。これだけ売られたら少しは戻すだろうという曖昧な考えだけど。


本日の収支(前場・後場合算):+¥1,340,000


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雑感彼是

インフレもテーパも分かってて企業業績に対して少なからず影響が出ることも分かってて、なおかつ個人消費が予想以上に落ち込んでいる実態も分かってて、なおかつその状況で株が買われるということに疑問を持ちつつ疑心暗鬼の中で買い玉を持ち越したわけで、含みにはなったものの、何かあって全溶かしになろうとも後悔しないと腹を括った。

ただ日本株に関しては、恐らく2Qは好決算続出だと思うので、ここから個別に利幅を狙うような買いは出来ると思う。そろそろ株式市場もテーパリングにも金利高にも飽きてきたという感じなので、今日解散してこれから総選挙に突入するというタイミングはさほど悪くはないと思う。

ただしかし、気に入らないのは米国市場の動きだよ。昨日は気合を入れていろいろ調べた結果、結構自信のあったポジションが軒並みやられてしまったのはショック。なら一体、米国株は何を見て動くんだ?と。

いずれにしても米国景気はいま減速中であることには変わりはないので、楽観はできない。