インフレ警戒感!?:11月8日(月)前場

インフレ警戒感!?:11月8日(月)前場

日経平均株価 ¥29,590(▲¥21)

米国市場への警戒感がくすぶる日本市場。世界はインフレが止まらない!?

前場の相場概況

昨日記事を書いた通り、ちょっと米国市場も天井感が出てくるんじゃないか?という気がしてる。問題は今日、明日くらいの米国市場で、堅調な時はなにも指標発表がないと上に行くけれど、今回はそんな気がしないんだよね。

で、もしも理由にされるとすれば、やはりインフレ懸念だと思うし、根底には個人消費の不調ということがある気がする。政策的に米国政府は石油の戦略備蓄を放出するかもしれないとの観測があるらしいけど、すくなくともガソリン価格を下げないことには、米国景気に黄色信号が点灯するかもしれないからね。

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けれども、片や地球温暖化対策でCOP26での米国の姿勢を考えると、言ってることとやることが真逆じゃないか!との非難を浴びそう。すでに石炭やLNGが爆上げしたあと原油は相対的には極めて割安な水準にあるのも事実。石炭やLNG価格を考えると個人的には原油は$150くらいはあってもおかしくないと感じる。

けれど、そんなことになったら世界経済はパニックになるだろうし、あの手この手で防戦するだろうけどね。でも、この冬は原油がないと逆にパニックになりかねないわけで、原油価格は上意外に考えられないと思うけどね。

なので、株式市場は急落する可能性を観てて、原油は上昇する可能性を見てるという・・・・。それが週末の結論だった。

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前場の取引とポジション

8698 マネックス ¥1,045(△¥150S高)
買)¥811×60000
買)¥985×40000
売)¥1,045×100000(+¥16,440,000
2日連続のS高となって、一旦は剥がれたものの再度張り付いたという恰好になった前場。米国市場を意識してか日経平均がマイナスに突っ込むありさまで値を溶かす銘柄も結構でてるので、目立つというか・・・。

問題は今回の材料でどのくらいの値踏みをするかということ。マネックス側ではグループの時価総額を6000億円とか査定してるらしいが、いまのところ市場の評価は2700億円あまり。なので年明けの子会社上場までには、¥1,500くらいまであるかな?とは思う。でもその場合は時価総額が3800億円に跳ね上がる。

問題は市場がそこまで評価するか?ということ。それにはコインチェックの上場も視野に入れないと難しいのでは、と思ったり。

まぁとりあえず、S高で抜けて様子を見ることにした。剥がれたけどなかなか落ちない。期待感は相当に強いらしい。

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1605 INPEX ¥972(△¥26)
買)¥963×100000(含み益¥900,000
一旦は$79割れを見たWTI原油だが、原油価格上昇はこれからが本番になると見てる。いかんせん、12月にOPECプラスが増産をしないときっぱり宣言したわけで、その意味は軽く見ない方が良いのかもしれない。

米国は原油価格高騰でOPECプラスに要請した増産を拒否されて、備蓄を放出する、みたいな記事がブルームに載ったけれど、それで原油の需給が間然するとも思えず・・・。WTIは$82をキャッチアップ!


5020 ENEOS ¥468.0(△¥7.5)
買)¥464.6×150000(含み益¥510,000
好決算になるであろうENEOSは、需給が本当に悪いみたいで、これまでは厳しい展開を強いられてる。国内の石油元売り各社は、イメージのためだか、資金調達のためだか分からないが、とにかく再生可能エネに突っ込んでるからなぁ・・・。原油やLNGは目立たないようにこっそりやるみたいなね。世界の石油メジャーもそんな感じだけど・・・。原油は容赦なく上昇しちゃうと思うしね。再生エネは高すぎる!

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1699 原油先物 ¥227(△¥8)
買)¥225×100000(含み益¥200,000
国内ではあまりメジャーじゃない原油先物ETFだけど、どんなものなんだろうということで、入ってみた。現時点ではこれ、鉄板なんじゃないかって思うけど。


7267 ホンダ ¥3,321(▲¥88)
空売)¥3,522×4000
空売)¥3,480×3000
空売)¥3,479×1000
買戻)¥3,330×8000(+¥1,367,000
SUBARUと違って決算で素直に売りになってくれたホンダ。ザラ場の決算発表は本当にどうなるのか分からないけど、引け後なら投資家は冷静に考えるだろうから。変なAIもないしね。

しかし、ホンダってちょっとやばくないか?全車種EV移行宣言なんかしてしまったからもしかしたら、企業存続にかかわる致命的な決断だった可能性も・・・。EVは自動車をコモディティ化するから。


6758 ソニーG ¥13,950(▲¥95)
空売)¥14,110×4000(含み益¥640,000
原油勝負と決めて、そのヘッジの意味も込めてソニーGとファストリを売り建てた。仮に米国市場が天井サインだった(個人的にはそう感じる)場合、相場の急落に原油関連銘柄が耐えられるか?みたいな疑問があるからね。それにしてもソニーGは買われ過ぎたと思うし・・・。

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9983 ファストリ ¥78,970(▲¥1,060)
空売)¥80,500×800(含み益¥1,224,000
ヘッジのつもりが、なぜか前場のうちに日経平均を崩しに来た。その先兵となったのがファストリで日経平均のマイナス分をファストリだけで演出してるしねぇ・・・。この相場、相当に意図的、作為的なものを感じるし・・・。深いところは分からないけどね。とにかく仕掛けるなら米国三市場の天井感のある今なんだろうけど。


前場の収支:+¥14,100,000


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雑感彼是

こんな前場の動きになったのは、やはり米国市場への警戒感だろうと思う。とにかく三市場のチャートは誰が見ても、直近の天井を打った可能性を見るからね。それは何も米国市場だけじゃなくて日経平均も、このところの決算発表での嫌な動きに呼応してるんじゃないかという気がする。

好業績上方修正銘柄が容赦なく売られるというのは本当にどうしようもないよね。けれどもとんでもない水準まで売られた船株には流石に買いが入ったけどね。

さてここまでの決算で、日経平均のEPSは¥2,147まで上昇したわけで、今週はまだ上昇の余地は十分にある。なのであっという間に日経平均のPERは14.19から13.79まで落ちた。この水準は10月8日以来だけどね。

なので、この局面は年末高を信じて上昇と見るか、需給で売られると見るかは非常に微妙なわけだが・・・残りの決算発表で売られることを考えると気が重いよなぁ・・・。