FOMCに身構える相場:1月24日(月)前場

FOMCに身構える相場:1月24日(月)前場

日経平均株価 ¥27,371(▲¥151)

FOMC前のポジション調整+テクニカルリバウンド

前場の相場概況

米国の大幅下落を受ける形で日経平均CFDが▲¥300以上の気配で返ってきた週初の日本市場は、米国ダウCFDに連れる格好で一旦の戻り相場となった前場。25日ー26日がFRBのFOMCとあって少なくとも今日の段階ではFOMCに備えたポジション調整となると思う。で、そうならばここまで大きく売ってきたポジションの買戻しを入れつつのポジション調整だろうということやテクニカルでもリバウンドしやすい水準ということもあって買戻しが優勢の前場になった。

先週は終始45%以上の空売り比率だった日本市場だけに、日経平均が¥27,100台で踏ん張れば、こういう展開も容易に想像出来たと思う。しかし、戻り相場は短命と考えていた方が無難で、少なくとも今日の段階では先物を売り叩いてくるような相場にはならないはずだ。

WTI原油が再び$86の高値を取ってきた。週明けの相場は需給よりもロシアのウクライナ侵攻や中東の紛争を警戒する動きだと思う。なのでこのまま$100を目指す動きになるかは状況次第だと思うけれど、原油高のしシナリオは今後も続くのではないか?と思う。言うまでもなく原油高=インフレなので、1月~2月のインフレピーク説は個人的には懐疑的だ。

いずれにしても正式に利上げが始まる3月までは、株式市場は決算云々にかかわらず下げトレンド継続と思う。その意味では今回のFOMCを好感して戻すような展開になると、そこは勝負の売り場と言うことかもしれない。

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前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,075(▲¥180)
買)¥13,960×2000(含み益¥230,000
買)¥13,950×2000(含み益¥250.000
買)¥13,940×2000(含み益¥270,000
今日明日は一旦の戻り相場になる、というのはだいたい想像がつく。相場の焦点はFOMCであって、ある程度ハト派的なニュアンスでアナウンスされる可能性もあるわけで、そういう意味でのポジション調整はあるだろうと思ったし、テクニカル的にもリバウンドする水準と思った。まぁ今日持ち越したとしても明日には手仕舞いするつもりだが・・・。


1605 INPEX ¥1,097(△¥46)
現買)¥1,066×50000(評価益¥1,550,000

買)¥1,047×10000(含み益¥500,000
買)¥1,046×10000(含み益¥510,000
買)¥1,045×10000(含み益¥520,000
買)¥1,044×10000(含み益¥530,000
買)¥1,043×10000(含み益¥540,000
買)¥1,042×10000(含み益¥550,000
原油価格については記事を書いた通りの見方をしていて、ここは強気でポジションを建てた。追加の玉は現物で。どうなるかは分からないけれど、少し持ってみる価値はあると思うので。前場はザラ場で$86をひっかけてる。

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8306 三菱UFJ ¥684.5(△¥9.8)
空売平均)¥672.3×88000
買戻)¥672.9×88000(-¥53,000
買)¥672.9×50000(含み益¥580,000
FOMCが近付くにつれまたぞろ米国長期金利が上昇する気配を見せている。それに伴って金融株も買戻しが優勢の展開。短期を見越してロスカット&ドテン買いで対応。あまり旨味はありそうにないけれど・・・。


9983 ファストリ ¥67,500(△¥110)
空売)¥67,390×800
買戻)¥67,080×800(+¥248,000
期待とは裏腹にGD最小。まぁこの辺りを見てもリバウンドの気配を感じたので、躊躇なく買い戻した。

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6758 ソニーG ¥12,650(▲¥305)
空売)¥12,955×2000
空売)¥12,935×1000
空売)¥12,930×1000
買戻)¥12,565×4000(+¥1,515,000
買)¥12,565×4000(含み益¥340,000
ハイテク系でリバウンドを狙える筆頭と言えばソニー。個人投資家が積極的に参加しているからと思うけれど、GD幅も決して小さくはなかった。まぁ、怖かったけれどドテン買いしてみた。勿論短期で手仕舞いするつもりだけれど。


8035 東京エレクトロン ¥57,680(△¥170)
空売)¥57,480×1000
買戻)¥56,020×1000(+¥1,460,000
買)¥56,020×600(含み益¥996,000
まぁ、エレクも朝寄りでGDを買戻しドテン買い。自信がないのでとても同数は買えなかった。いろいろな意味で半導体は極めて微妙。ただし決算に全く不安がないので、底打ちも十分にあり得るかもしれない。

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6920 レーザーテック ¥26,710(▲¥60)
空売)¥26,770×2000
買戻)¥26,110×2000(+¥1,320,000
買)¥26,110×1000(含み益¥600,000
体質からいて高PERになるのは仕方ないにしても、エレクとの比較論でも相当に高いことは事実。ただし日本市場で最大の出来高の銘柄なので、押さないかもしれない。そういう意味では売りも出ないが買うのは容易でないと感じている。


6861 キーエンス ¥59,630(▲¥1,070)
空売)¥60,850×400
空売)¥60,800×400
買戻)¥59,700×800(+¥900,000
好業績値嵩銘柄だけど、如何せんこの地合いではまだまだ株価は高すぎる。

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前場の収支:+¥3,970,000


雑感彼是

やはり睨んだ通り今後の相場の鍵を握るのは原油だと思うし、ウクライナとUAEでの紛争懸念が増大した結果、週明けの原油は$86をひっかける展開になった。このところ、本当に不思議なのだが、原油価格は妙に米国債10年物金利の動きと同調している。米国市場が大きく下落する過程でリスクオフ相場から米国債10年物金利は大幅に下落したわけだが、同時に原油価格もあっというまに▲$5以上の急落となった。

原油関連銘柄としてINPEXは大幅に上昇してはいるものの、元売り各社の上昇は思ったほどではないところを見ると、現実には原油$100は全く織り込まれていないのかもしれないね。

さて一息ついた格好の相場だけど、やはりグロース売りは継続している。買ったとしても持っていられる地合いではないねぇ・・・。