株式市場は暴落する!?
- 2022.02.07
- 放言
週末は記事も書いたけれど、とにかくいろいろ調べて感じたことは・・・
ちょっと荒っぽい話になるけれど、今後の相場の行方ということを真剣に考えさせられる結果になったので、荒っぽく書きますけど、読み流してくれたら幸いです。いかんせん、チキンな個人投資家の戯言ですからねぇ。
いま、好決算を背景に株価は戻り気味。そうなるとすぐに「何処まで戻る?」みたいな話になっちゃって、何とも近視眼的な予測が個人投資家には受けがいいみたいだけど、結論から言うともう株価はトレンド転換してるんで、業績が多少良くても配当が多少高くても、大して上昇はしないと思うし、日米株式市場でも主役交代の年なんだろうと思うよね。
景気はこれから先徐々に冷えてきて株価の割安感も徐々に剥落してくると思うけど、「割安だから買い」という投資行動は当分成り立たないかもしれないと思ってます。故にデイトレ含めた短期で弄るのは別として、従来の感覚での買い(ロング)は止めておこうと思いましたよ。もちろん値ごろ感から割安というんで逆張って買うのも止めたという感じ。
週末に現物を買ったけれど、陸空海運株も多分来週中には売るつもり。なんかね、ここからは売り坊に徹して見ようと思ってるところです。
株式市場は暴落する!?
もうすぐ、師匠の命日なんですね。来週は墓前に参るつもりなんだけど、いろいろ思い出したことも多くて、今年は徹底してあの頃を思い出して投資してみようと思いますよ。あの頃よく日本のバブル崩壊について話を聞いたものです。当時は株式投資のド素人で株で数千万も飲まれた後だったにも関わらず、まだ株で一発あてて事業資金の穴を埋めるつもりでいたわけで、藁をも縋る思いってやつだった。
結局、師匠のお陰で稼いだ資金も、何もかもなくして一文無し同然にまで追い込まれたわけだけど、墓前に参って最後の勝負をしますと報告してからもうまる7年が経ちました。考えてみるとこの7年間、株式市場はもう上昇しっぱなしって感じだから・・・。自分は3年目くらいから超短期の売り専みたいなスタンスできたけれど、これは短期投資に徹していたからだよね。
「株っていうのは、買いのエントリーが最も難しい」とよく師匠が言ってたけれど、本当に難しいと実感してます。もっとも今までは含み損が出ようが、待ってれば必ず戻るという相場だったので、深刻に考える必要がなったと思うけど、短期投資では嫌なものです。
「なぜ買いは難しいんですか?」
「買いは株価を見るのでも、地合いを見るのでもなくて、世界全体の状況を把握し、予想しないといけないから」
なんか何を言ってるんだか分らなかったけれども、とにかく日本で株式投資をするなら米国市場を見る、という自分なりのスタンスは、そのころからの習慣になった気がします。ブログでも、なんか頓珍漢な記事ばかりだなぁ・・・という感じで海外情勢、海外市場の地合い、海外の政治情勢、みたいなことを多く書いてるけれどね。
でも、どうやら株は下がる局面かな?と。金融政策の変わり目でもあるけれど、なぜ金融政策が変わらないといけないのか?を考えるとインフレだから、みたいなことだけではないと思うんだよね。やはり世界を牛耳るような莫大な資金が、何かの危機感があって、株式や債券から逃げてるのかもって言う感じがするから。
こうなってくると、自分の直感だけが頼りかもという心境だよね。その直感を感じさせる10の疑問を書いてみることにする。
1)ビル・ゲイツが広大な農地を買いあさった
ビルゲイツと言えばマイクロソフトの創業者にして世界屈指の富豪だけど、この人は得体のしれない直感の持主だと思う。ウィンドウズの前進であるDOS(ディスクオペレーティングシステム)というパソコンOSをIBMのPCに搭載するためにサンフランシスコ在住の1開発者から丸ごとかいとって、頭にMSとつけてMS-DOSとしてそっくりIBMに売りつけて莫大な利益を得た。その後倒産に瀕したアップルのOS開発を請け負って、iOSのメイン部分、つまり画面上のアイコンをマウスでクリックして使えるという部分をすべてパクってWindowsとして出した。それがきっかけで、大富豪にのし上がった。へそ曲がりのジョブスはパクリを認める代わりにiOSの開発費をバックレたという・・・やはりこいつ等は尋常じゃないんだね。
次にゲイツはWindowsを末永いビジネスに育てるために、セキュリティーホールを空けまくりで放置。ハッキングやウイルスが横行するたびにバージョンを上げるというビジネスモデルを考え付いた。いろいろ陰では暗躍したみたいだけど・・・。これもある意味天才的!
そして今度は有り余る資金でパンデミックに乗じて米国中の農地を買いまくってとうとう米国最大の個人農地所有者に・・・。一辺は1000kmの四角形の広さ!何のために?って穀物を作るためだよね。
2)バフェットが商社株を大量買いした
投資の神様と言われるバフェットは、バリュー株専門の投資家だよね。だから堅実に年10%複利くらいを狙ってた人のはずだけど、これがFRBの金融緩和効果で物凄いことになって今やとんでもない富豪に。バークシャーはザウエイの資産は数百兆円とも言われてるし・・・・。
そのバフェットは確か2000年夏頃から日本の商社株を大量買いしたことが分かって、以来じわじわと商社株に火が付いた。商社と言えば、コモディティの代表銘柄!
これが今はどうなってるのか、きっとわかってたんだろうねぇ・・・。
3)GAFAMがヤバそうな雰囲気
今回の米国株急落の主役でもあるGAFAM。なんか雰囲気が非常に怪しくなってるんだよね。業績絶好調のGOOGLEは全米各州で巨額の賠償を求められ提訴されまくっている。もちろん容疑は個人情報の一方的な搾取。そりゃOSの履歴やキャッシュを全部吸い取っちゃうわけだから、こんなの違反に決まってるだろ!と前から思ってたけどね。これがもし今年の中間選挙で共和党が逆転すると、相当にヤバくなるらしい。だってそれってGOOGLEのビジネスの根幹だからね。
AMAZONも業績好調だったけれど、インフレによる業績圧迫懸念が相当に根強くある。フェイスブック(メタ)は業績の頭打ち感鮮明で株価大暴落。APPLEは次から次への新機種戦略とネットサービスで好調らしいけど水面下で独禁法で絡め取られそう。Microsoftはゲーム会社買収で躓いた。独禁法懸念で司法省が許可しないらしい。
そういう動きってなぜか中国と似てないか!?
4)なぜメタ(フェイスブック)が大暴落したのか?
決算発表を契機にメタの株価が先週大暴落でなんと約30兆円の時価総額を喪失したという・・・。この超大型株が30%近くも一日で暴落するなんて前代未聞の事態らしい。これなんだよねぇ・・・。GAFAMが怪しくなってきたという根拠は・・・。
普通どうやっても需給からしても決算売られても数パーセントがせいぜい。なのに1日でこうなるというのは・・・そりゃ売りまくた大口投資家が複数いるからだよ。地合いも地合いだけど、メタバースを標榜する将来性を従来ならば買ってもいいくらいの銘柄なのに、この有様ってことは・・・。
GAFAMの一角がこうなった。個人的には続くAMAZONもこうなると見て売り玉を仕込んだけれど、ならなかったけどね(目論見が外れた!)。
こういう事象って絶対に偶然じゃない!GAFAMの残りの銘柄も要注意ってことだろ!
5)米国長短金利が3%超えると企業は持たない?
今回のFRB利上げに関しては以前よりもはるかにマーケットは敏感に反応してると思わないか?まだ2月で現在金融緩和中!(苦笑)利上げは3月からだからまだ始まってもいないのにね。
思うに、FRBが年4回とか5回とか、毎回とか、利上げをしてゆくと、米国の企業って多分持たなくなる可能性があるんじゃないかな?(持たないというのは利益が激減するという意味で)またグロース企業や設備投資主導型企業の債務状況がメチャメチャ気になるのよ。それにインフレだからねぇ・・・。短期金利3%はきついし、長期金利3%は致命的だし・・・長短金利逆転なんてなるとそれこそ金融がヤバいから大暴落だね。何せ未曾有のジャブジャブ状態だからなぁ・・・・。
6)なぜ仮想通貨はここまで上昇したのか?
FRBのジャブジャブによって資金が仮想通貨に向かったから昨年の高値があったと解説されてるけれど・・・確かにそういう一面はあるだろうけど、本筋ってリスク資産からの逃避だったんじゃないか?もしも株式市場や債券市場が急落したりすると、一斉になだれ込んだりしてね。
そもそも仮想通貨ってリスクマーケットのバッファになり得るかもしれないし・・・。
世界の情勢もかなり不安定だし、インフレは米国だけじゃなく英国はEUも相当にヤバくなってきてる。英国なんか4月は8%という声もあるほど。なんか拍車がかかるとハイパーっぽくなる可能性も出てきてるしね。
7)気候変動で食料がヤバイ?
ビルゲイツが個人最大の農場主になったと書いたけど、温暖化にしろ寒冷化にしろ、今の気候変動は農作物に甚大な影響が出るという試算もあるけれどね。だからいち早くアグリビジネスを展開してると見るべき。あのアリババを追われたジャックマーも水面下でアグリビジネスの準備中らしいしね。
いよいよ、此の先、大豆、小麦、トウモロコシ等々穀物の暴騰時代に突入するのかもしれんね。
8)ビットコインは1億円まで行く!?
ビットコインは売られまくってもっと下がると思ったけれど、これが意外にしぶとくて反発傾向になってきて・・・。みんなこれからは金(ゴールド)でヘッジする時代とか言うけれど、本当かなぁ?金は現物以外は所有の実感もないし・・・。
それよりも仮想通貨、特にビットコインとイーサリアムなんじゃないかな?何といっても流動性の面で金に勝つだろう?
なのでこれから恐ろしい仮想通貨の上昇が開始される可能性はかなり高いと思ったり。1億円?分らんけど数千万はあり得ると思う。
9)プーチンはウクライナの穀物が欲しい?
プーチンって、NATO怖さにウクライナに侵攻すると評論家は異口同音だけど、まぁ、俺もそうかもしれないと思って記事を書いたけど、そんなねぇ・・・プーチンっていたずらに戦争をするような阿呆でもないと思う面もある。
とにかく今回のウクライナ問題はある意味プーチンのブラフで、根本は天然ガスと原油の価格を吊り上げる作戦なんじゃないか?とも思ってた。けれどももう一つの可能性・・・つまりビルゲイツやバフェット同様に食料危機を意識しているとすると、ウクライナを取ればロシアは米国を抜いて世界一の食料大国にのし上がる。
世界中が穀物を米ロから買う羽目になったりしたら、エライ状況になっちゃうしね。
プーチンって旧態依然の野蛮な独裁者じゃないと思うよ。戦争よりも金儲けとか軍事以外での覇権を狙うとか、とにかく野心家のビジネスマンじゃないなか?
10)地球温暖化対策の真の目的は?
なんか世界は欺瞞に満ちているからね。果たして人類に地球温暖化を食い止めることなんてできるのかな?なんて思ったりするし、もっというと地球の歴史では寒冷化へ向かう中のリバウンド局面であることはすでに分かっているんだよね。なので温暖化は嘘だとか、そういう武田先生のような言い方はしないけれどね。
今、石炭や原油、天然ガスの価格がほとんど暴騰状態になってて、これが世界中のインフレの元凶の一つであることは確か。でも同じようなことが他にもあるよね。
例えば癌になる、肺気胸になるとか、循環器疾患の元凶とか言われて喫煙はほとんど公共の場では不可能になった。そうなるとタバコの販売量は激減して、たばこ企業はヤバイと思いきやそれがそうはなってないんだよなぁ・・・。タバコは今¥500超になってるけど、やがては¥1,000、¥2,000となるらしい。そうなれば販売量が低下しても儲かりまくるんだよね。
地球温暖化って化石燃料と食料に多大な影響を及ぼしてる。爆発的に増大する電気の需要は冗談のような太陽光パネルじゃ賄えないことも十分に承知していながら世界中が推進してるってどういう事よ!?どうも胡散臭いんだよねぇ・・・。
いまは急落のリバウンド局面
まぁ、今のところの俺の見立てだと、今は急落のリバウンド局面で、米国三市場も日本市場も単なる調整を思わせる値動きになっていると思うけど、このリバウンドが出たことで、これから株式市場は暴落してゆくんじゃないか?と7割方確信してます。
急落の初期段階では、投資家は暴落するかもと身構えるけれど、下値で揉み合うと「単なる調整」と解釈して従来と同じように逆張りして買いに入る。またショートカバーも出たりするからリバウンドが数日続くことになる。その時は、なんか根拠のない安心感みたいなものを感じるんだよね。
けれども急落した根拠というのは全然生きてるわけで、大口はチャンスとばかりにポジションを手仕舞いにかかるから、下げ始めちゃう。その時「スワッ!2番底を見に行くか!?」と都合のいい解釈をしちゃってまたまた逆張ってしまう悲しい投資家の性よ・・・。
ビルゲイツもバフェットも、他の富豪連中も本当にシブトイからねぇ・・・。今回の下げの要因はもう十分に合理的解釈をしてると思うよ。分かってるんだよきっと。
それでなければ、メタのあんな暴落はないでしょ!
今後の相場は、個別でネガティブな材料が少しでも見えた銘柄は集中砲火を浴びるんじゃないか?と思ってて、1月下値を割り込むようなことになると、一気に行く可能性が高いと思う。正直、そなる理由は俺には分かりません。この記事で書いたように「直感」だけです。
老婆心ながら買いの逆張りは危険だと・・・。以上です。
(投資は各自の責任でお願いします)
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