米国5月ISM景況指数の悪化に賭ける:6月3日(月)後場

米国5月ISM景況指数の悪化に賭ける:6月3日(月)後場

日経平均¥20,410(▲¥190)

市場に売り疲れもあったのか、ショートカバーが出始めたのか判断が難しい後場になった。しかし依然として米中対立の懸念は色濃く残っている雰囲気は否めない。

後場の相場観

下値から¥100戻して引けた後場の日経平均だが、買い材料は全く見いだせない相場展開だった。確かにここまで下がると、テクニカルリバウンドの期待もあるかもしれないけれど、たとえリバウンドしたところでその後上値をイメージできるのか?という点で買いに行けない投資家が多かった気がする。

メキシコ関税問題も進展はなく、米中対立は好転の兆しはなし。となると、目先のリバウンドを獲りに行くのか??という興味だけ。

米国債10年物金利は2.131と戻らずに、原油価格も動きはほとんどない。それが市場のセンチメントであることは明らかだ。

そうは言っても主力の中では戻りを意識した動きがあった。中途半端な株価の位置ではあるけれど、9983ファストリはプラスして日経平均を押し上げたし、自動車もトヨタ以外はプラスで引けた銘柄もあった。

買っても仕方ない気がするけれどね。

Advertisement

後場の取引

6954 ファナック ¥17,865(▲¥638)
空売)¥18,200×400(含み益¥134,000
空売)¥18,170×400(含み益¥122,000
空売)¥18,165×200(含み益¥39,000
空売)¥18,150×1000(含み益¥300,000
空売)¥18,100×1000(含み益¥235,000
日経平均は買い戻され気味だったけれど、ファナックは逆行して売られた。ファナックの立ち位置からして、米中対立はもちろん強烈にネガティブだけど、先行き中国国内での投資が期待できなくなりつつあることが痛い。

さらに言うとロボット技術は特に米国技術の寄与度が高いので迂闊には輸出出来なくなる。となると、落ち込みをカバーするにはそれ相応の時間が必要になってくるということ。それが¥15,000の根拠といえば根拠です。


6857 アドテスト ¥2,520(▲¥31)
空売)¥2,515×4000(含み損¥20,000
空売)¥2,512×2000(含み損¥16,000
空売)¥2,510×4000(含み損¥40,000
やはり前場に感じたように逆行高したアドバン。まぁ、出来高も少ないし、ショートカバーされたら上昇するのも致し方なし。今夜、地合い回復でもすればいいけれど、難しいというのが俺の読みなんだが・・・。

Advertisement

6758 ソニー ¥5,168(▲¥89)
空売)¥5,245×2000(含み益¥154,000
空売)¥5,240×3000(含み益¥216,000
空売)¥5,236×3000(含み益¥204,000
空売)¥5,230×2000(含み益¥124,000
空売)¥5,220×2000(含み益¥104,000
ソニーも後場、下げ幅を広げてくれた。やはり個人投資家の投げが大きいんじゃないかな。株価の位置も関係していると思うけど、ファーウェイがスマホ生産停止しているという情報もあって、やはりソニーも影響は少なくないと言うことだろうね。


9984 ソフトバンクG ¥9,612(▲¥638)
空売)¥10,050×7000(含み益¥3,066,000
空売)¥10,030×2000(含み益¥836,000
空売)¥10,020×2000(含み益¥816,000
空売)¥10,000×2000(含み益¥776,000
第二発目のビジョンファンドに対して、海外投資家が非常にネガティブに考えているという記事が出て、売られたと思うんだが・・・。根底にあるのはやはり、中国との関係なんだと思う。

実際アリババの名前が出来てくるようなら、まだ下があるだろうし。この局面では買えないのは仕方ないね。

Advertisement

今回の金融相場がひとたび逆回転を始めると、リーマンショック級では済まないのは明らか。個人投資家にとってはこうした相場は一生に一度のチャンスなのかもしれませんね。

【短期投資家】ここで売り勝負で成り上がる、と考えるなら

リスクに備えて片張りのロング/ショートを習得する

リスクに備えて両建てのトレーダー手法を習得する

【デイトレーダー】デイトレで売りまくる、と考えるなら

デイトレードの珠玉テクニックを習得する

で備える。


7203 トヨタ ¥6,343(▲¥41)

空売平均)¥6,429×12000(含み益¥1,032,000
後場は戻り基調になって50程含みを溶かした。しかし個別で買われる動きと言うよりも、日経平均と連動した買い、と言う感じだった。まだ手仕舞いする場面じゃないと思うので、持ち越した。


7267 ホンダ ¥2,659.5(△¥8.5)
空売)¥2,647.5×3000(含み損¥36,000
空売)¥2,647.0×2000(含み損¥25,000
空売)¥2,646.0×2000(含み損¥27,000
空売)¥2,645.0×2000(含み損¥29,000
空売)¥2,644.0×2000(含み損¥31,000
空売)¥2,643.0×2000(含み損¥33,000
後場も引き続いて買い戻し優勢の展開で結局数少ないプラス銘柄入り。この辺の値動きは要するに需給なんだろうと思う。決して地合いが良化したわけじゃない。

Advertisement

本日の収支:(前場・後場合算)+¥5,920,000


後場の反省と今夜の米国市場予想

結局後場の日本市場も積極的な動きは皆無。強いて言えば9983ファストリが買われたくらいで後はショートカバーだと思う。そのファストリにしても、中国関連なわけで、早々強い動きが継続するわけではないと思うけどね。

さて、前場の銘柄はすべて持ち越し。ここは強気で行くことにした。日経平均は下限だと思うんだが、それもワンアクションで突き抜けるだけの地合いだと思うからね。まだVIXも19台で本格的に米国市場は悪化してるわけじゃない。要するに下げが足りない!?

その意味では今夜、ISM製造業景況指数がある。これは結構悪化してると思うので、そこも狙い目だね。米国市場は今夜も下げると思う。

Advertisement