これだけ戻る理由は何!?:3月17日(木)後場

これだけ戻る理由は何!?:3月17日(木)後場

日経平均株価 ¥26,2652(△¥890)

いくら何でもこれだけ戻す理由はない!と思えた相場

後場の相場概況

日経平均は引け値で極めて堅調な動きになって、アイキャッチ画像に掲載したように、窓を空けて寄り付いてから大陽線を形成し、25日線を余裕でクリアしてきた。海外勢がここまで思い切って買いを入れてきた理由の一つにウクライナでの停戦合意が近付いているというポジティブ・ファクターが控えているからだろう。これで仮に停戦合意に達すると、資源やコモディティを押し上げた戦争プレミアムが、株式の場合下落方向に働いているから、さらにもう一度飛び上がる可能性があり、その場合は75日線に到達するかもしれない。

ここで言う戦争プレミアムとは、いままでPER12倍台で推移してきた日経平均が標準的なPER13.5の水準に戻ること、と思う。今日の引け値でPER13.07まで戻しているので昨日にEPSで計算すれば¥27,526となり、再度¥900高が必要になってくるが・・・。ちなみに75日線の水準は今日は\27,518なので・・・。何事もなく停戦に関する希望的な発言が協議に参加している代表から出続けるとそのシナリオは十分にあり得る。

さて、そうは言ってもバイデン大統領はプーチン大統領を「戦争犯罪人」と呼び捨て、プーチン大統領は激怒して反発した。要するにこのやり取りこそが、今回のウクライナ武力侵攻を誘発した原因だと俺は思う。つまり、喧嘩は台頭だと決着がつくまでやらないといけないわけで(英雄並び立たず)、仮にバイデンが懐の深い老練な政治家ならば、プーチンは戦争を断念したかもしれない。

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しかし以前書いたように、今のG7のトップの面子を書きだすと、バイデン、ジョンソン、ショルツ、マクロン、トルドー、ドラギ、岸田、ろいう面々でプーチンと習近平に対するわけで、明確に世界のリーダーと言える人材は見当たらなくて、それぞれが台頭の関係だと思っている。自覚の全くないバイデンさえ黙らせれば、プーチンを制することが出来る人材はいない。ということでプーチンはそれを意識したからこの時期の侵略となったと思う。

さて、いずれにしても、昨夜の米国市場といい、ここ2日間の日経平均といい、利上げがインフレに効果が出始めた兆候があったなら別だが、金融政策が転換した瞬間から大きく上昇するというのは、ちょっとわかり辛い。米国では長短金利差が急接近していつ逆転してもおかしくない状況にあるし、そうなれば金融機関の利ザヤが失われ、企業の資金調達は厳しくなる一方。さらに企業や個人の金利負担も増大する傾向で、景気の先行きには懸念ばかり横たわる。

というかいまだに株式市場の反応は金融ジャブジャブ相場のそれだったことが、最も納得できない点だからね。

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後場の取引とポジション

1605 INPEX ¥1,318(△¥28)
買)¥1,294×10000(含み益¥240,000
買)¥1,290×20000(含み益¥560,000
明日の寄り付きが米国SQで、原油はこれで仕切り直しになる、ということで、買いに転じてみた。需給がかなりタイトなことは間違いなく、ジワジワと戻してくれると思うし、権利取りも動きも期待できる。先高感の高い銘柄だからね。みんな権利欲しいだろうから。


1699 原油先物 ¥289.4(▲¥2.3)
買)¥289.7×30000(含み損¥9,000
買)¥289.3×70000(含み益¥7,000
買)¥289.2×10000(含み益¥2,000
買)¥288.9×10000(含み益¥5,000
米国SQ狙い。予想は$90だったけど、そこまではいまのところ到達せずだった。あまり気合を入れても何なんで、とりあえずの分だけ買ってみたけど。

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8306 三菱UFJ ¥759.1(△¥19.1)
空売平均)¥757.6×120000(含み損¥180,000

8316 三井住友 ¥4,031(△¥56)
空売)¥4,032×2000(含み益¥2,000
空売)¥4,031×8000(変わらず)
空売)¥4,030×4000(含み損¥4,000

8750 第一生命 ¥2,494.0(△¥41.5)
空売)¥2,497.5×4000(含み益¥14,000
空売)¥2,497.0×4000(含み益¥12,000
空売)¥2,496.0×2000(含み益¥4,000
空売)¥2,495.0×2000(含み益¥2,000
空売)¥2,494.0×4000(変わらず)

とにかく金融株は朝、玉砕してしまって悔しくて、もう一度チャレンジすることにした。だいたい、10年物金利は景気の先高観が出なければ早々上昇するものじゃないし、一方短期金利はFRBが確実に引き上げる。もうすぐ長短金利が逆転しそうな展開なので、これで買い優勢ってことになると、金融株は何でもいいんじゃん!ってことで需給だけになってしまう。

ロシアの問題もあるし、どの道金融株はこの先グラグラする局面になるだろうからね。性懲りもなく、というやつだよね。

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6758 ソニーG ¥12,270(△¥450)
空売)¥12,270×4500(変わらず)

8035 東京エレクトロン ¥57,870(△¥2,680)
空売)¥57,780×1000(変わらず)

6857 アドバンテスト ¥8,870(△¥360)
空売)¥8,870×4500(変わらず)

昨夜のNASDAQはなんとなんと、3.77%もぶちあがった。しかも長期金利高の最中にだ。長短金利接近ということもあり、今夜あたりはたっぷりと反省してもらわないと気分が悪いよ。というわけでこのままイケイケやられちゃうとね。昨日の上げはショートカバーと読んでるわけで。。。

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9983 ファストリ ¥59,910(△¥3,880)
空売)¥59,910×1000(変わらず)
ファストリも外資のショートカバーが主導した大幅上昇だという気がした。それ以外に買われる要素はまだ出ていないと思うし、あとは日経のエンジンってこともあるけど、今日はそんな必要もないし・・・。カウンター狙いで勝負した。


本日の収支(前場・後場合算):+¥380,000


雑感彼是

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俺は相当にヘソが曲がってるんだよ。自分でも自覚してるしね。だから相場が堅調に上昇しちゃうと「?」となって、今日のような急騰の時にはもう否定し始めちゃって悪材料を探し始めちゃう。

なのでいままで、相場がコノパターン時、大きくやられるんだよなぁ・・・。日経平均が問答無用で上昇するときって、いろいろなことを無視して買われるからね。今日なんかウクライナ停戦期待とかいって投資マインドが緩んでたという要素もあった。

けれども停戦交渉しながら民間人を殺しまくってる、なんて聞いたことない。だってそんなことしたら停戦になんかなるはずがないからね。ウクライナの交渉団は甘いこと言ってるけどゼレンスキーは困難と。それが本心だろうと思うし・・・。

米国も停戦なら、ドローンを送ったり新たな支援も必要ないはず・・・。ましてバイデンがプーチンを「戦争犯罪人」などと揶揄して煽るようなことも言わないだろう。

米国のインテルジェンスは何か掴んでるか、または米国がなにか作戦行動中と見るけど。プーチンを悪者にしておかないと都合の悪いことを画策してるっぽい。