米国のインフレは甘くなかった!
- 2022.06.10
- トレード雑感
やはり予想通りとんでもない数値が飛び出した5月米国CPI!
21:30 | (米) 5月 消費者物価指数(CPI) [前月比] | 0.3% | 0.7% | 1.0% | |
21:30 | (米) 5月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] | 8.3% | 8.3% | 8.6% | |
21:30 | (米) 5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比] | 0.6% | 0.5% | 0.6% | |
21:30 | (米) 5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比] | 6.2% | 5.9% | 6.0% |
こうなることはある程度分かっていたし、これにベットするのは勝負としてありだったと思う。中でももっとも注目したのはジャネット・イエレン財務長官の発言で、数度にわたって「インフレは一時的という認識は間違っていた」と前FRB議長で現役の財務長官である彼女が、率直に誤りを認めたことや、さらに「インフレは長期化する」と雇用関連分析の第一人者が雇用のコストプッシュを認めていたこと。これは、現役のFRB議長の時にも、常に非常に率直にフォワードガイダンスをしていたことが印象に残っていたから、重要視していたわけだよね。
何しろ当時は一番、株式投資で苦労していた時期だったからね。常にイエレンの発言を信じたポジションを取って何とか生きながらえたという思い出がある。
それは別として、これで6月は今の原油価格を見ても、さらに激しくなることは容易に想像できるし、これ一発で安易な楽観論を吹き飛ばすだけの威力があったと思う。この数字は見た目以上に米国のインフレが激しさを増していることがよく分かる数字だよね。前年同月比では8.6%はもちろん3月の8.5%を上回ているけれど、前年3月は2%台だったのに5月は5%に達していたからね。そこからそれぞれ8.5%と8.6%じゃ相当に違うじゃないか!
これはねぇ・・・米国市場が開いてみないと分からないけれど、キツイ下落になる可能性が相当に強いね。しかもドル円の反応も思いろかったけれど、これってジワジワとドル安になるんじゃないかな。
まぁ、とにかく米国の動きを見てみることにしよう。
そして気が付いたことがあったらその都度、記事にしてアップしようと思ってます。
それにしても・・・生きた心地のしないポジションだったなぁ・・・。マジ、21:30直前には動悸がしたよ(苦笑)
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