FOMC翌日(今夜)の相場は大荒れ!
- 2022.06.17
- トレード雑感
何やら恐ろしくキツイ下げになりそうな今夜の米国市場・・・ダウCFDが寄り前だというのに▲$620とか付けちゃってて、そしてもう一つ大きいのが日経平均CFDと米国市場(特にダウ)がきっちり連動して動いてるよ。もしこれまでの日経平均の強さがドル円に起因するものであったなら、いま¥132.850まで極端な円高方向へ動いているので、納得が行く動きなのかな?とも思うよね。
・・・・・・
今、米国市場が寄り付いた。大幅GDからさらにダウが下げて▲$700を突破してる・・・。いきなり昨日の今日で▲2.25%とか、NASDAQは▲2.70%で▲300pだって。ドル円は¥132.750。
・・・・・・
ダウとの連動制を回復した日経平均CFDはほぼダウと同じだけ下げてる。けれど、今夜俺が最も注目してるのは原油価格でね、現時点でWTI原油は$113を割り込んでる。米国債金利も10年物が一旦は低下したものの、現時点では回復してきて3.430pと上昇。で、俺が思うに、原油のような投機相場では「約6兆円のQT+0.750pの利上げ」はかなり大きく影響し得来るんじゃないか?と言う事。同時に一旦は昨夜反発したHYGチャートも再び下落して直近底値に並んでる。これもまた今夜は突き抜けてくるだろう。
と言うわけで、そうした株式市場以外のところで、比較的ダイレクトな影響が出てくるんじゃないか?と思うんだけどね。あっ、いまWTI原油は$112.50まで突っ込んで反発したけれど・・・。今夜は場合いよっては$110割れがあると思って(期待感を込めて)見てるけど。流石に需給だけでは、これ以上は重いという局面でインフレと金利高で維持し辛いわけで、そこに米国が国防権限法に基づく国家戦略備蓄を放出するかも、と言うニュースや、バイデンーサルマン会談も控えてる現時点では、下手に$120、$110なんていう価格体で持ってられないはずだから。
さて現時点では、昨夜の株式市場の反発はショートカバーによる単なる綾戻しだったわけで、現時点では三市場ともにさらに下値を掘りまくってる状況。そしてFOMCが終わって明日は日銀政策決定会合となるわけだけど、これが新しいリスクかもしれないよ。
今日、一番の失敗は、自動車をトヨタしか売り持ちしなかったこと。多分というか結構な確率で日銀が何らかの動きをしてくるだろうから、それもYCCに関して10年物国債の上限を0.250%から引き上げるんじゃないか?と予想しているので、ドル円が大きく巻き戻すんじゃないか?と思ってる。いくら何でも0.250%はないだろうと結構な圧力もあるはずで、円安を一時的に解消するという意味でも、0.500%くらいに目標を変更する可能性があると見るけどね。
そうなると急激な円高で、トヨタはもちろんだけどSUBARUとか三菱自動車など、円安で上昇してきた銘柄が売り込まれる可能性が出てくるんじゃないかな。
まぁでも、今日のザラ場ではそこまで頭が回らなかった。
とこうして書いている間に、何と原油が大幅反発してる!なんだ!?この棒上げは!陰線なしで一気に$2も持ち上げられてる!WTIは$114.50~114.70辺りがレジストラインなんだけど・・・ヤバい!$115直前!ぶち抜き!$115.50突破!なにかニュースがでたのか?それとも大きなショートカバーが出た!?
またまた裏目、逆目、涙目(苦笑)
こんなのがあるんだぁ・・・やはり原油は一筋縄では行かんねぇ・・・。甘かった!
うわっ!それにしてもダウが▲$850って・・・。▲$1,000落ちもありなのか?今日に限って完全連動してる日経CFDも▲¥800じゃないか!しかももっとひどいのはNASDAQで▲4.26%ともはやボロボロ。スイス中銀の14年ぶりの利上げがショックだったと言われているけれど、そんなの関係ないよ。とにかく「6兆円QT+0.750利上げ」の洗礼だな。
SOXなんかは▲6.00%、VIXも11.75%上昇で33.10!
米国債10年物金利がリスクオフで急低下!しかも日本国債10年物金利が0.284%!指値オペ完全無視!
こりゃ大引けまで、どうなるか全く予想がつかないよ。雰囲気としては、何やら大暴落の雰囲気が漂ってる・・・。何かあるわけではなく、こうなるというのは・・・。
あとは原油なのよ。いま(0:05am)$116突破!恐ろしいほどの買い圧力!
-
前の記事
FRBの利上げ姿勢に大きな違和感:月16日(木)後場 2022.06.16
-
次の記事
下がらない原油価格とFRBの金融引き締め姿勢 2022.06.17