戦後レジュームからの脱却が一番できなかった人

戦後レジュームからの脱却が一番できなかった人

安倍元首相の殺害事件でにわかに浮上した統一教会問題。だいたい反共にピッタリということで安易に支援した米国、その米国に忖度した日本のフィクサー達。あっという間に日本に蔓延した反共団体である勝共連合などは、まさに当時の日本の政治家が後押ししてるしね。キリスト教っぽいところが米国の後押しを得たと言われてるけど、だから当時のフィクサーであった児玉誉士夫とか笹川良一とか岸信介は、思い切り脛に瑕があるわけで、米国には忖度しまくりだった。

なので、岸信介、佐藤栄作、安倍晋太郎、安倍晋三って続くこの親戚筋はみな、統一教会を後押しすることで米国の顔色をうかがうし、それに賛同する国会議員もたくさんいたし、現在も自民党を中心に一大勢力になってるってことだよね。感覚的には当時のような思想的なものや、戦後政策における日本の地位確保みたいな大義はなくて、清和会における自分の保身だけを考えた馬鹿者ばかりだと思うけど。

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俺だってだ大学生の頃、下部組織の原理研究会に入信の勧誘を受けたことがあるよ。受験で疲れ切った新入生なんかが狙われて、中には洗脳されて身も心も統一教会に捧げちゃうなんて学生が続出したこともあって、大学側もそういうことにかなり神経質になっていたしね。

授業の合間に友人と待ち合わせしていると、つかつかと三人くらいの学生風の男女が近寄ってきて、いろいろと話しかけてくるのでね、こっちは同じ大学の学生だと思ってるから、最初は気軽にいなしてたけど、コピーの変なビラを出してきて徐々にあらぬ方向へ。友達が来るまでの暇つぶしのつもりで話に付き合ってたんだが、そのうち友人が現れたので「じゃ、頑張ってね」と言って去ったけどね。

後で聞くとあいつ等みんなニセ学生だったみたいでね、田舎から状況して独り暮らししてる学生なんかは、きっかけが出来るととことん狙われちゃうみたいだった。当時あるサークルに入っていてその部室が哲学研究会の真横でね、相当ヤバい思いもしてたし、高校時代にはまぁまぁやんちゃもしてたこともあって、怖くはなかったけど。

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とにかく学生は狙うわ、霊感商法で壺は売らせるはわ、変な教義書は買わせられるわ、といったカルトのワンパターンを確立したのが統一教会だと思うし、そのくらいのことは、いくら馬鹿でも国会議員なら結構知ってるはずなのにね。でも、議員になって派閥に入ってそこで統一教会押しなんかやってると、保身に走るんだろうけどね。

毎年日本人信者からかき集めたカネのうち600億円も韓国の本部に送金してたって?日本支部も滅茶苦茶美味しい思いをしてるのだろうから、1000億円くらいは集めてるんだろうねぇ・・・。そしてそういう犠牲者の一人が安倍元首相を殺害した山上容疑者の母親だったということだろう。しかし・・・何もかも吸い尽くして自己破産させるという手口はね、いくら信教の自由が憲法で保障されているからと言っても問題大ありだよ。ましてそういうことが頻繁に起こっているということを薄々知りながら、世界平和統一家庭連合(統一教会)を支持してる政治家、国会議員はね、国民から厳しく追及されて当たり前だよ。というか、そうならないとおかしいよね。

森友問題、加計問題、桜を見る会問題ときて、最後は統一教会に蹂躙された家族の一人に殺害されてしまったという落ちがついた安倍元首相。その女房は電通の出身で布袋を呼び出してはいちゃついて森友学園の名誉校長までやろうとしてた。それで亭主が統一教会絡みで殺されちゃうと、政府はその国葬を電通に丸投げするって、これ、どう思います?

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これで少しくらい変われなかったら、もう日本もダメでしょ。

亡くなった安倍首相のキャッチは「戦後レジュームからの脱却」だった。功績は多々あれども結局脱却できなかったのは安倍元首相自身だったのかもしれないね。

なんか、疼くんだよねぇ・・・。