米国市場はネガティブに傾く!?8月3日(水)後場

米国市場はネガティブに傾く!?8月3日(水)後場

日経平均株価 ¥27,741(△¥147)

さほど足腰の強さを感じなかった日本市場。米国市場はネガティブに傾く!?

後場の相場概況

今日の日本市場は円安に傾いた分の上昇、という感じ。さほど買われてもいないと思うし、個別株で足腰の強さを感じた銘柄もすくなく、この夏は米国市場と為替次第、という主体性のない相場になるんじゃないかと思う。決算も期待を裏切るとまでは行かないものの、良好とは全く言えないものが多い。

まず昨日、米国金融子会社の債券損失を計上した三菱UFJが売られた。そして昼に発表された川崎汽船の増配がショボすぎて嫌気売りされ、期待を完全に裏切ったSUBARUがとめどもなく売られて急落した。反面ソニーGやダイキンといったお世辞にも良好とは言えない銘柄が、売られることなく上値追いをする・・・。そして大引け後には相変わらずやらかしまくる野村が凝りもせずにまたやった。

こうなってくると残りの期待はトヨタとエレクくらいしかなくなってきたということ。決算が始まって確かに日経平均のEPSは¥80ほど持ち上がって入るけれど、大幅な円安を考えるとどう見ても来るべき景気後退を意識し始めたものに見える。

感覚的にはやはり、今年の決算ピークは1Qと見えるし、ずれ込んで2Qがあっても下期は下方修正が相次ぐと思う。なので株価的には今の時点では日経平均¥28,000に非常にピーク感があると思う。

さてこれで、中国の出方次第では今日明日くらいは、急落を警戒しながらの相場になるかもしれないね。



後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,375(△¥155)
空売平均)¥14,362×4480(含み損¥60,000
ザラ場中に米国ダウが高いことにそもそも違和感を感じながら後場は前回で売り玉を投下した。今の米国センチメントは弱気に傾きつつある。そんな中で反転上昇継続は無理だろう、という見方をしたから、後いは玉数建て捲り。アワヨクバ中国が何かしでかしてくれると・・・。

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9983 ファストリ ¥81,810(△¥1,210)
空売)¥82.680×1000(含み益¥870,000
いくら何でもファストリだけで日経平均を吊り上げると言っても限界があるだろうし、今日はダイキンとのタッグで日経平均を¥70以上押し上げた。ということは上げ分の半分はかなり意図的な上昇と言えるかもしれない。けれども、株価は相当高いところまで来ていて、窓空け上昇の上髭付きの陽線となって、流石に天井感も出ているのでね。相場が弱くなったら一気に売られる可能性もあるとみるけどね。


6367 ダイキン ¥23,910(△¥910)
空売)¥24,000×2000(含み益¥180,000
さて、あの決算でここまで買われるというのは、やはり日経平均を吊り上げるため、みたいな感覚が同氏も否めないんだよ。やはり日本の輸出株全般に言えるけれど、「円安」なんだよなぁ・・・。欧米がリセッション入りは確実で、なおかつ中国の不動産も完全に崩壊状態となると、ダイキンにとっては相当苦しい下期になるはず。にもかかわらずこれだけ買われた。こんなんでPER30でいいのかねぇ・・・。

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6954 ファナック ¥22,460(▲¥160)
空売)¥22,485×1000(含み益¥25,000
空売)¥22,460×1000(変わらず)
ファナックは切り返されるリスクが相当に大きいけれど、やはり何と言っても中国経済の崩壊状態が気になるし、欧米向けの自動車が支えになるのだろうけど。なので日本の自動車以上にロボット化が進んで好業績期待もあるけれど、ちょっと苦しい状況には違いない・・・。


7974 任天堂 ¥56,700(▲¥1,100)
空売)¥56,910×1000(含み益¥210,000
任天堂は決算勝負!というわけで決算出たけれど、なんというか円安のみ!一時期任天堂は円安メリット銘柄で有名だったけれど、円高が苦しいということで、為替の中立化を推進していた。けれど、また円安バンザイ銘柄に戻ってる!経常利益は大幅増してるから好感する投資家もいるとは思うけど、明日の株価はその辺の評価がどう出るかだね。もちろん担がれても後悔はしないよ。

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本日の収支(前場・後場合算):¥2,250,000


雑感彼是

いま中国は不動産バブルが完全に崩壊して、国内経済はとんでもないことになっている。とにかく住宅取得した個人が何十兆円という規模で返済拒否とか、本当に考えられない事態になっているんだよね。で、そもそもそれにも原因があって、中国ではマンションを施工した時点で販売してしまうから、会社が傾いて工事が止まれば、先にローンの返済が始まると言うことが当たり前のように発生している。

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なのでそういう人たちはもちろんローンの返済などして苦もないわけだけど、すでに引き渡しになって住んでいるひとも、不払いに便乗してしまうからね。とにかくこの不動産バブル崩壊というのは中国経済をとことん破壊するだろうし・・・。エスカレートすれば、人民に対する弾圧もあり得ると思う。

さてそんな状況下でペロシ下院議長は訪台を強行したわけで、しかもこれ見よがしのパフォーマンスで、まるで中国当局の神経を逆撫でしまくってる。例えば、習近平は、李克強にその地位を脅かされながら国内の問題に四苦八苦して、もはやゼロコロナはすっ飛んだ。そこに今度はペロシに面子を潰されたとあっては、何もないでは済むはずもなし。

このままでは、とても共産党大会でその地位を認知させることはまず不可能。それでなくても事前の北戴河会議で長老たちにぼろ糞言われるだろうからね。

となれば、何もなし、ではとても済まないだろうし。

これ、一見大したことのないように見えるけれど、習近平は必死だよ。