週始めの日本市場はグチャグチャ!:10月11日(火)前場

週始めの日本市場はグチャグチャ!:10月11日(火)前場

日経平均株価 ¥26,480(▲¥635)

景気後退懸念なのか、地政学リスクなのか、はたまた為替なのか・・・危険な地合いだと思う。

前場の相場概況

三連休明けの日本市場はもう出鱈目な動きをして、相場はグチャグチャ!大幅GDでスタートしたのは分るけれど、流石にPER12.2レベルから多少は戻すだろうという目で見ていたけれど、10時40分から相場は先物売りをきっかけにガツンと下げてしまった。

こういう動きのトリガーが何だったのか、全く分からないので売り玉も建てられずただ傍観してただけ。ニュースも速報もないので、日本市場の情報力のなさが浮き彫りになる。EUROが激しく売られてるので、恐らくロシアの軍事行動が何かあったのかもしれない。

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ロシアのウクライナ全土に対する報復攻撃は、今回のウクライナ侵攻がロシア系住民の済むエリアの侵略だけでなく、全土を無差別に攻撃するもので、これに対して欧米は激しく反発している。この流れは非常に厄介で相場が地政学リスクを意識し始めたのではないか?と思う。

12日のPPI、13日のCPI、FOMC議事要旨の発表を前にして、地政学リスクを相場が意識するとなれば、この相場はますます混沌としてきて厄介なものになるよね。

なんか手が出ないなぁ・・・。それにしてもニュースがないなぁ・・・。

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前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥13,210(▲¥635)
買)¥13,300×1000
買)¥13,290×1000
買)¥13,280×1000
買)¥13,270×1000
売)¥13,400×2000(+¥210,000
売)¥13,300×1000(+¥20,000
売)¥13,270×1000(変わらず)
日経平均がGDから下押ししてPER12.1台にまで来たところで、買い向かって戻りを獲る気でいたんだけど・・・。半分は上値が重くなってから利食いしたのはいいけれど、10時40分あたりからの急落場面で泡を食っての売りでなんとかマイナスを回避した。けれどもその後の下落は、何もできずに傍観するのみ。いろいろニュースを探してみたものの、何がトリガーになったのか分からず。先物に売りが出たけれど、まさかこの位置から売り仕掛けをするような根性があるんか?みたいなね。

それで自分なりに考えたのは、やはり地政学リスクなんじゃないかと。何か動きがあってそれを懸念した外資の先物売りだったんじゃないか?と思った。けれどもその何かが全く分からず。ちょっと相場が変だよ。やはりまともに向かっても勝てない相場なんだ、と改めて思った。

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前場の収支:+¥220,000


雑感彼是

俺は地政学リスクだと思ったが日経は「米金融引き締めが景気を冷やすという警戒感が改めて広がった」なんてさらりと書いてる。本当に適当にやってるな、という気がするけどね。でも何かを嫌った先物売りという見方をすべきなんだよ。何もなくてこういう売り方はしないもの・・・。

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さて、三連休が本当に邪魔になって、まともにポジ建て出来なかったけれど、結果として日経平均は▲¥635も急落しているわけで・・・。そんなザラ場で売り物が出てさらに下を、というのだから、手も足も出ないよ。日経が寄り付き後、もう少し戻してくれたらそこで売り建てということも出来たのかもしれないけれど、今日のザラ場じゃ何もできなかった。

しかし今日の日経平均など、上がり目は全くなかった。米当局が半導体関連の対中輸出制限を全面的に強化したことで半導体製造装置関連は急落、そしてファストリも大きく下げたらどうやって日経平均が戻りというの?みたいなことだよ。

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またブルームには業績相場を意識した記事も出始めた。

さらにこの先の景気悪化懸念、金利上昇懸念を嫌気して日本の機関投資家が米国債を売り始めたという記事。

こんなことがトレンドになるようならば、予想外に早くドル安転換する可能性も出てくる。もっとも債券を売却してもその資金をドルキャッシュでキープするという選択肢もあるので、通貨安に耐えかねた各国が政府単位でそれを始めるようなことにでもなると、いよいよヤバイことになりそうだけどね。

昨夜記事を書いたけど、今後の相場の鍵を握るのは、インフレや利上げ以上に為替なんだと俺は思う。でもね、そうなるとあまりに難しくて複雑で、とてもじゃないけれど俺レベルの素人には、太刀打ちできない相場になってしまう・・・。

本当にとんでもない相場だよ。