いよいよ金融が怪しくなりつつある！？：12月16日（金）後場

日経平均株価　￥27,527（▲￥524）

後場の相場概況

それが金融当局の意向だとすれば、しかも明確にターミナルレートを引き上げてきたら、そりゃもうこれ以上買いあがるわけには行かないだろうし、俄然今のうちに利食いしておく、というセンチメントが働くだろう。

その上ここから年末にかけては、様々な理由の売り物が、大量に市場に出てくることも、非常に危険なこと。言ってみればそのためにここまでダウを吊り上げてきたとも言えるわけで、各種ETFに対してどういう売り物が出るのか見当もつかないけどね。

いずれにしても、11月の経済指標でこれだけ弱ってる数字が出てくるわけで、こうなると12月、1月ととんでもない状況になるのはほぼ確定的、というか分かってることだろう？インフレどころか、米国がいま一番気にしなくてはいけないことはむしろデフレに陥ること。

考えてみれば、明らかにFRBは来年金利を維持するという、オーバードース状況になってこれでほぼ間違いなく米国経済はリセッション入りすると思うし、それが従来のように短期で終わらない可能性が非常に高いと思う。

積もり積もった莫大な負債の処理には企業でも個人でも、とんでもない時間がかかるというのを、日本は経験してる。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥14,180（▲￥525）
空売平均）￥14,732×5520（含み益￥3,040,000）
少し売り玉を後場寄りから追加して持ち越す。今夜下げたら月曜・火曜は買い勝負できる環境になるかな？でもドル円が巻き戻ってしまうと厳しいかも。

8316 三井住友　￥4,664（▲￥25）
空売）￥4,734×4000（含み益￥280,000）
空売）￥4,729×4000（含み益￥260,000）
空売）￥4,728×6000（含み益￥384,000）
日銀会合前に一旦は利食いになる。それが当然のようなチャートだし、後は日銀の政策修正がないのなら、金融株には大きなリスクが残るわけで・・・。

9983 ファストリ　￥81,600（▲￥2,970）
空売）￥82,130×1000（含み益￥530,000）
SBGが売り辛いから、ファストリを行かざるを得ない。でも、海外勢が今日ポジションを建てたならば、まだまだファストリは弄られるよ。

6758 ソニーG　￥10,855（▲190）
空売）￥10,910×4000（含み益￥220,000）
空売）￥10,905×4000（含み益￥200,000）
お約束通りソニーは売りでしか勝負出来ない。しかも今日は絶好のタイミングになった気がして、大きな玉を建てて勝負。絶対に買いじゃないと思うしね。

6963 ローム　￥10,520（▲￥190）
空売）￥10,500×1000（含み損￥20,000）

6861 キーエンス　￥55,520
空売）￥55,740×1000（含み益￥220,000）

ローム、キーエンス、とくれば値嵩株の代表格でもある。けれどいかな優良な銘柄としても、需給には勝てないというのが株式相場だしね。勝負するなら行くしかないと思ったので。

8035 東京エレクトロン　￥43,780（▲￥2,050）
空売）￥43,880×2000（含み益￥200,000）

6857 アドバンテスト　￥9,530（▲￥310）
空売）￥9,520×4000（含み損￥40,000）
空売）￥9,510×4000（含み損￥80,000）

勝負だから、この2銘柄は外せない。本当ならばレーザーも、ということだけど需給が難しくて見えないから諦めた。板が厚ければ村田、TDKという選択もありだと思うけど、あまりに厄介すぎるから。やはり半導体だよね。

6594 日本電産　￥7,786（▲￥262）
空売）￥7,849×4000（含み益￥252,000）
空売）￥7,786×4000（変わらず）

6367 ダイキン　￥22,045（▲￥490）
空売）\22,185×1000（含み益￥140,000）

勝負するなら外せない2銘柄。性懲りもなくダイキンを・・・。

4755 楽天　￥612（▲￥13）
空売）￥614×15000（含み益￥30,000）
空売）￥613×11000（含み益￥11,000）
空売）￥612×12000（変わらず）
だいたいヤバイ会社は高利の資金に手を出す！14％もの社債で資金を集めなきゃならないというのは、ほとんど年貢の納め時が近い証拠。多分、ハイエナを狙ってるのはSBGだろうけど。そろそろ部門を切り離して売って行かないと間に合わないよ！

本日の収支（前場・後場合算）：+￥10,320,000

雑感彼是

恐らく今週末の米国SQでとんでもない下落相場になるんじゃないか？と思ってるんだ。確信はないけれど、米国の大手銀行やファンド、それに欧州系の金融機関はいきなりこの12月になって危機的状況に陥り始めた。なので、有事の時に耐えられる体質に近付けるために、大きなポジション整理を余儀なくされると思う。

また企業業績も表面化していないだけで実際は本当に厳しい状況に追い込まれてると思うんだよね。ニュースには通常の事業活動しか出てこないけれど、米系企業は昨年まで莫大な投資を毎年行ってきたし、債券発行も尋常じゃない金額やってるし。その上利払いがこれだけ増えてしまうと、普通の企業ならば利益は吹っ飛ぶ。

気が付くと、と言うわけではないけれど、ここにきてみんな、ネガティブな事情を無視できない状況に、追い込まれたと言えるしね。パウエル議長は、もっとまじめにマーケットをやってください、みたいなことを言いたかったのかな。

でもFRBも遣り過ぎた。いまはFRBが考えているより、企業は酷い状況だってことを分からないんだね。