密集した移動平均三線上のホバリング:2月27日(月)後場

密集した移動平均三線上のホバリング:2月27日(月)後場

日経平均株価 ¥27,423(▲¥29)

ジリジリと戻すも方向感はナシ。密集した三線上のホバリングか?

後場の相場概況

地合いが好転すればドル円の円安の恩恵を受けると思うけれど、海外勢が動きづらい3月を目前にして、需給中心の相場になりそうな感じになってきた。相変わらず日本市場の買い材料と言えば、ドル円以外に見当たらず、小型株は需給が緩む3月は要注意だと。それは毎年のことだけどね。

個人投資家にとってこの時期は本当に危険な時期と言える。今回日本郵政によるゆうちょ銀行株の売り出しが発表されているけれど、なにもこの時期は事前にアナウンスされた売り出しばかりではないしね。投信の組み換えやら何やらで、いきなり大量の売り物を見舞われたりすることは多々あること。

しかも3月は決算月とあって、企業のみならずファンドの運用成績もきっちりと公表しなければならない。その上3月はMSQがあって、積み上がった先物やオプションのポジションを解消してくるという事情もある。さらに言うと秋口の高値銘柄はどうしてもロスカットやショートカバーが交錯しやすいということもあって値動きが荒くなる。

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こんな時に、大人の事情で揉めれてしまうと、個人投資家にとっては痛手が大きすぎるよね。何が何だか分からないうちにやられてしまうというのは、絶対に避けたいところ。

以前小型株を中心に取引していた頃は、3月は本当に逃げ回っていたという印象がある。大きく獲りたいのは山々だけど、とにかく目先の薄利を積み重ねようと必死だったし、危うい場面も紙一重で免れたなんてしょっちゅうあった。

景気も米国市場も為替も大いに気になるけれど、とにかく3月は安全第一で行くと毎年決めてるよ。

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後場の取引とポジション

8306 三菱UFJ ¥965.8(△¥2.8)
空売平均)¥970.8×50000(含み益¥250,000) 
 

8316 三井住友 ¥5,918(△¥69)
空売)¥5,910×4000(含み損¥32,000

空売)¥5,887×4000(含み損¥124,000
空売)¥5,867×2000(含み損¥102,000

ここで利食いになるという読みは、今回ばかりは結構自信があったんだよ。タイミングとしてはここまで上昇してきたメガバンクなどは絶好の売り場だと思うし、このままでも金融政策決定会合が無風だと予想されるから、それを待つことなく利食いされるはず・・・と言うのが読み。

けれどもなんとなくUFJは売り物が出ていたと思うけど、三井住友はまだその気配がなかった。ポジションも外すに外せずそのまま持ち越しになったけれど、今夜の米国市場がリバウンドになると明日は結構辛いかもしれない。

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9101 日本郵船 ¥3,642(△¥47)
買)¥3,579×4000(含み益¥252,000
買)¥3,559×4000(含み益¥332,000
買)¥3,555×4000(含み益¥348,000

9104 商船三井 ¥3,635(△¥15)
買)¥3,620×4000(含み益¥60,000
買)¥3,610×4000(含み益¥100,000
買)¥3,600×4000(含み益¥140,000

9107 川崎汽船 ¥3,405(▲¥5)
買)¥3,375×10000(含み益¥300,000

さて逆に船株は買持なんだよね今日の動きを見て、もしかしてこれって空売りがガッツリと入るパターンなんじゃないか?と思った。3銘柄のうち一番ヤバいのは郵船で17日の実績では売り長ではないにしても、それ以降ガッツリと売りが建ってて、その上今日・・・となると、こんな銘柄がこの時期に売り長になっていいのか?って感じ。

商戦も同じような感じだけど、汽船はもうすでにヤバい取り組みになってる・・・。おいおい、ちょっと待ってよ。やるのか、やらないのか、3月で配当権利取りでこうなるかなぁ・・・。

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6723 ルネサス ¥1,720.5(△¥25)
買)¥1,673.0×10000
売)¥1,742.0×2000(+¥138,000
売)¥1,741.0×4000(+¥272,000
売)¥1,740.0×4000(+¥268,000
買)¥1,720.5×10000(変わらず)
一旦利食いして落ちてきたら再度買いで入る、と決めていた。そしてそうなってきたところで買って大引け。気が付くと前場の引け値と同値なんだ。ルネサスも今日の具合如何では取り組みが相当にタイトになってきてる。もしかしたらこれも・・・なんて考えちゃうよ。


2780 コメ兵 ¥2,695(△¥15)
買)¥2,699×500(含み損¥2,000
買)¥2,680×500(含み益¥7,500
なんとなく入ってみたものの、やはり小型株はダメだね。よく分かった気がする。


本日の収支(前場・後場合算):+¥4,860,000


雑感彼是

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植田次期日銀候補の参議院での所信聴取で、氏は金融緩和政策の継続を明言した。また、アベノミクスに対する評価は、デフレ脱却と雇用の拡大という点で成功している、とも発言。う~ん、先日の衆議院での答弁でインフレターゲット2%の理由を世界標準だとか答えて失望したものの、まともに答えていないのか?と言う事らしい。

聞くところによると同氏はMITでバーナンキの先輩と言う事らしいし、やはりMITで博士号を取得したのは伊達じゃないかも。新総裁になって、周囲から言われてさっさと従来の政策を変更し、YCCの解除とか利上げに踏み切るようならば、大したことないな、という気がしてたけど、どうやら当面は緩和継続で行くみたい。

となると、やはり金融関連銘柄は、明日も売り物が先行するんじゃないかな。

出口戦略は十分に安定的に2%のインフレがステディになってから考えるということだから、それを鵜呑みにすれば当分金融緩和解除はないということになるよね。

と言うことはもう一段の円安が来る可能性も十分にある。

これは日銀、意外といいかもしれないね。