円安意識の買いも限定的?:2月28日(火)前場

円安意識の買いも限定的?:2月28日(火)前場

日経平均株価 ¥27,541(△¥117)

地合いの安定でドル円が意識された前場 米国投資銀は下落を予想

前場の相場概況

米国の耐久財受注が前月比で堅調だったことで米国市場は上値を追ったけれど、材料のない中で耐久財受注を材料視するのは限界があるということだろう。基本的に航空機の受注が前年の1/4ほどになってしまって、大幅に悪化したものの、それを除けば大幅プラスという内容だった。

理由はどうあれ堅調な地合いで返ってきた日本市場も朝寄りは買いが先行だけど、それはドル円の反映という側面のほうが大きかった。¥136台というのは、4Q想定レートよりも上であることは確かで、この水準を維持できれば、3Q同様の利益を計上出来ることになる。その意味では、バリューに買いが入る展開も分かる気がするよね。

ただ今の日本市場の株価、と言う意味では個別株の過熱感が突出していると思う。指数にならすとそう感じないかもしれないけれど、個別では多くの銘柄が高値追いをしている状態で、言い換えると個人の信用買いが累積しているということ。

Advertisement

こうした状況になればなるほど、相場は危うくなってくる。小型株がこの時期ダメなのは、とにかく下げれば下げるほどに信用買いが増えるという悪循環に嵌るから。それを外資は狙い撃ちしてくるということもあるのでね。

さて2月相場も今日が最終で、3月前半は少々厳しい展開になるかもしれないと思ってます。要注意です。

前場の取引とポジション

8306 三菱UFJ ¥961.2(▲¥4.6)
空売平均)¥971.2×62000(含み益¥620,000
昨夜のADRもいつものように高かったし、米国では日本の雰囲気はあまり考慮されてないな、という感じで見ていたけれど、でも相場になればやはりGUスタートになってしまう。大きく含み損になったけれど、今回このタイミングは金融株の利食いだろうという感覚は昨日と変わらないのでね、買われるのなら売り上がる!船株で勝てそうだったので気が楽だったということもあるけれど、勝負だからね。

Advertisement

8316 三井住友 ¥5,945(△¥27)
空売)¥5,910×4000

空売)¥5,887×4000
空売)¥5,867×2000
買戻)¥5,955×10000(-¥628,000
空売)¥6,015×4000(含み益¥280,000
空売)¥6,010×2000(含み益¥130,000
空売)¥6,008×2000(含み益¥126,000
空売)¥6,005×4000(含み益¥240,000
空売)¥6,000×2000(含み益¥110,000
それにしてもUFJよりもみずほよりも強いのが、国内業績に期待感のある三井住友。なのでチャートも強いけれど、¥6,000オーバーだなと見て朝寄りでロスカット。予想通り¥6,000オーバーは改めて売り直した。植田日銀を見ても3月初旬は利食いになって当然の展開だと思ってるのでね。

Advertisement

9101 日本郵船 ¥3,696(△¥54)
買)¥3,579×4000
買)¥3,559×4000
買)¥3,555×4000
売)¥3,697×4000(+¥568,000
売)¥3,696×4000(+¥548,000
売)¥3,695×4000(+¥464,000

9104 商船三井 ¥3,680(△¥45)
買)¥3,620×4000
買)¥3,610×4000
買)¥3,600×4000
売)¥3,675×12000(+¥780,000

9107 川崎汽船 ¥3,415(△¥10)
買)¥3,375×10000
売)¥3,400×10000(+¥250,000

思ったほど空売りが入っていなかった船株だけど、でもこの株価の水準でこれだけ売られたら御の字だろう。配当取りの気配があるうちは、上値を追うと見ての買いだったけれど、流石に重い、重い。なのでここは無理をしないで利食いしておくことにしたよ。いずれにしても3銘柄ともにもう少し売りが入ると面白いんだけどね。今日は入るだろうと思って観てるけどね。

Advertisement

6723 ルネサス ¥1,772.5(△¥52)
買)¥1,720.5×10000
売)¥1,792.0×2000(+¥143,000
売)¥1,790.0×4000(+¥278,000
売)¥1,789.0×2000(+¥137,000
売)¥1,788.0×2000(+¥135,000
ここはチャートに忠実に上値追いをしてくれた。あともう少しで高値というところに株価はあるけれど、ここも空売りがかなり入ってるんで、なかなか粘るんじゃないかとは思う。ただ、地合いが悪化すれば売り方勝利も十分にあり得るので、ここは売りで勝負するのも面白いかな、という感じで見てるけど。それこそ需給だけ集中的に考えう必要がある。


2780 コメ兵 ¥2,830(△¥135)
買)¥2,699×500
買)¥2,680×500
売)¥2,848×1000(+¥158,500
こんなねぇ・・・変えてない時に、こうやって上値を追ってくるコメ兵。小型株だけあって簡単に5%上げちゃう・・・。まぁ、ポジションを建てられなかったので、利食いで終了。


前場の収支:+¥2,040,000


Advertisement

雑感彼是

毎日方向感のないジリジリとした動きが続いている日経平均。とうとう今日、また75日線上の揉み合いの最中に復帰してしまったよねぇ・・・。こんな時は長く続いた揉み合いをブレイクして上値を追う、と言うのが在りがちなパターンだけどね。

けれども例えば欧米の景気が今後、後退してゆく中で日本株だけが上値を追うというのは、例えばFOMCで0.500pの利上げとなってしまって呆気なくドル円が¥140を超えてきた、なんていう場合はあり得るかもしれないけれど、FRBは0.500pの利上げはしてこないと思うんだよね。

何故ならば、まだ利上げの効果がはっきりと認識されていないから。いざとなればいくらでも利上げは出来るし、それが3月である必要もないしね。なので今の相場はそれほど上値を観れないんじゃないかと大口も感じているかも。

それよりもとにかく3月の雇用統計だよ。それを観ないと何もできないと思うし、最低でもそこまでは慎重に行くつもりです。