金融不安の中で迎えるCPIを睨む相場!?:3月14日(火)後場

金融不安の中で迎えるCPIを睨む相場!?:3月14日(火)後場

日経平均株価 ¥27,222(▲¥610)

金融不安の中で迎えるCPI。値動き予想不可能!?

後場の相場概況

前場でポジションを閉じてしまったので、後場はどうしようかと迷った末に今夜のCPIと今の金融懸念がどう折り合うのかが全く想像が出来ず、手が出せなかった。一応、銀行破綻はこの辺りで一旦はキリが付きそうな感じで、本来ならば反発してもいい後場だったけれど、どうしてもCPIがあるので動けなかったというのは大口さんも同様なのだと思う。

だがこれで、今夜どのようなCPIが出るにせよ、今後は物価は徐々に落ち着く方向になるというのはほぼ決定的になったと思うし、その意味ではパウエル議長は利上げを少なくとも今回は見送るんだじゃないか、と言う気がしてきた。こうした金融事故が起こると、消費者は慎重になるだろうからね。

これから株式市場は次のネガティブなニュースに身構えることになるので、リバウンドしたとしても戻り売りがかなり厳しく出てくることは確実。ならばそうそう、イベント通過でリバウンドという雰囲気も考え辛いところ。なのでしばらくは膠着したような相場になるかもしれないと思う。

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さて日本市場だけど、懸念されていた国内運用の投信に対して、SVBが組み入れられているのか?という疑問に対して各社は素早く状況説明を発表した。意外に多くの投信に組み込まれていてちょっとビックリだけど、当然比率は低いので影響は少ない。そんなことからも、今夜米国市場が僅かでもリバウンドするような値動きになれば、明日はメガバンクも戻るだろうとは思うけど、今回の一件で国内の利上げ観測が相当に後退してしまったわけで、このメガバンクも実は厄介な存在になるのかも。

期末配当物色はあるだろうけど、株価が上昇したので利回りにそれほど魅力は無くなっている。今の日本株は主力が恐ろしく高配当だからね。なので、リバウンド期待で勝負するのはかなり怖い。こうなって米国以外のセンチメントも急激に悪化するだろうし、懸案のクレディ・スイスは下げ続けてる。と言ってももうあまり下げの余地もなく、即破綻となっても不思議ではない水準だから。

あれっ!?出た?

もしも株価がリバウンドするなら、戻り売りで勝負するタイミングを狙うしかないかぁ・・・。

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後場の取引とポジション

(後場のポジションはナシ)

全くどうなるか予想がつかず・・・ポジ建て断念しました。


本日の収支(前場・後場合算):+¥26,040,000


雑感彼是

まったく今回の下落ではギリギリのタイミングで何とか玉建てが出来て、結構な利食いも出来た。いやいや長かったというか、このところの楽観相場で全然獲れていなくてジリジリの毎日だったので、やっとストレスが少し解消されたよ。

でもどうして株式市場はここまで楽観することが出来たのか、本当に不思議だった。思えば、今ようやく昨年のFRBの急激な利上げの効果が出始めたという局面だろう?けれども株式市場は秋頃から「買いだ、底打ちだ」と囃したてられていたよね。そして年明けからは本格的に楽観相場となって・・・。

「悪材料は買い!」みたいなことを言われて、「怖い時に買わないと儲からない」とか、そういう話は耳にタコが出来た。でもどう考えても景気は悪化するだろうし、企業業績も悪化する。金利が上昇するということは、そういう事だろう?と常々考えてたよ。

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さて、こういう事故があったからというわけではないけれど、これまで、ほとんど毎日のように「金融事故が起きるかも」とか「企業業績は悪化する」とか、「個人のファイナンスは限界だ」と念仏のように唱えてきたけど、こうして銀行破綻なんてことが起きると、「やはり来たか」という感じになる。

でも、この株式市場の下落は、波及はしているけれど銀行破綻という単発の出来事によるもの。これから景気が悪化して、厳しい状況になることなどは全く見ていない。この期に及んでまだ、年内利下げとかを期待して投資意欲満々なのが分からない。

今回は何処まで下がる、みたいな予想は絶対にしないようにしたい。その根底にあるのは膨大な金融緩和の結果、持ち上がった経済があまりにも多くの債務を積み上げているという事実。ゼロ金利ベースの投資は5%になったら上手く行くはずもないし、借入金利が3%から7%になったらもう返済は無理だろうし、クレジットカードのキャッシング金利が15%と言われたら返済しようがないよ。

なのでこれから企業も個人も債務を整理するフェーズに突入せざるを得ないと思う。どれだけ整理できて通常運転に戻れるかが試される局面。その中でじわじわと物価が下がりインフレが鎮静化してゆくんだよね。そこで株は買いだと言われても買う気にはなれんよ。

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さて、今夜はCPIだけど、大引け後の値動きを見ていると、やはり米国は買う気満々と見える。まぁ、どれほど根性入れて買うのか、見物だよ。そして逆に厳しい下げになったら・・・その理由をFRBの利上げ云々とか言ってほしくないなぁ・・・。

でもね、そうこうしているうちに米中対立はいよいよ激化してきてるし、習近平は中東をまとめて米国の覇権を潰しにかかってる。全く話題にならないけれど米国の輸出規制強化で追従を表明した日本も半導体業界は刻々と影響が出つつある。米国がこんな状況なので自動車販売は注文キャンセルがかなり出始めた。

中国経済は報道されないだけで、ほぼモラル喪失状態。日本政府は何をしているかと言えば増税準備とかLGBTとか。韓国はどうにもならなくて通貨スワップ狙いで日本にすり寄る。国策と言われた太陽光の実態は地上げだったとか・・・。

WBCに熱狂してるけれど、今の日本にはそれしかないものね。オオタニサン、ダル、たっちゃん、ロウキ。凄いね。でも日本は素晴らしいなんて言われて悦に入ってる場合じゃないし、あの始球式みたらなるほど政治と同じでコントロールゼロだし・・・。早くお辞めいただきたい!

くだらない文書でいじめられてる高市次期総理!今が耐え時ですよ。国民はみんな見てますから。まさに孤立無援、党内に誰も助ける人はいない・・・。それより始球式!

ヤバいね。