来期予想と配当と:3月28日(火)後場

来期予想と配当と:3月28日(火)後場

日経平均株価 ¥27,518(△¥41)

微妙にポジションを調整しながらの配当狙い!?今の株価は来期を見てる?

後場の相場概況

やはり日本市場は大きく動くことはなく、粛々と明日の権利取り最終に向かっているという感じの後場になった。厄介なのは相変わらず方向感を失ったドル円と言うことになるけれど、積極的に値幅を狙う取引も少ないわけで、糸の切れた凧のようなドル円を株式市場は意識から外してるような感じ。

このドル円、嫌でも高止まりする米国金利と利上げを指向しない日銀ということで、¥140/$といった円安はちょっと期待できないわけで、その意味からすると自動車は、今日あたりは期待感と値頃感から買われたという事かもしれない。投資家は相当に自動車に対する期待感があるのかも。中期で見たら買いでいい、という余裕なのか?そこのところは俺には分らないけれど。

ただ、こうなってくると欧米の景気後退が意識されつつ今後の日本市場はどうなのか?ということを今日あたりのザラ場ではすごく気にしながら売買してたんじゃないかな?いまの主力銘柄は軒並み高配当になっていて、権利を取るか否かは来期の見通しと天秤にかけないとね。いくら高配当銘柄でも来期に業績が悪化するようだと権利をとってもねぇ・・・。そういう意味では、主力に関しては投資家はかなりポジティブな動きをしていると思うけどね。

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さてその場合、問題なのはドル円と言うことに尽きる。まったく個人的な予想だけども、現時点ではドル円は4月、5月でかなり危ない動きになると見てます。理由は米国債券市場の不安定さということだけど、この不安定な状況はまだまだ続くと見てる。

まだまだ出てこないけれど、今回ばかりは「米国政府の債務上限引き上げ」は大きな問題になると思ってて、金融がここまで動揺した中でこの問題に突っ込んでい行かざるを得ないというのは、非常に厳しいと思うわけで、とにかく米国債を買い支えるとか、ドル安が急激に起こるとか、そういう類の非常に厳しい状況に直面すると見てる。

そうなってドル円はどうか?と言えば、個人的には¥120割れくらいの変動になると予想してる。そのプロセスで金融の状況がどうなるのか?これが最大の問題かな?と。なので株式市場も単純に買い相場にはならないと見てるし、下手をすれば暴落もあり得るかも。まぁそれこそ素人投資家の戯言ではあるけれど。

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後場の取引値とポジション

1570 日経レバ ¥14,105(△¥35)
買)¥14,070×3000
買)¥14,030×2000
売)¥14,105×5000(+¥255,000
とにかく期末の変動も嫌だし、権利取り前後の動きは全く予想できないうえに、今の株価は個人主体で上昇してきたということで、カチっとした動きになるまでは持ち越しはしたくないのでね。後場の押したところで入ったから少しは獲れていたので、手仕舞いです。


1605 INPEX ¥1,369(△¥25)
空売)¥1,381×4000
空売)¥1,378×4000
空売)¥1,377×4000
空売)¥1,376×4000
買戻)¥1,369×16000(+¥144,000
原油価格の大幅上昇を受けて大きく上昇したINPEX。もちろん権利をとっても大丈夫的な銘柄の一つかもしれないけれど、騰がり過ぎたらうろり物も出るだろうという事だけで、後場から売り建てて大引けまで。その間に原油が動かなかったこともあって担がれることはなかった。来期はサウジがかなり強力に原油のコントロールをしてくると思うけど、景気悪化が鮮明になってきたらどうなるんだろうね。

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1699 原油先物 ¥302.0(△¥11.4)
空売平均)¥302.1×23400(変わらず)
さて、原油先物の売り建てを始めた。昨日WTIは5%も急上昇したけれど、個人的にはそれが気に入らないというか、このタイミングで簡単に$70台に復帰するとも思ってなかったのでね。売り建てた位置は$72.70辺り。そして引け後にいきなりWTIに買いが入って節目である$73をブレイクしてきた。もしも原油が$80タッチなどということになったら、またぞろインフレ懸念が台頭しちゃう。

また需給面でもいまタイトだとは思えないんだけどね。金融不安が収まったことでの安心感って・・・そんなことで原油相場が持ち上がるのか?っていう思いもあるし。いま景気よく$73.10まで来てる。明日も追加で勝負するぞ!

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本日の収支:+¥460,000


雑感彼是

さてこの時期原油かなぁ・・・と思ったのは、一つにはサウジとイランが外交関係を回復したことで、市場への供給量が増えてるんじゃないか?ということもあるし、米国シェールオイルのリグ数が増加して、欧州向け輸出が過去最高というのもある。つまりは、エネ価格の上昇要因は、相場としてはOPECプラスの減産くらいしかないはず。

米国エネルギー省は備蓄の回復を$72以下で始めると言いつつ、今の状況で原油価格を支えてしまうのはインフレに悪影響ということで数年かけてじっくりと、という姿勢に変わった。

一方原油価格はほぼほぼ中国の需要を意識していると言われてるけど、だって中国はロシアからバンバン買ってるんだよ。なので、本来WTIは中国なんか意識する必要もないくらいのはずなのに・・・。

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というわけで原油は、この時期から上昇するというのならば、景気回復を見てると言うことにならないと・・・。ところが景気はこれから悪化するという局面にあるしね。なので気分的には$73なんて、とても納得できないしね。$74とか$75なんて行けば、全力で売っちゃうよ。明日がちょっと楽しみ。

さてあのジャック・マーが中国本土に帰国したというニュースが話題になったけれど、それについてブルームバーグが結構気合の入った記事を載せてるね。けれど何をやっても中国経済が今までのように高成長に回帰することはもうあり得ないし、これからさらに経済は悪化してゆくと思う。

あの不動産全体での不良債権は莫大で、各社の債務超過は数十兆円と言われるけれど、そんなに少ないはずがないし、それでも中国は債務などは関係ないという形で事業さえ継続してるという・・・。まぁ、そういうのを茶番というしね。でも西側も茶番だらけだから、同じようなものかぁ・・・。