バフェットの神通力!:4月11日(火)後場
- 2023.04.11
- トレード日記
日経平均株価 ¥27,923(△¥289)
日経のバフェット報道で、利食いも出たけれど海外勢の思惑通り!?
後場の相場概況
前場の急騰したのは5大商社株だけではなく、思惑買いで押していた主力株全般に買いが入った格好。それは例えば米国市場がどのような展開になっても、日本株は独歩高するのではないか?という国内投資家の心理だった。そして後場になっても大きく売られることもなく、日経平均で¥100ほど下げただけで大引けとなった。
これで海外勢にとっては労せずして、日経平均¥28,000台のSQポジが俄然効いてくることになった。ややもすれば、米国の展開次第では¥27,000下まで十分のあり得る株価の位置だったわけで、それが¥28,250もあるとなると、日経平均は簡単には下げないだろうと思う。
けれどもそれはバークシャーの勝手なポジションであって、だから日本株は強いのだ、という根拠にはならないと思うけどね。バフェットだって大きくヤラレルこともあるし実際にやられてる。しかもバフェットはもう高齢で現役はもう限られてる。個人的には株式投資はもうバフェットの時代のようなことにはならないと思ってるけどね。
株式市場は景気動向が悪化しているにもかかわらず、下げ一服となってCPIによっては上値を追ってやる、みたいなブル意欲が満々。だからこの時期は決算に対する妙な期待感にあふれてるし、買い方が強気になる時期でもあるから、売りポジは結構シンドイ局面が多くなるよね。
でも俺は、ビットコインとゴールドが上昇を続ける限り、今の株式市場で本格的な買いは出来ないと思ってる。そしてコモディティ価格もまた本格的な上昇トレンドになればね。
そのくらいのスタンスでちょうどいい相場なんじゃないかな?
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥14,790(△¥305)
空売平均)¥14,862×1600(含み益¥115,000)
買)¥14,790×3000(変わらず)
あくまで日経平均は¥28,000を一応狙ってくるだろうという前提で、大引けで両建てにしておいた。とりあえず日経平均は上値を追うだろう。けれどCPIで買い決めされたらそれこそ¥28,500があるかも。なので、ヘッジしておくのは常套手段ってことになる。よしんば逆目になって下げても、他銘柄で穴は埋まるだろうし。
8306 三菱UFJ ¥853.1
空売平均)¥856.1×58000(含み益¥174,000)
8316 三井住友 ¥5,404(△¥27)
空売)¥5,426×4000(含み益¥88,000)
空売)¥5,419×4000(含み益¥60,000)
メガバンクは25日線まではストレスなく戻る。けれどそれまでに変なニュースが出るとなかなかブレイク出来ないかもしれない。期待の国内利上げもまたまた遠のいた。なので何があってもいいように売り建てておこうと・・・。
9984 SBG ¥5,102(△¥2)
空売)¥5,129×4000(含み益¥108,000)
6758 ソニーG ¥11,850(△¥175)
空売)¥11,920×4000(含み益¥280,000)
買)¥11,850×2000(変わらず)
ソニーはそのままじゃヤバイということで大引けで両建て。SBGは地合いとはあまり関係ないと思うので触らなかった。まぁ、ソニーはねぇ・・・。
6981 村田 ¥7,879(△¥169)
空売)¥7,915×2000(含み益¥72,000)
6762 TDK ¥4,595(△¥85)
空売)¥4,630×4000(含み益¥140,000)
空売)¥4,620×4000(含み益¥100,000)
そもそもAPPLEの不信が伝えられた時点でもっと売られないといけなかったのがTDK。最近は村田の方が強いのは、APPLEの比率によるんだろうと。EV各社は値下げして販売台数を伸ばそうとしてるんで、村田の方が強いかも。けれどもこの辺は両建てしなかった。ヘッジは日経レバで、という意味もあるから。
8035 東京エレクトロン ¥15,890(△¥565)
空売)¥15,995×3000(含み益¥315,000)
買)¥15,890×2000(変わらず)
6857 アドバンテスト ¥11,310(△¥220)
空売)¥11,400×3000(含み益¥270,000)
買)¥11,310×2000(変わらず)
半導体株は本当にどうなるか分からない。一応後場寄りで売って利食いを狙ったけれど、このままでは、ということで大引けに買い玉を建てて、両建てとしておいた。まぁ、この辺で獲れるとは思ってないし、要は株価の動き方が分かればね。
本日の収支(前場・後場合算):+¥680,000
雑感彼是
今日はまだCPI前日と言うこともあって、そんなに買い決めしてくるような感じじゃないにしても、大引け後、案の定日経平均CFDは¥28,000奪回に向かい始めたね。こうなるからこれがとりあえず¥28,500の根拠ってことだよ。多分大口投資家は、5月の利上げは出来ない、またはこれが最後の利上げ、ということで株は買いと言うスタンスに寄り添う形になるだろう。
けれどもその間に出てくる決算と景気指標で、思ったほど上値を追えないと俺は見てる。なので日経平均も、まぁ決算次第だけど、¥28,500くらいが天井になるんじゃないかって思ってるんだよ。
いくら株価が上昇しようが、米国のリセッション入りは止まらない。というかとまるというどこにもない。そんな中で株だけが上昇するというのは、まずない。FRBの利上げ騒動は終了してこれからは嫌でも業績相場、景気後退相場に入る。
今までは株式市場はFRBに対抗する形で強気姿勢を崩さなかった。利上げをしても、もう利上げは出来ないと読んで買いが先行するという、まぁ、こんな状況ではありがちな相場。リーマン前だって同じような相場に7月は突入していたし。けれど、業績が悪い、先行き厳しいという情報は、必ず投資家に伝わるんだよ。特に今の時代はそういうのが早いからね。
なので、ここは大きく獲ろうとしても無理で、だったら地合いを探るようなポジションを取るべき。特に短期投資家ならそれが正解と思うし、今回はなかなか決算勝負する気にはなれないなぁ・・・。
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