日経平均はさらに上か!?:4月12日(水)後場

日経平均はさらに上か!?:4月12日(水)後場

日経平均株価 ¥28,082(△¥159)

日経平均はさらに上を見てる。もしかしたらCPIを梃にして¥29,000とか!?

後場の相場概況

昨日同様後場になっても一向に売られる気配なしといった日本市場は、今夜のCPIを梃にしてとんでもないところを見てる可能性も出てきた。具体的には¥28,500~¥29,000くらいを狙ってる感じもするんだよね。まぁでも後1日しかないから、この位置でも何とか¥28,250は行けると読んでるのかもしれないけれど。

とにかくここにきて外資が如何に強気なのかが分るよね。おそらく日本企業の決算は通期ベースではそれほど悪化しないだろうという読みなのか、はたまた日銀人事が黒田氏から植田総裁に代わって、金融緩和政策継続としたことを好感しているのか、とにかく日本株は買い、みたいな暗黙の了解があるのかも。

まぁそれでも決算次第ということに変わりはなくて、とにかくGW前までに何処まで上昇できるのか?という事なんだろうけど。昨日時点で日経平均のEPSは¥2,090で、多分決算を経ても¥2,150くらいになれば御の字か。そうなるとPER13.5ではちょうど¥29,000くらいにはなる計算だけどね。

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そんな日本市場では、米国の金融危機の状況などはほとんど伝わっては来ない。せいぜいブルームの記事を見るくらいなんだろうけど、いまだに、というかますます米国金融は劣化が進んでいるし、銀行の内容は全く改善の気配もないしね。そんな状況下で一体何がどうなれば株価が上昇するというのだろう?

イエレン財務長官が躍起になればなるほど、米国の危機が透けて見えるよ。あのオバサンはそういうことを分かってるのか?って言いたいね。そもそも米国は老人支配か!?っていいたくなるほどの高齢化が進んでいて、どんどん米国社会は輝きを失って錆びつつある。それが、リセッション突入とともに表面化してくるだろうけどね。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,960(△¥170)
空売平均)¥14,958×1720(含み損¥3,000
買)¥14,950×1800(含み益¥18,000
まさかないとは思うけれど、今夜の米3月CPIがコンセンサスを下回るというサプライズがあったら・・・そう考え始めると怖くなってきて結局両建てにしておいた。これで、株価が跳ねるならば、上では売り追加で対応しようと腹を決めてのポジション。いずれにしてもすべてはCPI次第。

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9107 川崎汽船 ¥3,370(△¥125)
空売)¥3,370×8000(変わらず)
空売)¥3,365×8000(含み損¥40,000
買)¥3,305×6000(含み益¥390,000
買)¥3,290×10000(含み益¥800,000
バフェットがいかにも買いそうな船株。その中でも汽船の取り組みがとんでもないことになっていて、これは行くしかないということで後場から買いで突入。それはね、日経が上昇すれば売り方もビビッて買い戻すしかない局面だからね。しかし売りたい気持ちは分るけれど、ここまで売り込まなくても・・・。素直に手仕舞いもあったと思うけど、なんだか血が騒いじゃって・・・。

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6758 ソニーG ¥11,995(△¥145)
買)¥11,910×4000(含み益¥340,000
空売)¥11,995×4000(変わらず)
VIXは上昇して警戒感もあることを示唆。でもこういう局面で日経平均が堅調だと必然的に個人ワンダーのソニーはじり高かな?と思い買ってみた。もちろん売られるようなら投げればいいや、みたいなね。ところが以外に強くて・・・。最後は両建てにして終了。


4063 信越化学 ¥4,064(△¥104)
買)¥4,024×4000(含み益¥160,000

空売)¥4,064×4000(変わらず)
なんかさ、信越化学がこんな買われ方をするとは・・・何か疑いたくもなるような日中足。後場寄りで入ってみてソニー同様利食いになるようなら投げればいいか、みたいなね。ところがまだまだ買われる。上に大きな売り板があれば一気食いする。で終わってみれば株価は大して上昇していない。ってプロの買い方って感じたよ。なんか最近日本市場はちょっと異様な感じになってるかも。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥1,660,000


雑感彼是

こんな時は相場がイケイケになってしまい、こんな記事は完全に無視されるんだよね。

まぁこれを見てもいまだない預金の流出が止まっていないことが手に取るように分るし、その上いまはCMBSの強烈な劣化とか、米国債そのものの劣化もある上に、とにかくドル不足で債券市場の不安定な動きが鎮静化する目途が立っていないのよ。

これが如何に危険な状況であるのかは、イエレン財務長官が一番よく分かってるし、FRBだって分らないわけじゃない。なので5月のFOMCはターミナルレートが5%を超えるか否かという最大のポイントに差し掛かるわけだよ。

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なのでFRBとしはとにかく政策の根拠となる数字が欲しくてたまらないのだと思うよ。FRBは各連銀総裁にいろいろなことを言わせて市場の様子を伺おうとしてる。ニューヨーク連銀総裁などは、次回0.250で終了とまで言ってるしね。

でも金融関係者はおいおい!0.250の利上げなんか出来るのか?って感じで見守ってるんじゃないかな。どう考えても米国経済が絶えられる水準のボーダーは、FFレート5.000のような気がするし、その意味ではまさに現時点が崖っぷちだと思うけどね。

いま、米国で運用のために銀行預金を引き出してると思ったらそれは一部でしかないということ。みんな高金利にあえいでいるのよ。でもその割にインフレは下がらないし、賃金も頭打ちになってるし、個人のファイナンスの余地はほとんど残っていない。

せめて株が上昇することで、なんとかなるかも、と言う期待感は否定しないけど。さて、今夜3月CPI、勝負だね。これで5月のFOMCが決まると思う。遅行指数には頼れないはずだから。