米国4月雇用統計のサプライズ!

米国4月雇用統計のサプライズ!
21:30 (米) 4月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] 23.6万人 18.0万人 25.3万人
21:30 (米) 4月 失業率 3.5% 3.6% 3.4%
21:30 (米) 4月 平均時給 [前月比] 0.3% 0.3% 0.5%
21:30 (米) 4月 平均時給 [前年同月比] 4.2% 4.2% 4.4%

やっぱり・・・米国4月雇用統計、あがってしまったね。これだよね、FEDが利上げに踏み切った最大の理由かも。昨夜のFOMCでパウエル議長はインフレはまだ高いと言いつつ、「6月の政策金利据え置きを示唆しているのか」という記者の質問に対して、「追加利上げを見込むという文言を削除したことは意義ある変化だ」と答え、利上げの停止を示唆した。加えて「リセッションに陥るより回避できる可能性の方が高いというのが私自身の見解だ」と答えてる。

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その上で、今回の4月雇用統計がこれだけ強かったと言うことになったときの株式市場の反応は面白そうだよね。FEDがこれ以上利上げ出来ないと踏んでいる理由が、相次ぐ銀行破綻による金融不安なんだろうけど、雇用でこれだけの数字がしかも4月に出てしまったということで、米国債のディーリングは売り(金利上昇)に傾いているし、その影響でドル円も¥133.49まで突っ込んでいたものの反応して現在は¥135を回復してる。

6月のFOMCでは現時点では91.5%が据え置き、8.5%が0.250pの利上げ、と言うことになってるけれど、今夜はこれが幾分変化するかもしれない。というか今のところの市場の見方は、6月据え置きは鉄板で、その上で雇用が回復しているのは、景気回復の表れ?みたいに判断してるのかな?

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まぁそんなアホなことは、相場が始まればないだろうとは思うけれどねぇ・・・。

さて、そうなってくるとドル円は円安方向に動くのは仕方ないし、もしかしたら日経CFDも思いのほか戻すかもしれないね。GWも後半に差し掛かってるけれど、GW期間中気が気でなかった買い方さんも、ほっと一息ってことになるのかもね。ただ利上げは終了っていうのが鉄板の場合、そう簡単ではないのかもしれないけど。

とにかく、今回の雇用統計はある意味サプライズ的ではある。これがパウエル議長のいうところの「リセッションに陥るより回避できる可能性の方が高いというのが私自身の見解だ」ということなのだとすれば、此の先ますます株式市場が寄れてくるような気がするけどね。

ますます混沌としてきちゃうよなぁ・・・。