ジャクソン・パウエル講演の次は!?:8月25日(金)後場
- 2023.08.25
- トレード日記
日経平均株価 ¥31,624(▲¥662)
今の時代、一難去ってまた一難。市場は万難を排することなどできはしない。
後場の相場概況
さていよいよ今夜はジャクソンホールでのパウエル講演だね。昨日は朝方のNVIDIAの決算でCFDが一旦は大きく上昇したものの、NASDAQとS&Pは結局寄り天で、ダウも後を追うように売られた。これはタイミングが悪かったんだろうと。ジャクソンの前日では、怖くて持ちきれないから利食いしておくという動きだよね。
でも市場全体が崩れてしまったのは、すでにパウエル議長が利下げには言及せず、想定よりも長いスパンで金利高止まりを示唆するんじゃ?というある意味では恐怖感が先行した格好だったと思うんだ。
それは日本市場も同じだろうけど、加えて日本市場には中国経済の崩壊という重石がある。昨日から原発事故の処理水を海洋放出し始めたけれど、早速中国は日本の海産物の輸入禁止を宣言した。こんなことになってくると、中国はやはり何をしでかすか分からない国になるよね。
オマケに中国は日本の主要貿易相手国。しかもウォンが比較的容易に円に換えられるから、日本の不動産を買いまくって資金逃避してる。ジャブジャブ人民元を刷ってほぼ固定相場でドルに換えて円に換える。企業なら直接円にしたりね。
本当に厄介な重荷が付いて回るからね。
で、重荷と言えば、最近嫌なニュースが飛び交い始めた。新型コロナの変異種である「エリス」が米国で感染の猛威をふるいはじめていて、またぞろ10月辺りから規制を始めるという・・・。さらに今度は中国でペストが発生したらしく、全容把握も出来ない状況とか。
経済が悪化してくると貧しい人は、食料を買えなくなって結局は野ネズミとかそのての生物を食べてしまう・・・。
中国では結局ゼロコロナ解除後にとんでもない人数の死者がでた、と今頃報道されてるし、感染力の非常に強いエリスが流行すれば、本当に地獄絵図になるかもしれない。
今新型コロナ変異種が流行でもしたら、株式市場は一気い持っていかれるよ。中国経済と米国経済って基本的には同じ構造だからね。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥18,770(▲¥790)
空売平均)¥18,910×5600(含み益¥780,000)
買)¥18,720×3000(含み益¥150,000)
買)¥18,715×1600(含み益¥88,000)
買)¥18,710×1000(含み益¥60,000)
昨日は350万以上の含み損を抱えていた売り玉だけど、僅か1日でプラスに転じるとは夢にも思わなかった。特にNVIDIAが爆発決算をやったことで、素直に上昇かもと思っていたのだから、逆の意味でサプライズだったよね。
何故、NVIDIAが売られたか?っとことだけど、今夜のパウエル議長講演に対する怖さがあって、ならば利食いしておこうという投資家がドバドバ出てきたってことなんだろうね。けど、今夜のパウエル議長が意外にハトっぽい、と受け取ったらNVIDIAは改めて買われるんじゃないかと思うんだよ。
けれどもAIブームがこのまま継続するのか?って言うと、投資家の受け取り方はマチマチで、落ち着きどころを一旦は探しに行くと判断すれば、大きな値幅が出るとは限らない。
ただNVIDIA祭りはもう終わって、今夜は米国長期金利がまた上昇してくるだろうし、パウエル議長講演もある程度織り込んで、株式市場はもしかしたら9月、10月のキナ臭さを織り込み始めるんじゃないか?って思う。嫌なことが満載だからね。
なので大量売りポジはそのままで大引け前に、両建てにしておいた。流石に今夜の米国市場の動きは読めないからね。
本日の収支(前場・後場合算):+¥7,910,000
雑感彼是
パウエル議長講演は、いつもながら状況で雁字搦めにされてる中でのものなので、内容はそれほどタカでもハトでもないはず。今回は微妙なところに差し掛かってるので、ジャクソンホールでは「流す」みたいな姿勢なんじゃないかと思う。
株式市場はそんなに波風を立てなくたって、経済指標の数字が悪化してくれば、株価は下落するだろうから、中銀総裁が株価を弄る必要はないんだよね。それよりも気にしてるのは債券(米国債)の方だと思う。
今月の米国政府の入札はまずまずだった。というか無事に通過したと言った方がいいけれど、それはFRBがQT600億ドルよりも多かった償還分を再投資して中長期債を買ったから。イエレンはそれを見越して入札の日程を(FRBと話し合いの上)決めてたわけで、これはもう出来レースなんだよね。
だから問題になるのは、政策金利を長期に渡って高止めするということが市場でのコンセンサスになってきた場合、長期金利は普通は短期金利(政策金利)を追い越すんだよね。
いまはそうならないから逆イールドになってるのだけれど、そろそろ徐々に解消する方向に向かうんじゃないかって思うわけ。政策金利を追い越せば逆イールドは解消されるけれども、そうなったらいよいよ米銀やら不動産関連やらは持たない。
恐らく今夜のパウエル発言では利下げの利の字もないだろうから、10年物金利は上昇するだろうし、ドル円も¥147台があるかもしれない。仮にそうなったとき株式市場がどう反応するかが焦点だと個人的には思ってます。
その意味では今夜はかなりスリリングな展開になると・・・。
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