大幅上昇後の利食い継続:11月8日(水)前場
- 2023.11.08
- トレード日記
日経平均株価 ¥32,329(△¥57)
GUで返ってくれば、絶好の売り場と捉えられた日本市場。何か理由がありそうだけど・・・。
前場の相場概況
米国市場はキナ臭いニュース連発の割に、目先米国債金利の低下を好感してNASDAQが大幅に買われ、何とか三市場ともにプラスを維持して返ってきた。昨日大きく利食いされた日経平均は反発の割合が高く戻って来て、絶好の売り場と捉えられた。
今週は主だった景気指標がない米国市場だけど、GAFAMが買われると上昇するという循環に支配されているから、金利の低下には敏感に反応するんだね。アップル辺りも1.45%上昇と言うことになればダウも引き摺られるし・・・。
個人的には昨夜の米国市場では「ある種の懸念」が台頭して売られると考えていたわけだが、見事に予想は外れてしまった格好。金融関連で何かが出そうな雰囲気を感じたけれど、ダウの金融セクタがほぼ動かなかったことで、結局何かがある、ということは米国市場では予期されていないことが分かる。
けれども日本の金融株がやたらと売られているところを見ると、それには何か理由があるとしか思えないというか、日本市場が先行しているので、とにかく今夜のダウがどうなるかでいろいろ分かってくるとは思っている。
さて今度は米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長が、ノンバンクのレバレッジ取引に対し警鐘を鳴らした。
先日イエレン財務長官はノンバンクをFRB管理下に、などと発言していたし、JPモルガンのダイモンCEOもヘッジファンドの経営者もこぞって危ないと言い始めていた矢先の話。
何もなくてそういう発言はしないだろうと・・・。
前場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥19,720(△¥75)
買)¥19,645×3000
売)¥19,955×3000(+¥930,000)
昨日の米国市場の予想をしっかりと外れてしまったことで、何とか利食いで抜けることが出来た。というか、やはり読みはこういう地合いになると、当たらずとも遠からずってところ。勿論今夜の米国市場も非常に嫌らしいと思っているけれど、今は金融株集中ということで、売り玉を建てられなかった。
8306 三菱UFJ ¥1,221.0(▲¥39)
買)¥1,260.0×50000
売)¥1,262.5×50000(+¥125,000)
空売)¥1,262.5×4000(含み益¥166,000)
空売)¥1,260.5×4000(含み益¥158,000)
空売)¥1,259.5×4000(含み益¥154,000)
空売)¥1,259.0×16000(含み益¥608,000)
空売)¥1,258.5×8000(含み益¥300,000)
空売)¥1,257.5×8000(含み益¥292,000)
空売)¥1,257.0×4000(含み益¥144,000)
8316 三井住友 ¥7,047(▲¥241)
空売)¥7,241×4000(含み益¥776,000)
空売)¥7,228×2000(含み益¥362,000)
空売)¥7,160×2000(含み益¥226,000)
8411 みずほFG ¥2,422.5(▲¥100.5)
空売)¥2,529.0×4000(含み益¥426,000)
空売)¥2,528.0×4000(含み益¥422,000)
空売)¥2,511.0×4000(含み益¥354,000)
何故金融株が売られてるか?についてブルームにも記事が出ていたけれど・・・
個人的には何かを警戒して、資金が逃げてるんじゃないか?って思ってる。その何かについてはここ何日かいろいろ書いてきてるけど、やはり大きなノンバンク(機関投資家で)非常に危険な状況になっているところがあるんだと思う。
外資はそういう情報は仕入れていると思うけど、金融機関の信用状況って全く一般には出回ることはないし、突如破綻して初めてわかる、みたいなパターンが大半。何かなければこれだけ足が速く日本の金融株から資金は抜けないと思う。
こういう時は往々にして外してばかりいるけれど、それでも何度でも挑む。出ないと当たったときに痛い目に会うだろうから。もうここからの(日本株の)買いは諦めた。
8750 第一生命 ¥2,972.0(▲¥167)
空売)¥3,112.0×4000(含み益¥560,000)
金融全般が売られるのか、試す意味でも第一生命を売ってみたけれど、やはり大きく下げた。この下げが金利の低下を嫌気して、と解説されそうだけど、違うんじゃないか?と内心では思ってる。下げ切った金融株だけど、後場はまだまだ考える。
8031 三井物産 ¥5,475(▲¥197)
空売)¥5,636×4000(含み益¥644,000)
8058 三菱商事 ¥6,805(▲¥162)
空売)¥6,970×4000(含み益¥660,000)
朝寄りで売ったまま、手が出なくて追加できなかった商社株。ちょっと思い出してほしいのはバフェットが買ったけれど、そのバフェットは8000億円以上の日本株売りポジを持ってるっていうわけで、楽観していないところが凄いと思う。もっともバークシャーの運用はバフェットが一人でやってるわけじゃないのでね。結構ヘッジ売りしてるんじゃないか?
4063 信越化学 ¥4,816(▲¥35)
空売)¥4,851×4000(含み益¥140,000)
米国比率の高い信越なので、売りかも、ということで。半導体としてみたら売り辛いけど、化学と言う意味では完全に売りだと思うし、チャートでも売るしかないと。
7203 トヨタ ¥2,817.0(▲¥15)
買)¥2,826.0×6000
買)¥2,825.5×4000
買)¥2,825.0×10000
売)¥2,861.5×20000(+¥722,000)
7270 SUBARU ¥2,745.5(△¥13)
買)¥2,732.5×20000
売)¥2,771.0×20000(+¥770,000)
自動車は先高感もあるし、マツダやスズキの好決算も手伝ってしっかりとGUスタートしてくれて助かった。もうこの地合いでは、持ち越そうなどと言う気はサラサラないのでね。いずれにしても朝寄り一発勝負だったから。
1699 原油先物 ¥396.7(▲¥12.9)
買)¥412.1×28000
売)¥394.9×28000(-¥481,600)
いつまでもグズグズしていて切れなかったら、この有様。$70台突入どころかWTIは気が付くと$77も割り込むような値動きになってしまった。とにかく需給を見越して売り、とした投機筋の完全勝利。と言うか、サウジ&ロシアの減産にもかかわらず、ここまで下げてくるというのは・・・。ガザ地区の紛争よりも、肝心の需要が・・・。それにイランがとめどもなく増産しているという情報も・・・。サウジとイランは会談するとかしたとか言うニュースもあり・・・。これで世界がリセッションに突っ込めば、今度は$60台もあり得るのか!?
前場の収支:+¥1,550,000
雑感彼是
やはりいろいろと調べてみると、要は米国景気は結構な速度で悪化し始めてることを、米国の金融当局やメガバンクは相当に意識していると思うし、WTI原油価格の急落を見ても、警戒感が相当に出始めてるんじゃないか?と思う。
日本市場は今は決算の只中で、好業績が結構続いているけれど、その要因の大部分は為替差益なんだよね。これを評価して買い上がる、と言うのはちょっといただけないと思うんだよ。
恐らく2Q~3Qが業績のピークで、後は厳しいと個人的には考えてるのでね。戻りの日経平均をPER15.5で考えていたけれど、ちょっとどうかな?と言う気がしてきた。それに、金曜はSQで手口が見えなくなった分、外資がどこに誘導するのかが想像できなくなったこともあるので、決して無理は出来ない局面だと・・・。
俺ごときが言うまでもなく、みんな慎重にやってるよね。
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