今年は楽観は禁物か!?:1月8日(月)成人の日・休場

今年は楽観は禁物か!?:1月8日(月)成人の日・休場

おはようございます^^

今日は日本市場は成人の日で休場ですけど、米国は通常通りなので早速CFDは動き始めてます。現在(9:12am)日経CFDはドル円が¥144.710と円安傾向継続で、△¥138とGUしてるけれど、ダウは▲$51と弱含み。ただ、NASDAQ100CFDとS&P500CFDはプラスです。

さて今日は、先週末の雇用統計を米国市場が冷静になってどのように織り込むか?が問われる1日となりそう。実際に12月雇用統計は、信頼できない数値であるということが、そろそろ株式市場でも債券市場でも織り込みが進むんじゃないか、と思うけれどね。

あるYOUTUBERが、米国雇用統計に関して次のようなグラフを作って掲載してくれていたけれど、雇用統計が如何に曖昧なのかが、これを見ても十分に分かる。

青が速報値、緑が修正値、そして赤が確定値なんだが、赤がこれだけブレブレになるということは、統計調査としてやはり欠陥があるとしか思えない。けれども何故か株価は速報値のみの反応して修正値、確定値には無関心。

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いつも書いてるけれど、この米国労働統計局の発表の仕方に対して、だいたいの場合何故が前日(または当日寄り前)に米国投資家は買い向かってる・・・。当日の米国で発表、という日の日本市場でもたいていの場合大きく上昇する傾向がある。

それと米国の雇用実態と言うことに関しては、やはり雇用数のダブルかウンドが問題であることが分かる。

ここでHouseholdは家計聞き取り調査、Establishmentは企業聞き取り調査と言うことだけど、ダブルカウント、トリプルカウントは企業聞き取り調査の中にあるという事。企業聞き取りの場合は、アルバイト、パート、ウエブ登録などもカウントされてしまうらしいからね。副業でウエブ登録すれば1件ということになるということ。今の時代のこの調査手法では正確なデータとは言えないんじゃないかな。

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速報値に株価が反応するという事で、その雇用実態はどうあれ、外資(米国勢)は買い向かうけれど、本来重要統計発表前と言うのは買い向かうのいではなくて、ポジション調整をして「買い手控え」が筋のはずだけどね。

最近というかこのところずっと、CPIでも小売売上高でも買う向かう傾向が非常に強いんだよ。勿論こうした傾向はデイトレ専業さんならば完全に気付いていると思うけれどね。

でも、それって資本力に物を言わせたマネーゲームに過ぎなくて、もうそろそろそういうのは通用しないんじゃないか?と思うんだよね。なぜなら、景気後退期に突入しているのが明らかだから。それがソフトランディングかハードランディングになるのか、又はクラッシュになるのかは分からないけれど、いずれにしても雇用も弱くなって当然だし、消費も弱る。

雇用統計の速報値が強かったせいで、米国債金利は上昇し、ドル円も¥144台に巻き返してる。だから日経CFDも強い動きになるし、日本株の上昇期待も膨らむというものだけど、個人的にはかなりフェイク的な動きなんじゃないかって思うんだよね。

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例えば三菱UFJ、三井住友、みずほFGのメガバンク株がレンジを上抜けるか?なんて期待が膨らんでるようだけど、個人的には難しいと思ってるし、自動車株は3Q決算が戻りのピークのような気がするし、半導体は分からんけど、やはりどうしても円高を追いかける展開にらるような気がするけどなぁ・・・。

まぁ、今の米国政府のやることはあまり信用できないからね。特に今年は大統領選挙イヤーで、もうすぐ共和党、民主党の予備選も始まるし・・・。雇用統計なんか明らかに忖度してるんじゃない?ちょっと今の米国は信用できんから。

とは言え、株式投資が勝たなくちゃいけないわけで、そういうダーティーな値動きをするんだ、と言うことをも読まないといけない。って、やれ新NISA云々と言ってるけど、こんな状況で正攻法が通じるはずがないと思うけどね。そもそもすでに資本市場とて、ディーラー次第のバカラのような鉄火場になってるからね。

まともじゃ勝てんよ。