THE GREAT JAZZ TRIO Direct from L.A.より2曲♪

THE GREAT JAZZ TRIO Direct from L.A.より2曲♪

昔、学生の頃、ダイレクト・カッティングというレコード制作手法が流行ったことがあった。スタジオにカッティングマシンを設置して、生演奏をそのままレコード原版にカッティングするという、まさにライブ演奏そのもの。これに興味があってね、最初に買ったLPがこれです。

ハンク・ジョーンズ(p)ロン・カーター(b)トニー・ウイリアムス(dr)というもっとも脂の乗り切った名プレーヤーのトリオですから、とてもいい演奏だと・・・。一発録音っていうのは、自分もギターをプレイするので、難しいのはある程度分かります。実際この2曲の出だしではハンクのピアノが控えめ過ぎて・・・。でも、そこがハンクの良さでもあって、いたずらに荒々しいタッチでキーを叩いたりしません。大人のJAZZ MANという感じです。

チュニジアの夜はご存知デイジー・ガレスピー(tr)の名曲でスタンダードナンバーとなっています。多分1942年頃の作品です。

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ラウンド・アバウト・ミッドナイトはセロニアス・モンク(p)の作品で、マイルス・デイビス(tr)がカバーして結構有名になったりもした曲です。

こんな曲を聴いていると、のんべんだらりと過ごしていた大学時代がよみがえります。いろいろあって、本当に無気力に陥ってしまった時期、飲めないバーボンかなんか買ってきて、だるまストーブで暖まりながら良く聴いてました。名演ですが、個人的には心が痛いですね。

グチャグチャな相場が終わった週末、改めて聴きなおして癒されてます。みなさんも是非、荒れた心を癒してください。