米国市場が戻れるとは思えないから・・・：2月1日（木）後場

日経平均株価　￥36,011（▲￥275）

後場の相場概況

気になったのは好決算で日経平均EPSが予想外に持ち上がること。昨日は主力が好決算連発だったので、今日の発表はちょっとヤバい感じもする。昨日何とPER16をあっさり付けた日経平均だけど、正直割高感は否めないはず・・・。あんな馬鹿な買い方をしたものだから当然と言えば当然だけど、昨日売れなかったことが終日恨めしかったのでね。

さて、昨日の今日で、今夜の米国市場は戻せるのか？と言うと、もちろん前半くらいは高く推移してもおかしくないけれど、後半になるとやはり売り物がちになって来て最終的には結構な下落になるんじゃないかと言う気がする。ここにきて商業用不動産の危機的状況の一端が日米地銀で表面化したことも、センチメントを悪化させる可能性もあるし、連日の人員削減報道もあるからね。いくら米国当局が景気指標をドレッシングしようとも、主要企業は景気の悪化を見越してコストカットを加速させてるのは明白だからね。

とにかく今の状況は、これから来るコストプッシュ・インフレに対して警戒しないといけない時期。それに加えて何を血迷ったかバイデンは、米国産天然ガスの輸出を停止してしまうという暴挙に出た。勿論最も影響を受ける、というか産業界に対して壊滅的な影響も出かねないドイツにとっては、容認できない事態となった。これで、EUのリセッション入りは決定的となったと思う。

こういう世界の流れを見ていると、本当に狂ってきたな、と思わざるを得ない。中国も上海は下げ止まる気配がないし、中国不動産業界がドル建て調達した債券はほとんどがデフォルトに近い状況で、中植集団という大手利財商品の発行元も破綻したけれど、連鎖的な影響は伝えられないまま。中国は数兆円、数十兆円という爆弾が連鎖的に破裂してる。もう10年、20年単位でダメだろうね。

なので今こそ、真剣に考えなくてはならないことは、米国経済と日本経済に対する影響であって、日本株独歩高の幻想は今は捨てるべきと思うけどね。昨日に反して今日の主要企業決算はミスだらけだ。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥24,335（▲￥425）
空売平均）￥24,328×2040（含み損￥20,000）
懸命に売ったけれど、ここまでだった。他銘柄も売り建ててたし・・・。でも実際問題として個別で勝負するよりも、いまはレバの方がいいと思ってる。まぁ、チャンスはいくらでもあるだろうから・・・。

8058 三菱商事　￥2,561.5（▲￥3.5）
空売）￥2,561.5×4000（変わらず）
空売）￥2,561.0×4000（含み損￥2,000）
空売）￥2,560.0×4000（含み損￥6,000）
空売）￥2,558.0×8000（含み損￥28,000）
この間から商事に固執してるんだよね。自分でもちょっと、と思うけど、とにかくバフェット銘柄で値持ちが良いというのがどうも納得できないし。まだ、商社を売り建てるのは早いかもしれないけれど、此の先絶対にそういう局面が来ると思うので。値動きを良く見ておく必要があるんじゃないかと。

4063 信越化学　￥5,810（▲￥65）
空売）￥5,813×2000（含み益￥6,000）
空売）￥5,812×2000（含み益￥4,000）
空売）￥5,810×4000（変わらず）
今の主力の中で最も納得のいかない値動きをしてるのがここ。なんか大口がやりたい放題やってる感じがする。でも最後には手放すと思ってるんで・・・。

6758 ソニーG　￥14,390（▲￥305）
空売）￥14,390×2000（変わらず）
空売）￥14,385×2000（含み損￥10,000）

9984 SBG　￥6,399（▲￥61）
空売）￥6,399×4000（変わらず）
空売）￥6,390×1000（含み損￥9,000）
空売）￥6,389×1000（含み損￥10,000）

ソニーはお約束。そしれSBGも仲間に入れようかなと思ってる。両者ともに中国経済の影響は少なくないはずで、いまは市場でも注目されづらい存在だから。

6594 ニデック　￥5,424（▲￥118）
空売）￥5,446×1000（含み益￥22,000）
空売）￥5,445×2000（含み益￥42,000）
空売）￥5,444×1000（含み益￥20,000）
空売）￥5,443×1000（含み益￥19,000）
空売）￥5,442×1000（含み益￥18,000）
ニデックは、まだまだ此の先業績が落ちるんじゃないかと思うけどね。永守会長の強引な経営は、いろいろなところに綻びが出来てると思うし、それを立て直せる人材はいないと思うのでね。

6367 ダイキン　￥23,345（▲￥540）
空売）￥23,545×1000（含み益￥200,000）
空売）￥23,495×1000（含み益￥150,000）
ダイキンは経営が上手なのか、よく分からんけど、そろそろ中国の影響が業績に出てきてもいいと思うんだけど。なんかいつも好決算なんだよねぇ・・・。それが不思議で仕方ない。個人的にはダイキンの空調にはいつも失望させられたという経験があるだけに・・・。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥680,000

雑感彼是

昨夜の米国市場は難癖をつけた決算を一旦は消化して上値を追う体制になったというか、FOMCに買い向かったんだよね。ところがパウエル議長の会見で、期待が裏切られた格好になってドスンときた。結果どうなったか？というと久しぶりにリスクオフの格好になって株売りの米国債買いということになって、金利は低下し、ドル円は2円ほど円高になったという展開だった。

そして今夜はメタとかAMAZONの決算が引け後に出る、ということで市場はAMAZONに期待してるんだと思う。もちろん前年度はまぁまぁ良かっただろうけど、今期の想定がまたコンセンサス以下とかなんとかになるんじゃないかと思う。

なので、相場の前半は高く推移しても後半には落ちてくるという展開を想像してるんだよね。でも本筋はそこではなくて、他社の決算がミスだらけだろうから、今までは無視していたのにここにきて急激に意識されるんじゃないか？ということ。

そもそも、なぜか報道はされないけれど、他社の決算なんて本当にミスだらけだと思うし、今の高金利が続くとなれば、おいそれと株を持ってはいられないだろう。

どう考えてもそうならないと米国市場はおかし過ぎるんだよね。

一方日本市場は目先、米国金利はまだ下がると思うので、ドル円の巻き返しが継続するかもしれないし、そうなると日経平均は強く推移するのは不自然だから。

と、真っ当なことで株を取引しても、今の相場は勝てるのもじゃないって言うのも実感するけどね。なんかラスベガスあたりのバカラでカモにされるような心境だよね。2月もこの先、思いやられるわ。