負けは負け!それでも懲りない売り坊の性!?

負けは負け!それでも懲りない売り坊の性!?

FOMCは全員一致で年内3回の利下げ方針を堅持らしい。それで日米ともに株価がまたぞろぶっ飛んでしまった。株式市場が少しは正常化するのかな?ということで売り建てたけれど、あっさりと日経CFDは高値ブレイクしてくれて、ポジションは今度こそ全滅!

もう何も言いません。負けは負け。

けど負け惜しみなんだけど、騰がれば騰がるほど、売り坊にとってはチャンスが拡大すると考えて、今は甘んじて授業料を支払っておく、というか預けておきます。

今夜の展開は、日銀が「緩和的政策を維持」といってFRBが「利下げ年三回堅持」といったら、「日米とも緩和的」と株式市場は解釈したってこと。じゃ、株は買いじゃないか!ってことで、ぶっ飛んでしまったわけ。

為替(ドル円)は、少しは反応(円高)したけれど、ポジションを撒き戻すほどの金利差縮小はないということで半値戻し。

まぁ結論から言えば、日米株式市場ともにバブル継続でコンセンサスってところなんだろう。まぁ、相当にイカレテルと思うけどね。事実は事実、負けは負けだ。

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では負け惜しみはこれくらいにして、もう少し冷静に書くと・・・

パウエル議長としては、とにかく目先の商業用不動産問題、地銀問題をなんとか穏便に処理したいと思ってて、今年6月以降一気に借り換え需要が膨らんだ時に、時限爆弾がさく裂しないようにコントロールしないといけないという立場。そのためには「利下げ」という看板をひっこめるわけには、現段階では行かなかった。この段階で「インフレ再燃」だからということでタカ派的な政策をに匂わすと、5月、6月に爆発してしまうかもしれないからね。高金利での借り換えが上手く行くはずもないし、第一リスクの取れない金融機関は直接的にロールオーバーしたくないし。

なので、ムニューシン方式で、なんとか地銀問題に片を付けたいと思ってるのはミエミエだからね。破綻させずに実質身売りでお茶を濁す。後は不動産関連のノンバンクに融資させて、商業用不動産を安値で買いたたかせる。こんなことで幕引きを狙ってると思う。何せ大統領選挙イヤーだから、何が何でも株式市場を暴落させないぞ!というね。

パウエル議長は確か共和党員だったと思うけど、トランプは今の内から「続投はない」と言っちゃってる。トランプが大統領時代もパウエル議長を相当苛めてたからね。なので選挙前に本来バブル崩壊で暴落する目も、パウエル議長が頑張っちゃうからね。そういうところがトランプのダメなところなんだろうね。そういえばペンス元副大統領もトランプは支持しないと早くも表明してるけどね。


それと株式市場が待ち望んでる、生成AIの具体的な収益化の目途らしいものが、そろそろ動き始めてきてる。大きなニュースとしてはアップルがグーグルの生成AI(ジェミニ)を搭載しようとしてる。なるほど今はグーグルのスマホの方が生成AI性能に優れてるからね。けどアップルは検索の初期設定をグーグルにすることで、グーグルから年間1.5兆円近い設定料を貰ってるわけで、それをグーグルは相殺したいというのが本音かも。

いずれにしても話がまとまると、生成AIの収益化と言う点で大きく道が開けそうなんだよね。それを株式市場は黙って見過ごしたくないというか、低迷中のアップル株が再度上昇へ、という道筋がまたまた米国株を牽引するかもしれないし。あとはバイデン政権は自動車の排ガス規制強化でますますEV化を推進する政策を繰り出すらしいし、そうなると自動車メーカーの保守票を崩しにかかってるのが見え見えで、テスラも浮上の目が出てくるかもしれない。

少なくともそうした期待感が株式市場に出てくると、イケイケになっちゃうんだろうねぇ・・・。リスクよりも期待が先行するのが今の株式市場だからね。

と言うわけで日本市場の今日は新値スタートになりそうな気配。高値は8日の¥40,472だからね。そしていよいよ日経平均はPER17.0にタッチするかも。いつもなら今日の前場の高値あたりからダブルトップ狙いで再度売るんだけど・・・どうしようか思案中です。

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