香港発、怪情報で強気に傾いた!:6月27日(木)後場
- 2019.06.27
- トレード日記
日経平均株価¥21,338(△¥251)
ロイターがフォローした今日の香港発怪情報の記事。前場の内に情報として駆け巡ったわけで、なんとなく強かった相場を加速させたね。
後場の相場観
こうした情報がどういうタイミングで海外勢にもたらされたのかが問題で、その結果前場寄り付き後から、イケイケの買いになったことは確かだと思う。
しかし、この件に関しては午後になってロイターがフォロー記事を掲載したものの、ブルームバーグや日経は無視してる。
つまり、情報の出所という部分で、今一つ信頼性に欠けるか、または作為的に中国側が流したもの、という見方をしてるのかもしれない。
トランプ大統領をはじめとする米国側は、交渉前に常に思い切り条件を情報としてだしたりしてて、まったく詠み辛いわけだが、中国側だって今まで嫌と言うほどこの手を喰らってきたわけで・・・。対抗しようと思っても不思議じゃないからね。
後場の相場を見ていると、投資家も情報の確認に躍起になてったと言う感じ。もしもフェイクっぽいならポジションを外すつもりだったんじゃないかな。
ところが、ロイターがフォローしたことで、俄然強気になって買い玉を持ち越した、という感じに見えた。
もちろん事務レベルではある程度まとまっているのかもしれないけれど、そしてムニューシンが90%合意できたとも言ってるから、投資家は楽観したというところ。けれども首脳会談を前にして、こういう情報の出方は極めて問題だろ。
そのあたりの事情やら背景が理解できないから、ここは持ち越しは止めた。後場はほぼ傍観。
後場の取引
6758 ソニー ¥5,662(△¥29)
買)¥5,634×2000
買)¥5,631×2000
売)¥5,662×4000(+¥118,000)
前場が終わった時点で旧ブログにこの米中会談に関する暫定合意に関して、書いておいたわけだが、その後どこもフォローしてこないので、フェイクかもしれないと思ったよ。
だいたいニュースが何故香港発なのか、さっぱり理解できないからね。けれど、フェイクなら相場が崩れるはずで、利食いに押されるだろうし、本物ならば後場も上値追いだろうと思いながら板を眺めてた。
今日のソニーは全く買いが入っていなかった。なので、材料視するかしないかよくわかるはず、と思ったよ。そして2時前に大きな売り物が来なかったこともあって、逆張りで少し買ってみた。
するとスルスルと上昇を始めたんで、もしかしたら?と。
けれども最後の最後まで、ロイターのフォロー記事を読んでも、なんかおかしいと言う気がして、引けで手仕舞い、持ち越すのを止めた。
9984 ソフトバンクG ¥5,201(△¥174)
買)¥5,178×2000
買)¥5,176×2000
売)¥5,201×4000(+¥96,000)
ソフトバンクもソニーと同じ。しかし、ここは米中対立で売られてたわけだから、(情報が本物ならば)跳ねる可能性もあると思った。
しかし結局対して相場は活況にならなかったということで、持ち越すのは止めた。こうして引けてみると、どうもおかしいよ。
なんとなくだけど、今回の香港発の記事は、中国側の仕掛けに見えるけど、どうかな?
本日の収支:(前場・後場合算)+¥5,000
後場の反省と今夜の米国市場予想
相場が、こういう動き方をしてしまうのは、いままでトランプ大統領がツイートしまくってたことで、センチメント重視となっていることが大きいよ。
また、事あるごとにトランプ政権から様々な事前ニュースが繰り出される。そういうのは、ある意味本当に良くない傾向なんじゃないかな?
金融相場だから、唯でさえセンチメントには敏感に反応するのは分かる。これどもこのところの相場は少々度が過ぎるってもんだ。
なので、今日の怪情報の真偽のほどはよくわからんけど、とてもポジションを獲れるようなもんじゃないってことは分かったつもり。結局様子を見る意味で、2銘柄を買っただけで終了。
いい加減だるい相場だった。
さて今夜の米国市場は、この怪情報をどう考えるかが見物。米国がイケイケになったら、来週月曜に備えて、明日も持ち越しは出来なくなる。
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