日経平均株価は戻り切れない予測のもとに:5月13日(月)後場
- 2024.05.13
- トレード日記
日経平均株価 ¥38,179(▲¥49)
日経平均の25MAと75MAのDCに賭けたわけじゃないけれど・・・。
後場の相場概況
主力企業の決算が予想以上に慎重で、前期が軒並み史上最高益を記録していながら、今期予測は減益予想が多く、日経EPSは伸び悩んでいる。日経平均PERも17.34と割高感が先行する羽目になった日本市場は、株価割安という魅力が剥落しつつある。そもそも日本企業の株価は、ドル建て比較で割安に見えるのであって、収益率で見れば必ずしも割安という評価は当たらない。
なので、今期予測が減益という数字がポンポンと出てくるようだと上値が重くなって当然だと思う。その象徴的な株価の動きになっているのがトヨタで、前期にあまりにも絶好調すぎる数字を計上しておいて、今期減益予想をしたものだから、売られてるけれど予想PERでは前期よりも低い数値になっているわけで、いさささか売られ過ぎのような感じもあると思う。
米国経済は、個人消費がかなり悪化しているのはほぼ確実で、このままでは大統領選挙でバイデンの勝ち目は薄いわけで、財政当局が無茶ぶりをしてくる可能性はあるものの、相変わらず不動産融資のロールオーバー懸念は一向に収まらず、個人ファイナイスも悪化の一途をたどっていることを考えると、打つ手がないように見える。
こんな状態で何とか経済を支えるとすれば、インフレを無視してでも利下げをするしか方法はないのでは?という雰囲気も出始めてる。この状況、またはこの先の状況がFRBには分かっているからこそ、パウエル議長はハト的な発言を繰り返し、利下げに固執しているのだと思う。そしてもしも、FRBが年内1度でも利下げをするようならば、いよいよ米国経済はスタフレという悪魔が現実化しかねない。
当然のことながら、米国経済のそうした状況の影響を色濃く受けるのは日本市場であって、そろそろ株価もトレンドの転換点を意識せざるを得ないかもしれない。その意味では今日の日銀の長期国債購入の減額は、意図がよく分からない。勿論それなりの理由はあるのだろうけど、この時期に動くようなことではないという気がしてならない。
ここは勝負かもしれないと、後場は売り玉を建て捲った。この局面は今年一番の大勝負のエントランスに見えたのでね。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥27,375(▲¥120)
空売平均)¥27,368×3040(含み損¥20,000)
前場の大戻しの意味が分からなかったし、日経平均PERも17倍台かも、ということで、売り始めたけれど、他銘柄も売り始めてしまって、平均が下がってしまったのは、ちょっと痛いけど、売られるならこれでもいいと思った。個人的には勝負モードに入った。
9983 ファストリ ¥40,640(▲¥80)
空売)¥40,710×1500(含み益¥105,000)
勝負になると踏んでの売り建て。SBGが決算で弄れないから、こことエレクで。
8031 三井物産 ¥7,876(▲¥3)
空売)¥7,876×4000(変わらず)
決算後の動きが納得できずに絶対に何処かで売ろうと決めていた。商事は同じような展開でPER15辺りまで。でも物産はPER26ってなんなんだ!?
6501 日立 ¥14,295(▲¥155)
空売)¥14,425×1000(含み益¥130,000)
空売)¥14,400×3000(含み益¥315,000)
決算発表後強かったので利食いが出るかな、という程度。ここは買い方さんの問題なので。(買い方は相当に強欲だから)
7011 三菱重工 ¥1,288.0(△¥7)
空売)¥1,298.0×4000(含み益¥40,000)
空売)¥1,297.5×4000(含み益¥38,000)
空売)¥1,296.0×8000(含み益¥64,000)
空売)¥1,295.5×4000(含み益¥30,000)
空売)¥1,295.0×4000(含み益¥28,000)
空売)¥1,293.0×4000(含み益¥20,000)
個人的にはほとんど予想通りの決算だったし、利食いされるのも当然かもしれないと思って観ていた。今期の状況もあらかた見えちゃって、そうなるとここから売られてもおかしくはない。
7203 トヨタ ¥3,366(▲¥59)
空売)¥3,388×4000(含み益¥88,000)
空売)¥3,387×8000(含み益¥168,000)
空売)¥3,385×4000(含み益¥76,000)
空売)¥3,384×4000(含み益¥72,000)
トヨタの場合、今期減益予想を投資家がどう見るかなんだろう。トヨタは期初予測は相当に低めで見てるというけれど、経済状況が悪化すれば、必ずしも好意的には見れないだろう?
8035 東京エレクトロン ¥34,640(▲¥360)
空売)¥34,900×2000(含み益¥520,000)
PER47レベルで業績云々でもないのはNVIDIAを見てても分かるよ。無謀は100も承知の上での勝負!
4063 信越化学 ¥5,813(△¥12)
空売)¥5,813×4000(変わらず)
空売)¥5,811×2000(含み損¥4,000)
空売)¥5,810×2000(含み損¥6,000)
米国住宅・・・その一言だよね。半導体関連じゃないと思うけどね。だからなおさら買えないということになるんじゃ?
6146 ディスコ ¥52,710(△¥1,830)
空売)¥52,710×1000(変わらず)
6861 キーエンス ¥70,860(△¥700)
空売)¥70,850×800(変わらず)
正直買われ過ぎる2社。値嵩なので勝負になるなら外せない2銘柄。
本日の収支(前場・後場合算):+¥7,230,000
雑感彼是
3月22日に天井(¥41,087)を付けた日経平均株価だけど、今回の決算発表を見る限り、まさにドンピシャというタイミングでの高値だったなぁと本当に関心するよ。その通り、大方の主力企業の決算は2024年3月期がピークであって、今期は下減益を予想するものが多いので、だから\3,000下でもPER17倍台なんだよね。
そう見ると、株価というのは企業業績に正直かなと思えるよね。日々意図的な株価操作が繰り返されているにもかかわらず、こうして企業発表の業績通りに展開していることに、驚かされる。
そして天井を付けてから、一旦は75日線割れの下落から反発して見せたものの、75日線と25日線のDCに跳ね返され、その上再度5日線を割り込むという展開は、これはもう相当に危険な株価の動きと言わざるを得ない。
今夜の米国市場は長期金利低下とともに、上昇する可能性が高いと思うけど、日経平均がある程度連動できなければ、非常に危険だと感じるよ。
ザラ場中、勝負すると決めたから何とか5日線割れで引けて欲しいと思ってたけどね、何とかその通りになった。地合いが良くて、それでも米国が反転下落となれば、いよいよ始まる可能性もあるのでね。
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