投資とか政治とか・・・独り言だけど

ある評論家（アナリスト？）が、「資産を100％円建てで持つのは円安で資産が目減りするのでダメ」とか言ってました。というか、みんな言ってますよね。けど通貨安に見舞われてる日本人だからそう考えるんだと。インフレになって通貨価値が減るという論点は分りやすいけれど、円安って普通に日本で生活している分には、海外旅行をするときくらいしか実感しないよね。円は円だしね。

でも個人的にはその辺の考え方がしっくりこない。￥160と30数年ぶりの円安水準である今、分散するのかい？って感じがしちゃう。短期投資ばかりしてる俺が言うのもなんだけど、そういう考え方って基本はみんな短期投資的じゃないか？

変動するのは為替であって、自国通貨ベースでの資産価値じゃない。要は円を信じるかドルやユーロを信じるかという究極の選択を今考える必要があるのか？という問題だよね。まぁ、そんなことは大半の日本人にとってはあまり実感もないし、考えもしないだろうし。ドルは国内では通用しないわけで、旅行や留学、移住で海外に行ったとき実感することでしかないわけで・・・。

インフレの要因はコストプッシュなので輸入価格の上昇が原因。でも買い物は円ですよ。それって米国人が米国内でインフレに苦労するのと同じ。米国内では円は使えないからね。

そういう素人的な考えからすれば、問題の本質って為替であって、為替は「変動相場制」なんだってこと。この変動をどう考えるか、またはあまり考えないかっていう議論。将来強烈な円高になるかもしれないし、それは誰にも予測できないわけで。にもかかわらず円安は永遠です！みたいな議論を果たしてする必要があるのか？って疑問ですよ。

個人的には投資することにちょっと熱くなりすぎてると思う。でも、みんなが熱くなってるからこそ、マーケットにはボラティリティが生まれ、それを見てコツコツ短期で利ザヤを抜こうとするのが俺だけど。将来資産を100倍にするとか、そんなことは考えもしないし、もっと斜に構えて端のほうから株式市場を見る。10年後なんて生きてるかもわからん身だし、ロングレンジで投資を考える意味もいまさらないし。

だからバフェットとか、よくもまぁ、よぼよぼになるまで金儲けができるなと。絶対、人生つまらないと思うけどね。あの老人は投資ロボットに近いね。

将来の為替も金利もいいけれど、こんなにも世界がおかしなことになってる今、もっともっと考えなきゃならないことがあるんじゃないかな。日本なんか格好つけて新札発行なんかやってる場合じゃないと思うけどね。なんかピンとこないんだよね。

政治がボロボロもいいところで、官僚がどんどん勝手に動く。文民統制しないと軍隊が勝手を始めるというのと同じこと。岸田が辞めないのは返っていいのかも。お陰で菅とか麻生と言った総理経験者が自民党の癌だってことがようやく分り始めたしね。岸田降しを始めて主導権争いをしてるのを見ると、本当に救いようがないと思うし。岸田を首相にしたのは、安倍ー麻生だった。その選択が大失敗したってことで、日本は訳の分からないカオスの中にいる。肥え太ったのは官僚達だけ。もう、伸び伸びとやってます。

けれども、トランプが再任となると、全部振り出しに戻る。どの道岸田なんかいなくなるだろうし、菅や麻生が主導権を握ってもダメ。じゃ誰なら？ってなると、今は高市がなる以外、日本の政治は変化がないし。でも高市でうまくいくという確証はないけれど。高市を首相にするくらいの度量がないと・・・、まぁ、ないね。

でも、そうやってモタモタしている間に、世界はどんどん変わって行くけどね。