只今米国株式市場暴落中!日経CFDは悲惨です!

只今米国株式市場暴落中!日経CFDは悲惨です!

まるでジョークのような日経CFDの下げ方!いま午前零時になりますが、日経CFDは木曜引け値からさらに▲¥900以上下げてます。この下げ、またしても大部分の評論家やアナリストの予想をあざ笑うかのように怒涛の売られっぷりで、まさにほとんどジョークの世界が目前に展開してます。はっきり言って「大暴落」です。

勿論、日本株だけではなくて米国株、三市場もキツイ下げに見舞われてまずが、いまのところ▲1%程度ですけど、もしかしたら今夜、とんでもないところまで突っ込んでしまう可能性も十分にある。米国三市場が▲3%くらいの暴落をやると、今日(金曜)は7月雇用統計だから・・・。

いやいや、遂に日経CFDは▲¥1,000きました!止まりません。この調子だと▲¥1,500~▲¥2,000くらい覚悟ですよ。大暴落だね。

 

この下げが、リーマンショックのような歴史的大暴落になる可能性はない!とアナリストや証券関係者は言ってます。でも、本当にそうなのか?売り坊の自分としては、そうは思わないんですよ。あくまで個人的な見方ですから、誰かを巻き込もうとか、自分が目立ちたいとか、そういうことは一切なくて、毎日長い時間ザラ場に出ていて、夜な夜な米国市場も可能な限りウォッチしている身として、どう感じているか、と言う事ですけど。こんな見方をしてるんだということで、良かったらお読みください。

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アナリストはファンダメンタルズからモノを言う

著名なアナリストの解説を聴くと、彼らは基本的にファンダメンタルズを分析したうえでモノを言ってます。そうした人たちは予想となると、極端に論理的でなくなる。彼等にも、というか彼等の方が「相場の行方は分からない」ということを身に染みて体験しているからですよ。なので、過去のデータに元ずく現状分析は得意でも、テクニカルなチャート分析の延長線上でしかモノが言えません、というか言いません。

アナリストは暴落を予期できない

どうなると株式市場が暴落するのか?はアナリストには分からない。分からないから予期することなど出来るはずがないんです。我々のようにザラ場に出ている者にとって、株価形成が如何に不安定であるかが身に染みてるはず。そう、オークション形式のザラ場ってとんでもなく不安定なんですよね。

こうして毎日株価が急落していると、その最中ではいろいろ解説してくれますけど、7月11日の「宵の明星」の時に、「これから暴落します」と言えたアナリストは居なかった。気の利いたアナリストなら、直近の天井の可能性はあります、くらいは言ったかもしれないけれど、せいぜい想定は25日線くらいまでだったと思いますよ。

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自分が考える株式市場の下落要素

じゃ、今の相場で、暴落になる要素をどう考えているかを簡単に書いてみます。いうまでもなく相場のセンチメントというのは、いろいろな不安要素が集中してきたときに、極端に悪化すると思っていて、今であるなら以下のことが必ず影響し合ってると思うんですよ。でも、市場は不安要素は潜在化していてなかなか表面化してこない。そこに改めてスポットライトを浴びせるのが、株価急落なわけです。

1) 株価急落があると、投資家はいろいろ原因を探ります。特に意図しない急落の場合は、ニュースサイトを片端から見て、これだというニュースが見つかると、ほぼ急落は止まる方向。でも怖いのは、それがよく分からない時で、いろいろ妄想が膨らんでしまう・・・。自分自身も毎日そんな行動でザラ場に居ますから、そういう心理はよく分かるほうです。そんな時には以下のような不安を捲り始めるわけです。

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2) 世界的な政治的混乱が今年は多い年です。米国では大統領選挙を巡る混乱の中でトランプ氏が狙撃され、痴呆のバイデン大統領が不出馬を表明し、副大統領の極左のカマラ・ハリスがなんと民主党候補になってしまった。もともとバイデンがカマラを副大統領にしたのは民主党内の極左勢力を抑えるため。その人が正式候補って言うことは、民主党は極左政党になったという事です。これで米国が混乱しないはずはない。

また英国では労働党政権が誕生し、フランスでは左翼・中道なんでもあり連立政権になりそうで、マクロン大統領の基盤は弱体化してます。それに先立って欧州議会では保守派勢力が急拡大し、リベラルなフォンデアライエンEU議長の支持基盤は弱体化してます。そして日本は・・・書くまでもないですね。

3) 中東の地政学リスク、具体的にはイスラエルとハマスのガザ紛争を経て、隣国レバノンに本拠を構えるヒズボラとの全面戦争に発展する気配が濃厚。もちろんヒズボラのバックはイランの革命防衛隊であり、一度だけの小競り合いとなったイスラエルとイランの関係は、再度エスカレートするかもしれません。その背後にはイランのハメネイ師の権力構造が弱体化しつつあるためです。はっきり言って今の原油価格では中東産油国は財政的に厳しいわけで、今の中東には仲介役が存在しないことが最も怖いことです。

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4) 中国経済の完全崩壊と言われてやは10年近く経つわけですが、今の中国経済はほぼほぼ完全に崩壊しているわけです。不動産崩壊、金融機関崩壊、地方知事体崩壊、大洪水の嵐・・・。特に今年の洪水では1000万人以上が被災したとされていて、中国全土では10カ所以上が都市洪水となり、遂には北京まで洪水に見舞われる始末。その影響で中国では数百万台の自動車が廃車の憂き目に会っているという情報も・・・。EVに洪水では一堪りもなく環境汚染問題に発展しそうな勢いです。

そもそもそんな国の通貨(人民元)など、無価値同然なのだけれども、対ドル管理相場制であるために、通用してしまっているという事実・・・。もう無茶苦茶なんですよ。

5) 日銀の利上げを決断した植田総裁は、学者としての見識を捨てて、政府・財務省・金融機関の圧力に屈して利上げしてしまったというのが今回の真相。ご丁寧にも財務省筋・政府筋からのリークまでして・・・。個人的には、7月31日に日本経済は潰されたと思ってます。馬鹿が首相をすると、こうなるんですよ。それに懲りない国民なので、結局は国民のせいかも。だいたい現在の首相ってまだ岸田だっていうのだから、ビックリしますよ。

短プラが0.250pと言うことは短プラ連動のローン金利もすべて上昇です。実質所得がマイナスのまま、住宅ローン金利が上昇するということは・・・個人消費はダメダメでしょ。その上円高方向では、日本経済は沈没です。

6) ドル建て日経平均の利食いが出てます。それもかなり大量に。当然です。31日の出来高急増を見てもわかること。海外のアクティブ投資家は全力で売ってますから。

7) ボロボロのパリ五輪でも五輪は五輪。みんなTVやネットで観てますよ。こんな急落相場に付き合うよりも、面白いからね。でもさすがに今回の五輪は、ちょっと・・・。選手村での不満爆発!猛暑なのにエアコンなし。食事は豆と野菜ばっかで肉が出ない。会場が遠すぎる。開会式ばかり見栄を張って、雨で大型スクリーンが故障するわ、ネット中継ではプロトコルが合わないわ、おまけに審判が未熟過ぎるわで、どの競技も問題だらけ。まぁ、そんなもんでしょ、フランスは。

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こうした要素と言うか懸念は、漠然とセンチメントを悪化させる材料になる。要するに「不安」を掻き立てはするけれども、恐らく暴落のトリガーではないと思うんです。もちろんセンチメントが悪化することは十分トリガーなんですけど、大暴落はしない。ならば、大暴落のトリガーは何かというと、こんな風に下手な俺でも考えられる懸念ではなくて、まさか!?という事態が発生してしまった時が一番怖い。

そういう雰囲気を見分けるのは正直、「匂い」ですかね。今夜の日米市場の下げ方を見てると、大暴落の初動の匂いが結構するなぁ。もう株はいいや、みたいな投資家の雰囲気が十分伝わってくる下げ方だと思うしね。

その時には仕掛け花火のように連鎖して着火していきますからね。そうなると大暴落ですよ。今の情勢では必ず来ます。

とグタグタ書いているうちに、日経CFDの下げ幅は▲¥1,300を超えてます!決算勝負で買持した三菱UFJは期待通りの数字を出せば出せたのに出してこなかったということで、ADRは▲¥80だって。¥3,200,000もヤラレルのかな。他銘柄売り持ちしててよかったなぁ・・・。

最後に、今夜の相場、引けにかけて明確な買戻しが出るか否かが超重要ですから。見逃せないね。