大岡越前オープニングテーマ by 山下毅雄

大岡越前オープニングテーマ by 山下毅雄

旗本退屈男、水戸黄門、銭形平次、遠山の金さん、桃太郎侍、暴れん坊将軍・・・、書きだしたらキリがない時代劇ドラマ。NHKの大河ドラマは別にしても、通常のTVドラマだと圧倒的に江戸時代のものが多い。けれどもいずれも相当のフィクションとなっていて、一種の時代娯楽小説のTVドラマ化だ。なので近い事象は有ったかもしれないけれど、エピソードはすべてに作者の想像です。

それでも大岡越前(大岡越前守忠相)は実在人物であり、実際に普請奉行、江戸南町奉行、寺社奉行と4代の将軍に仕えた旗本と言うところがちょっと違うかなと。ドラマでは江戸町火消の創出、小石川養生所の設置、将軍吉宗の目安箱設置の進言、享保の小判改鋳、などのエピソードがあるけれど、どれも実際に携わり推進した人物でもある。

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水戸黄門や大岡越前のような長寿人気ドラマになると、製作期間も長期にわたるので、シリーズごとに俳優が変わったりするので、キャストによっては見なくなってしまう事も多い。個人的には、第一作(シリーズ)のキャストが好きなんです。

父親役の片岡千恵蔵、母親役の加藤治子、忠相役の加藤剛、奥方約の宇都宮雅代、架空の医師役の竹脇無我、となかなか豪華な布陣で始まった。個人的には宇都宮雅代のファンで、後にヌードになったのはショックだったけど。

そして誰もが一度は聴いたことのある、というか大変有名なこのテーマ曲。これがなかなかいいんですよ。作曲は言わずと知れた山下毅雄。一体何曲書いたんだ!?と言うくらい多作の作曲家だけれど、TVの全盛期、歌謡曲全盛期という時代背景があって活躍できたのだろうけど。

何というか、こういう延々と耳に残るメロディーって言うのは、アレンジも含めてなかなか出来るものじゃないしね。特にインストの曲は難しいよ。

まぁ、こんなのがいいなんて、オヤジの証拠ですけど。