ダブルで来た重大懸念!米国市場に変調!日本市場は再暴落か!?

ダブルで来た重大懸念!米国市場に変調!日本市場は再暴落か!?

昨日の日経平均は△¥732と大幅な戻り。はっきり言ってテクニカルリバウンド、と書いたけれど、今夜それが現実になりつつある。1時半現在で日経平均株価は▲¥800以上、昨日の引け値から急落している!

 

まず一つは、イランがイスラエルに対して弾道ミサイル攻撃を準備中であるというニュースがブルームバーグに掲載されたこと。

短い記事なので詳細は不明だけど、今までイランはイスラエルの度重なる挑発行動にひたすら自重してきたわけで、イスラエルがレバノンのヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララを空爆によって殺害したことで、事態は急転。なおイスラエルは昨日から地上軍による侵攻を開始した。

ヒズボラはイスラム教シーア派の軍事組織で、イランによって支援され、レバノンでは政治参加もしていて、世界最強の重武装非軍事組織とも言われている。イランはヒズボラに云わば代理戦争をさせているようなもので、イラン国内でハマス最高指導者を殺害された報復として、ヒズボラの攻撃は激化していた。

対するイスラエルは、レバノン国内のヒズボラ拠点に対し直接攻撃を行う、事実上の軍事侵攻にでたわけで、ハッサン・ナスララを殺されたイランは、いよいよイラン国内からの弾道ミサイル攻撃の準備にはいったと。

これが米国市場を大きく揺らしたのは、可能性として弾道ミサイルに核弾頭を搭載する可能性があると懸念しているから。米軍も迎撃態勢を取っているので迂闊には着弾しないとは思うけれど、もしも核弾頭搭載ならば、広島・長崎以来初めて核が攻撃に使用されることになる。

また通常弾頭の場合でも、中東の戦禍は一気に拡大する可能性があり、いよいよ中東戦争か!?と言う懸念も残る。もっとも先日サウジアラビアが年内で減産を解除する可能性を示唆したこともあって、原油価格引き上げのために起こしたブラフということもあり得るのだが・・・。

と、ここまで書いて、正式にイランがイスラエルにミサイル攻撃を行ったことが報じられた。

いよいよ容易ならぬ事態に突入したようだ。

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そしてもう一つの重大懸念は、米国東海岸ーメキシコ湾に面した主要港湾で大規模なストライキに突入したこと。

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これは米国経済に対して計り知れない悪影響を及ぼすことは必至。何せこの港湾閉鎖は、1日辺りの経済的損失は5500億円~6500億円になると試算されていて、しかも何日続くのかが読めない。

恐らく組合側の狙いは11月5日の大統領選挙を意識しているのだと思う。バイデン政権は選挙までには妥協の方向で仲裁に入るだろうという計算がある。

もちろん怖いのはストライキによる直接的な損害だけでなく、クリスマス商戦、年末商戦に向かっての需要期に物資の輸入が止まるということで、インフラが強烈に再燃する可能性があるとともに、雇用の最大需要期に水を差す可能性もある。

また、他業種もストライキを計画していると伝えられていて、そうなると米国経済は大混乱に陥ることになりかねない。その上で、中東の戦闘が続き原油価格が急騰するようなことにでもなれば・・・。

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日本では石破亡国内閣が発足して解散総選挙の日程まで決まったわけで、政治的な混乱はこれからが本番と言うことになる一方で、米国ではすでに大統領選挙の郵便投票が始まっていて、バイデンとカマラ・ハリスのハリケーン対応やカマラ・ハリスの二枚舌どころか十枚舌に対するバッシング、そして国境周辺の街や州の混乱に対する未対応等々救いようのない批判が噴出している。

この状況を考えると、米国次期大統領はトランプにならなければ、分断が対立へと向かう可能性も否定できない。とにかくハリケーンの被災地を訪問して物資を援助したのはトランプで、バイデンはとっとと別荘に逃げ込み、カマラはスーツ姿で僅かに視察しただけ。こうした行動はネット時代、いち早く拡散されるわけで、民主党も手の打ちようがないと言った状況。

石破がトランプやカマラと対等に話せるはずもなく、まして岩屋外務大臣など論外中の論外であることを考えると、ゲンナリする。10月相場もまた大荒れになるだろうという予感しかないね。