ファストリだけでプラスになる指数って・・・:10月11日(金)後場
- 2024.10.11
- トレード日記
日経平均株価 ¥39,605(△¥224)
ファストリだけでプラスになった日経平均株価。いつものことだけど・・・。
後場の相場概況
日経平均が¥224高に対してファストリの寄与度が¥277と実質的には▲¥50と言う感じになった今日の相場。陰線4連発で上昇してきた日経平均だけど、上値は決して軽くはないはずだ。しかもまたまた3連休と言うことになって、本当に遣り辛い相場なので、短期投資家は今日持ち越すのは結構勇気がいるはず。
昨日の米国市場では、CPIが強く出て11月利下げが微妙になってきたのもかかわらず、決して弱いとは言えない相場になったけれど、今夜はPPIがでて、米国のインフレ低下が止まるというのが明らかだとすれば、相場が持ち上がるとは考えにくい。
こんなカオスな相場になったのも、一重にFRBの0.500pの利下げと強い雇用統計の整合性が取れないから。9月時点で明らかにFRBは雇用が弱くなることを想定していたと思う。けれども蓋を開けるとあの通りの数字になってしまい、利下げスケジュールが大きく狂うかもしれない。
米国経済はそれでいいのか?ってことだけど、そこにCPIが強く出てきたから余計に混乱することになった。そうなると此の先が全く読めないというか、ましてトランプが優勢となれば、一段と金融緩和方向になって、利下げどころではないという読みまで出てきてる始末。ここに来てこれほど状況が不安定と言うのは、あまりないかもしれない。
そしてこの週末もまた地政学リスクを気にしないといけないわけで・・・昨日原油がまたまた上昇してるのも、非常に厄介ではあるよね。中東情勢はどんな情報やニュースよりも原油価格が雄弁に物語るからね。
と言うわけで、性懲りもなくまたまた売り持ちで3連休を迎えることにしたけれど、何事もなければ週明けの¥40,000は現実的にあり得るので、かなり不安ではあるけれど。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥27,940(△¥260)
空売平均)¥28,004×2040(含み益¥130,000)
このところの上昇の仕方がメチャメチャ気持ち悪いので、三連休でポジションを建てるなら当然売り持ちを選択した。とにかく選挙は買いがまるで生きてるような相場付きではあるけれど、海外勢はそんなことを意識しているわけではないと思うし、こうなったのもあの雇用統計のせいで円安になったから、と言うのははっきりしてる。
個人的には米国当局が、本当にデタラメばかりやるので、相場にならないって感じがするしね。これでもFRBが利下げするようなら、FRB自身も雇用統計を信じていないということになるよね。まったくデタラメばかりで嫌になる。
8058 三菱商事 ¥2,961.5(▲¥2.5)
空売)¥2,985.0×4000(含み益¥94,000)
空売)¥2,982.0×2000(含み益¥41,000)
空売)¥2,981.0×6000(含み益¥117,000)
空売)¥2,980.5×2000(含み益¥38,000)
8031 三井物産 ¥3,259(△¥3)
空売)¥3,292×2000(含み益¥66,000)
空売)¥3,291×4000(含み益¥128,000)
空売)¥3,290×2000(含み益¥62,000)
空売)¥3,288×4000(含み益¥116,000)
空売)¥3,286×4000(含み益¥108,000)
はっきり言ってこの世界景気の中で商社の業績が良好と言うのは考え辛いところ。なので決算を意識すれば、今の時期は利食いが優勢になって買いが入らない、と言う相場を予想してた。これで商社の業績が悪くならないのならば、今は景気がいいのか悪いのか、さっぱりわからなくなる。
6501 日立 ¥3,942(△¥7)
空売)¥3,963×8000(含み益¥168,000)
空売)¥3,960×8000(含み益¥144,000)
7011 三菱重工 ¥2,211.0(△¥1.5)
空売)¥2,245.0×4000(含み益¥136,000)
空売)¥2,244.0×4000(含み益¥132,000)
空売)¥2,243.0×4000(含み益¥128,000)
空売)¥2,242.0×4000(含み益¥124,000)
空売)¥2,241.0×4000(含み益¥120,000)
空売)¥2,240.0×4000(含み益¥116,000)
空売)¥2,236.0×4000(含み益¥100,000)
空売)¥2,235.0×4000(含み益¥96,000)
日立と重工はともに業績絶好調と言うのは予想できること。けれどもそれがこの大型株2銘柄のPER30以上を肯定できるのか?って言うと、やはり買われ過ぎてると思うんだよね。なので防衛関連だから、原発関連やデータセンタ関連、それにロケット関連だからと言う理由で、強いことは否定しないけど、やはり需給には負けるだろうと。
ここまで大量に買ってきた海外勢も一旦は利食いして仕切り直す、みたいな投資行動に出て当たり前と思うしね。2銘柄ともにここから上値を追うようならば、PER40を目指すことになる。でもさすがいそういうロングは入り様がないと思うけどね。なので、地合いにもよるけれど、弱含めば25日線くらいまでの調整が必要だと見てる。
本日の収支(前場・後場合算):+¥410,000
雑感彼是
ひょんなことから不動産を2物件売却することになって、その準備でいろいろと雑事が重なって来て、相場に集中できないんだよね。なので、まとめてポジションが建てられないというジレンマに陥っています。でも、それが返っていいのかもしれないと。この時期は概況にも書いたけれど、流石に手掛かりが変に拗れていて、まともにやったのでは太刀打ちできないかも、と思うのでね。
しかし、今は不動産の売却って本当に大変で、地方の物件と東京都心に近い物件なんだけど、すっぴんの物件じゃないので拗れ捲ってる。まともに遣ったら何日も相場を休まなきゃならなくなりそうでね。最近は投資として不動産と言う選択肢が大いに騒がれてるけど、下手に手を出すのは危険な気がする。もちろん、不動産投資などはするつもりはサラサラないけれど。
ここに来て中国が40兆円以上の景気対策をやるということで、中国上海市場、香港ハンセン市場に注目が注がれてるし、米国投資家は凝りもせず、中国、中国と大騒ぎだけどね。そんなくらいの景気対策で中国経済がどうにかなると思ってるのかねぇ・・・。それを言うなら米国なんか毎月10兆円単位で金融緩和してるようなものなのにね。
と言うか、いよいよ人民元も財政を膨らまして借金を膨大に積み上げるというタームに入ったし、米ドルも全く同じだし・・・。もちろんEU各国もそういうことで株価H上昇してきたと思うけど、どうだろうねぇ・・・。こういうことがいつまで通用するのか?って言うと、もういつどうにかなってもおかしくない状況にいよいよ世界経済は突入したという事だろうね。
なんか・・・本当にこんな時に中東の戦禍が拡大してしまって、原油が入らないとなったら日本経済はどうなるんだろう?本当に有事になれば円高も止まらなくなる気がするんだよ。極端な円高にはならないのが変動相場制って識者は言うけれど、だって何もかもが極端を越えている世の中だろう?ドルや人民元がいつ何時ハイパーインフレになってもおかしくないほどのジャブジャブやってるわけで・・・。あまり考えたくないけどね。
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