タッカー・カールソン インタビュー:イーロン・マスク
- 2024.10.22
- 放言
思うに・・・イーロン・マスクが言うように、今の米国はカマラ・ハリスという操り人形を100名くらいの富豪や党内実力者が投票行動をすることなく大統領候補に指名するという、つまりは民主主義を完全に無視した行動をとっていると。何!?それって日本でも同じことが起きてる、というかそういうのは日本が元祖じゃない?って思うよね。
日本の制度では、衆議院の多数派を占める政党が、党内だけで選挙のまねごとをして、総裁を決めれば、それが自動的に日本の首相になるという寸法。その手法も民意(と言えるかどうかは分からないけれど)を軽んじて(地方票のウエイトが低く)、決選投票では完全に議員主導で選んでしまうという・・・。
そのことについて、イーロン・マスクもはっきりと言っている。前回の大統領選挙の後、FOXを辞めた(首になった!?)最も人気のあったアッカーマンであるタッカー・カールソンのインタビューで今回の大統領選挙について語っている。この動画は本当に面白いし、米国の真実が赤裸々に語られているので、是非、ご覧ください。
この二つの動画を見て、今回の選挙でトランプが勝ったら・・・2028年の大統領選挙にイーロン・マスクは出馬すると思う。というか、今回トランプが仮に暗殺されていたら出馬しただろうと思うし、出馬すれば恐らく勝つだろうとも思う。
米国では、本当に土壇場になると、イーロンのような人材が出てくるよね。今回ザッカーバーグも議会証言で民主党からのフェイスブックでの検閲を命令されたと言って衝撃が走った。TVはもちろん、ネットのプラットフォーマーは皆リベラルであり、グローバリストでもある。そのことが前回の大統領選挙であからさまになっても、ニュースや情報を検閲し、自由な言論を理由を付けて抑制しまくっている。
その情報やニュースがフェイクでなくて、真実だとしても、独自の基準でふさわしくないと判断すれば、シャットアウトしてしまう。しかしこの「独自の基準」と言うのが大きな問題で、これが政府圧力によって作られたものであるとすれば、もはやネット空間に自由な言論はないことになる。
それは同時にAIに対する不信感や嫌悪感に結びつくのも自然なことで、AIにはとても魅力的な可能性と未来がある、世界中とてつもない速度で普及する、といった幻想を作り出してはいるけれど、反面AIによる情報選別と判断の基準が公平で政治的・宗教的に中立であることを、全く保証していないという現実がある。
言い換えると、AIがリベラリストならば、労せずして世界がリベラルに作り変えられるということに繋がるわけだ。だからこそ、そうならないためにイーロンマスクは積極的にAI開発に関与し続けている。
確かに、今回米国の大統領選挙が、もしも民主党が勝てば、それが最後の選挙になるかもしれないという懸念は決して妄想ではないと思う。今回民主党が勝てば、今後は移民の流入を止めないだろうし、スイングステートに移民を大量に流入させれば、共和党には勝ち目が無くなる。すでに今回、カマラ・ハリスは予備選で選ばれず、形式的にはバイデンが指名して民主党が受け入れたに過ぎない、大統領候補なのだから、そもそも民主的な選挙そのものを否定している。
イーロン・マスクがトランプ陣営に加担する、これ以上の理由はない。イーロンが口にする「民主主義を守る」と言う決意は、スぺースXやテスラのCEOで、世界一の富豪で、Xのオーナーで、人気者という域では語っていないと思う。かつて、スペースXもテスラも何度も倒産の危機に直面していたのだが、そのたびに全財産をつぎ込んで事業を立て直そうと必死に努力していたという。後に、いつでも失敗したら無一文になったところだった、と語っている。
その頃のイーロン・マスクを評して「俺の方が上だった」とホリエモンは言い放った。けれども、全財産を投じて事業を救うなどと言うことはしなかった・・・。簡単にリーマンにワラントを起債させて、個人投資家から資金を搾り取った挙句の果ての倒産だったわけで、投資家目線で見ても悪質極まりないやり方だったと言わざるを得ない。
要するに、人間の器が全然違うのだ。だからこそ、運の女神がほほ笑むし、僅か15年足らずで世界一の富豪になったのだろうね。そしてそういう人物が次期政権の閣僚になって政治改革、行政改革をしたいと、普通は思わないよ。
日本の衆議院選挙はカオスを生み出すだろうけど、その次が見えない。けれど米国には、いつの時代にも次のリーダーが出てくるもの。残念だけど、そこが日米の違いかなと思わざるを得ない。石破と野田じゃ、どうにもなりはしないんだ。ただ日本が疲弊するだけ。財務省は今頃高笑いだろうけど。
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