方向感喪失の日本市場だが海外勢は・・・:11月20日(水)後場
- 2024.11.20
- トレード日記
日経平均株価 ¥38,352(▲¥62)
日本企業の業績懸念かNVIDIA決算期待か!?方向感の出ない相場
後場の相場概況
どうしてNVIDIAの決算がこれほど重要視されるのか?というと、半導体関連株を支えているのは今となってはNVIDIA一社しかないからだろう。半導体そのものが在庫調整期間入りしているし、製造装置も従来のような好調さはないなかで、半導体大手のインテルもこけた。となると、相変わらず今の米国市場、とりわけNASDAQとS&P500なんかは、NVIDIAの決算が相場の支えになっているわけだよ。
けれどもダウも銘柄入れ替えでNVIDIAが採用になってるので、こうなると米国三市場は全てNVIDIA次第という様相も出てくることになる。本来今の時期は年末ラリーが意識されて、クリスマス休暇の始まる12月第一週まではイケイケのはずだけど、そうなるかならないかは、今回のNVIDIA決算次第と言うことになると思う。
そこで今回の決算を米国市場はどう見るのか?
例によって三市場CFDは買い向かいの様相。今日はまたまたCFDが高いし、日経CFDも大引け後のGUが戻ってきた。何と俺が買持した昨日だけ落とされてまた今日はGUなのか、とウンザリするけれど。
恐らくNVIDIAの決算は買われるようなものなのだろう。多分、もう情報は出回っていると思うし、それに従って出来るだけ自然に株価を動かすだけ。今回株価上昇ならば、米国のファンドや金融機関にとって、年末決算は大きく利益を計上できるだろう。
今の米国市場は大手の決算対策なんだと思うけどね。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥26,110(▲¥70)
空売平均)¥26,176×2120(含み益¥140,000)
全く方向感を失ってしまった後場。様々のことで疑心暗鬼になっているのは米国投資家なのかもしれない。米国ダウCFDが高く推移してるのは多分にテクニカルが要因なのかも。と言うことは、海外投資家も決め手に欠いているということ。なのでここは怯まず売り玉を持ち越すことにした。
8306 三菱UFJ ¥1,816.0(▲¥27.5)
空売)¥1,835.0×4000(含み益¥76,000)
空売)¥1,832.0×8000(含み益¥128,000)
空売)¥1,831.5×8000(含み益¥124,000)
空売)¥1,831.0×12000(含み益¥180,000)
空売)¥1,828.0×8000(含み益¥96,000)
この時期に調整をしないことには、このまま年内は上昇するばかりってことになりそうなメガバンク。もしも日経CFDがGUするなら、ちょうど建玉辺りで寄り付くかなと。その場合でもやり様があると思うので、このまま持ち越すことにした。
8630 SOMPO ¥3,992(△¥428)
空売)¥4,030×4000
空売)¥4,020×4000
買戻)¥3,971×8000(+¥432,000)
全然値が垂れないSONPO。痺れを切らして引けで買い戻した。MSADや東京海上の買いも考えたけれど、まぁ、触ってもザラ場が薄くて手を焼きそうなのでやめた。
6758 ソニーG ¥3,018(△¥82)
空売)¥3,075×4000(含み益¥228,000)
空売)¥3,072×4000(含み益¥216,000)
空売)¥3,070×4000(含み益¥208,000)
空売)¥3,068×4000(含み益¥200,000)
空売)¥3,064×4000(含み益¥184,000)
ソニーも全く値が垂れず。完全に横這いになってしまった。まぁ、含みは諦めてもいいか、ということで、一発狙いの持ち越しとした。だって材料があまりにバカバカしいからね。
7011 三菱重工 ¥2,384.0(△¥34)
空売)¥2,402.0×4000(含み益¥72,000)
空売)¥2,400.0×8000(含み益¥128,000)
空売)¥2,399.0×8000(含み益¥120,000)
相変わらず強いんだよ。後場の動きは日経と逆行だから。利食いしておくべきだったと後悔もあるけれど、毎日逆行するなんて思えなかったし。でも、やはり川重とIHIなんだよなぁ・・・。今日は東京計器とかも・・・。いつまでやるんだか・・・。
6857 アドバンテスト ¥9,541(△¥104)
空売)¥9,541×2000(変わらず)
6146 ディスコ ¥42,310(▲¥240)
空売)¥42,310×500(変わらず)
さてNVIDIAの決算がどう評価されるか分からないけれど、いずれにしても明日の寄り付きまでにはすっかりとでてきて、CFDがブイブイ動くだろうし、関連銘柄も上下どちらかに大きくギャップが出るはず。ならば、決算勝負を仕掛けるつもりで、売り建ててみた。これくらいなら、痛手を負っても・・・。
本日の収支(前場・後場合算):+¥4,180,000
雑感彼是
今の米国株式市場はあまりにも偏りまくってる。まずはNVIDIAの爆騰、テスラの意味不明の急騰、そして引きこもり需要が旺盛なNETFLIXとかメタとか。通販が好調のウォルマートも。これらが市場全体を押し上げてしまうので、株価は順調に上昇していく。個人消費は苦しくないはずもないのだが、ここにきてトランプの関税政策が意識され始めて、駆け込み需要が相当量あるらしい。
となると、何か大きな経済事故でもない限り、目先の景気指標は改善する方向になるのだと思う。けれども年が明けて政権が交代するとどうなるのか?
ブルームバーグはトランプ批判と言う事ではなくても、現行のバイデン政権の政策との違いを常々指摘して、注意喚起していると善意に受け取ることにしよう。
そして実際の政策の影響以外にも、日本株にとって最も大きな懸念は強烈なドル安転換がそろそろ始まりそうだということ。その狼煙は年明けに控える短期国債のロールオーバーから、と思ってるけど、年内にも始まる可能性が出てきている。
日本には、市場全体を牽引するような企業はなくて、さらには円高転換という読みもあるならば、日経平均が今の位置でホバリングしているのは、なんとなく分かる気がする。海外勢にとっては円高こそが極めて効果的な投資になるはずだから。
今年もなんやかんやで年末高っぽい動きにはなるだろうと思うけれど。
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