本気のトランプ大統領就任演説
- 2025.01.21
- 放言
第47代大統領の宣誓式、就任式。強烈な政策メッセージを繰り出して、仕舞には火星に星条旗を!と言い出した。JFKは10年以内に人類を月に、と確約したけれど、今度はトランプが火星にと。メイクアメリカグレートアゲインはこうした米国民に対して夢や希望を与える時間のかかる計画的な大プロジェクトが必要だということもよく分かっている。
不法移民を排除しシェールを掘って掘って掘りまくると宣言した。関税によって富を蓄える、パナマ運河を中国から取り戻すと。そしてジェンダーは男と女だけだと言い放った。真横で聴いていたバイデンに対する強烈な皮肉のオンパレード。いかにもトランプらしい強烈な演説だった。
こうした演説を聞く限り、事前に宣言していた政策そのものだったし、決して夢物語を提示したものではないと。国土を広げると宣言したし、米軍を最強にするとも言った。グリーンランドやカナダの話は決して伊達ではないと宣言した。
これで、トランプ大統領の政策は確実に実行に移されるだろう。そして何よりも連邦職員に対し忠誠を誓わない者、既得権を盾に命令を無視するようなことは許さないし、即解雇できる大統領令に署名するという。これこそが、連邦と言う巨大な権力の自由な乱用する幹部職員の存在こそが、DSだと言わんばかり。それをイーロンマスクが解体するのだろう。
演説するトランプの後ろにはマスクもいたしアマゾンのジェフベゾスもいた。GAFAMもトランプ大統領になびかざるをえなののだろう。
さてこの後、トランプ新大統領はホワイトハウスでバイデン前大統領からお茶を飲みながらのホワイトハウス明け渡しを経た後、執務室で100件とも200件とも言われる大統領令に署名する予定だ。流石に全件は無理かもしれないけれど、4年しか時間の無いトランプ政権にとっては1分1秒が惜しいという、そんな感じだ。
さて、トランプの演説を受けて日米のCFDは行ったり来たりを繰り返したけれど、ドル円は¥155.80近辺のまま安定、そして仮想通貨は話題に触れなかったことで売り物が優勢の展開になった。けれども、事前に言われていた国家管理・国家備蓄はまず確実に行われるという感触を得た。流石にトランプコイン、メラニアコインというミームコインを出しただけに、下手にへ言及すると特定利益云々で指摘されそうだから致し方ないというところ。
売られもしたけれど、明らかにBTCには資金が流入していた。またBTC・ETFを大手米銀が揃って購入に走って保有を増やしたとの報道もある。しかしトークンの世界は明らかに投機・マネーゲームだ。なので仮想通貨は改めてBTCが核となって上昇するだろうと思う。
気になることが無いわけではなくて、前日の集会で、就任後1週間以内にJFK、RFK、そしてキング牧師の暗殺資料を全て公開すると宣言したこと。これはCIAとかFBIは、絶対に止めたいと思うだろうから、もしかしたらそれまでは相当に危険かもしれないということ。
だが就任式を無難に後切ったことで、日銀の利上げは確実になったと思うけどね。
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