10年国債金利上昇に耐えられるのか!?:2月18日(火)後場大引け
- 2025.02.18
- トレード日記

日経平均株価 ¥39,270(△¥96)
ドル円¥151水準は織り込んだが、10年物国債金利の1.431はどうなの?
本日の相場概況
今の相場は確かに個別銘柄中心だから、朝から当然のように資金が偏る。しかも、防衛関連は予算拡大やトランプ発言を先回りするような大幅なGUスタートになったし、何よりもメガバンクが3メガともに高値を取ってくるという地合いになって、イケイケの相場になった。
前場、中抜けして戻りが後場寄り付き直前ということもあって、勝負は出来なかったけれど、というかこの局面で大きな買い勝負はあまり気が乗らないんだけれど、グングン上昇する10年物国債金利が気持ち悪くてね。相場自体はイケイケのようになってきてるけれど、この金利高に日本経済って耐えられるの?って感じで・・・。
厭らしいのは10年国債金利上昇の影響を最も受けるのが、不動産やら住宅ローンのはずで、特に今、地方の不動産がとんでもないことになってるから、余計にヤバイかも。とにかく日本中空き家だらけでどうにもならない状況がある。もうこれは完全に大きな問題になることは明々白々で、そうなると、まずまず日本経済は、特に内需は撃沈するだろうしね。
今の日本列島はどこもかしこも空き家だらけ!なのだからね。
というわけで、連日不動産関連の交渉事をしているといろいろな話が聞こえてくるんだよね。別に不動産を売却したいとか、そういう話ではないのだけれど、何とか活用する方法を模索してるというか、なんならもしかしたら小規模デベとして参加するかもしれないのでね。
それにしても、地方の不動産は安い!またぞろあのバブル後のたたき売り状態になるのかもしれない。40年前の取得価格を下回るような空き家がゴロゴロしてるから。というわけで不動産関連株には本当に要注意でしょ。
本日の取引とポジション
1570 日経レバ ¥27,185(△¥205)
空売平均)¥27,046×3680
買戻)¥26,950×3680(+¥350,000)
朝寄りで買戻し。一応ヘッジ目的だったのでお役御免と言うところ。それにしても日本市場のこの異様な強さはどこから来るの?って感じだよ。ちょっとこの時期、怖さが増してきた感じ。
8306 三菱UFJ ¥2,022.0(△¥39.5)
買)¥1,952.0×50000
売)¥2,025.0×30000(+¥2,190,000)
売)¥2,024.0×20000(+¥1,440,000)
買)¥2,002.5×20000(含み益¥390,000)
買)¥2,002.0×20000(含み益¥400,000)
8316 三井住友 ¥3,909(△¥32)
買)¥3.803×20000
売)¥3,927×10000(+¥1,240,000)
売)¥3,925×10000(+¥1,220,000)
買)¥3,900×10000(含み益¥90,000)
買)¥3,895×4000(含み益¥56,000)
買)¥3,894×6000(含み益¥90,000)
両メガともに高値をとってきた。特にUFJは遂に¥2,000の壁を突破したね。一方三井住友は一文高値で気持ち悪いけど、持っていないみずほFGも高値なので、まぁ大丈夫だろうと勝手に思っての持ち越し。帰宅が12時26分頃で、かろうじて後場に間に合ったけれど、押し目はかなり悩んだ末の選択。たた日本国債10年金利が高止まりしていたので、それを手掛かりに買いを入れた。
そうしたらザラ場でなんと10年物金利が1.430Pまで上昇!これにはちょっとビックリ。こうなってくると気になるのが、2兆円以上ある銀行の(債券の)含み損ってことになるからね。なのでメガはともかく地銀はおいそれとは買えないぞって思うけど。
7012 川崎重工 ¥7,905(△¥352)想定レート¥150
買)¥7,170×4000
買)¥7,150×2000
買)¥7,140×2000
売)¥8,150×6000(+¥5,920,000)
売)¥8,140×2000(+¥2,000,000)
流石に川重は想定レートが気になって、前場のGUからの上昇はためらうことなく利食いに持ち込んだ。10時半には外出の予定だったので、大幅利食いに満足。でもよくここまで買われたなぁと。まぁ¥150を割ってくるような場面になったら叩き売られるかもしれないしね。
7013 IHI ¥9,780(△¥577)想定レート¥140
買)¥8,870×1000
買)¥8,860×1000
買)¥8,850×2000
買)¥8,830×2000
買)¥8,820×1000
売)¥9,600×7000(+¥5,290,000)
川重がとんでもないGUでスタートしたのに比べ、IHIは僅か¥70くらいのGU。重工も大きくGUしたので待てばよかったけれど、出先で株価を気にするのも嫌だったので、引っ張って利食い。でも大引けにかけてやはり伸びた。ちょっと惜しいことをした気分。まぁ仕方ないけれど。しかしまだまだ相場の中心は防衛関連なのかもと思ったり。
5803 フジクラ ¥6,890(▲¥142)想定レート¥140
買)¥6,865×4000
買)¥6,850×4000
売)¥7,230×4000(+¥1,460,000)
売)¥7,200×4000(+¥1,400,000)
フジクラも速いうちに利食いしたけれど、結果として今日は利食いされた一日になった。欲を言えばもう一押ししてくれるとイケイケになれる。フジクラだってまだまだ終わりってわけじゃないだろうから。もう一発派手に利食いしてくれないかなと。
本日の収支:+¥17,760,000
雑感彼是
いま、日銀は真剣に金融政策正常化と称して、利上げを模索してる。勿論背景にはCPIの上昇があるのだけれど、最近感じるのは金融当局者達は、日本の人口構成をどう考えているのだろうという事。というか多分、そのことは何も考えていないんだろうと思う。
日本は少子高齢化社会が加速している。特に少子化はもう手遅れで、どうにもならない状況まで追い込まれた観がある。そこで、まるで他国のような、例えば米国のような人口動態ならば、利上げしてもあまり問題にはならないのだろうけど、日本の場合は事情が全く異なる。
仮に利上げをこのまま1%、もしくはそれ以上の水準まで継続するとすると、まず75%の変動金利住宅ローンが最悪の影響を受ける。これが仇になって恐らく賃上げしても可処分所得は増えることはないだろう。さらには住宅購入が急激にブレーキがかかる。ただでさえ新築購入者は減り続けているところに、金利高となるとさらに厳しい状態に陥るのは必至。
そうした金融政策の効果を想定する場合、日本は極端な人口動態のせいで、簡単に経済が腰折れてしまう脆弱さがあるのよ。加えて中小企業の金利負担が、手枷足枷になって、働き手がいないというレベルを突き抜けて沈没する可能性も結構出てくる。
日本経済というのは、金融正常化に耐えうるだけに体力は持ってないと思うよ。だから移民を入れて・・・という理屈になってしまうんだけどね。じゃぁ、聞くけど移民を入れていったに日本の何を守ろうとするのか?何を維持しようとするのか?ってね。その何かはきっと「日本人の幸福」じゃないよね。
本当にこのままでは、日本は地獄のような社会になってしまいそうで怖い。
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