油断できないドル円のな動き:2月27日(木)後場

油断できないドル円のな動き:2月27日(木)後場

日経平均株価 ¥38,256(△¥113)

後場の日本株は落ち着きを取り戻したような小反発だが・・・

後場の相場概況

後場になって米国のCFDが反発。特にNASDAQが大きく上昇してそれに伴って半導体関連が大きく戻した、という事ではなく相場全体に安心感のようなものが広がったと同時に、米国CFDが戻り基調ということで、大引けにかけて強含んだ日経平均株価。

この動きに乗ろうかと迷った挙句に、ドル円の動きが予想できないというか、このまま円安方向に動くとも思えず、取引することを躊躇った。

今日の相場を見る限り、この地合いと¥150割れのドル円の状況にもかかわらず、自動車の動きが堅調だったことはちょっと違和感がある。特に、トヨタ、SUBARUと言った想定為替レートが¥152水準の銘柄が買われるという違和感はかなりの物だった。

最もSUBARUに関して言うと、とにかく需給が軽いというかまるで小型株のような信用買残の株数を見ると、この水準ではもうなかなか売り物が出てこないという感じ。

米国市場の消費動向を考えると、想定レート割れの販売数減少ということになると、かなり厳しい環境に置かれてると思うし、さらに自動車関税やメキシコ関税のことを考えると、買える状況には見えないけれどね。

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話は変わるけど、ビットコインが大きく下落してとうとう1200万台になってしまった。そのあおりを受けてメタプラは2連続のS安ととんでもない値動きに。

さらにはキオクシアの爆騰が止まらなくなってきた。あまり良い傾向とは言えないけれどね。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥25,790(△¥230)
空売平均)¥25,724×1240(含み損¥80,000

どうも後場は、取引しようがないというか、買うなら前場だったし、売るのは売り辛い株価の位置ということもあって、腰が引けていた。2度ほど、私用で外出したけれど、結局それほど時間もかからず、ザラ場は1時間以上見ることが出来たけど、結局日経レバ以外にポジ建て出来なかった。

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気になったのはドル円の動きで、¥149.40辺りまで戻してはいたものの、このまま¥150にタッチするような感じがしなかったということもあり、相場の流れという意味でもレバだけは売り建てておいたけど・・・。


本日の収支(前場・後場合算):+¥9,160,000


雑感彼是

前場にとにかくフジクラで大きく獲れたことで、もう今日はいいかな、という気分になってしまった。けれども、日本国債金利が大きく上昇して1.400台にタッチしたのは、財務省の三村財務官発言がきっかけとか。ならば、ドル円がもう少し影響を受けるんじゃないか?と考えていた。

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後場のメガバンクの急騰は、日銀が早期利上げに踏み切るんじゃないかという思惑。それに関して財務省は利上げを後押ししているのがはっきりと分かったけれど、財務省が何ゆえに利上げを後押しするのかは、さっぱりわからず。

財務省にとって、国債の利払いが拡大することは、とにかく増税の言い訳になる。金利が上昇したら国民生活が厳しくなるという感覚は最初から持ち合わせてはいないのだね。こういうことからしても、そういう感覚が手に取るようにわかるんだ。

そういう意味では、日銀の植田総裁が、財務省にやとわれたただの木偶学者であることがよく分かる。植田総裁は就任直後の第一印象から「危ない奴」という感じだったけど、2年経って間違いじゃなかったなと改めて思う次第。

(アイキャッチは神田氏の後任の財務官である三村氏。この野郎はメチャ恰好ツケ野郎だ)