あ~っ!?国内経済はますますボロボロに!?
- 2025.03.03
- トレード雑感

またしても日銀人事は利上げ派が就任。新たに理事に就任したのは正木一博大阪支店長。この人は日銀プロパーらしいけど、金利を弾き上げたくて仕方ない利上げ派なんだよね。なぜ、金利を引き上げる必要があるのか?ということに関して、明確な説明や理論建てはなくて、これで日銀政策決定会合は利上げに邁進する(というか反対派がいなくなる)だろうね。
この人事を受けて、日本国債10年もの金利は4.261pにまで跳ね上がった。石破内閣は減税は遣らずに増税路線ということだし、日銀は利上げをしますということになると、ますます国内経済は冷え込んでゆく。利上げの意味が「金融正常化」だって言うのだから恐れ入るよ。金融正常化って一体何!?
けれども、株式市場は何故かこれを好感するというのも分からんね。日経CFDは¥300近く上昇して¥38,000を回復してるし・・・。
それにね、財務省のキザ男、こと三村財務官は・・・
「物価上昇を上回る賃金上昇を実現する上で円安がマイナスの影響を及ぼす可能性があるため、為替動向を注視する必要がある」
と、厚顔無恥にも講演したらしい。何を言ってるんだ!ってね。実質賃金が上昇しないのは財務省が増税ばかりしてるからだろう!それをどの口がこういうしらじらしいことを言うんだろうねぇ・・・。全く呆れるよ。
こういう狂ったような状況の中で、ドル円は¥151を抜けてきた。株式相場には、こういうことがまま起こるわけだよ。理屈通りに行かないし、思ってるようにも当然行かないんだよ。まるで明日からのトランプ関税発動は織り込んじゃいました、みたいなね。そんなわけがないだろう!?って思うけど。
かなり精神的に寄れて来てるところに持ってきて、また日産に関する変な記事が・・・。つい先日、老人ボケしてる菅元総理がテスラに支援要請するとかしないとか、とんでもなくいい加減なニュースが出たばかり。そして今度は日経ビジネスとかいう経済誌が、
「日産自動車が共同持ち株会社設立交渉が破談となったばかりのホンダの出資を受け入れる可能性について日経ビジネスが3日、報じた。鴻海精密工業や三菱自動車を加え、4社での協業も視野に入れているという。日経ビジネスは完全子会社か分からないが、ホンダの出資を受け入れる方向で協議が進むだろう、と関係者を引用して報じた。」
だって。日産がキャッシュフロー不足で資金的に苦しいのは分かるけれど、一度決裂したホンダが再度出資するってどういう事よ。鴻海や三菱自動車まで名前が出てくるところを見ると、これ、また経産省の音頭取りなんじゃないの?もし本当にこんなことを検討しているのだとすればね。
ぶっちゃけて言うけれど、本当に苦しいのはホンダなんだと思うよ。ホンダはね2030年か2035年か分からんけど、完全EV化を宣言してしまって引っ込みがつかなくなった。ところが日産はEVばかりやってるけど、レシプロをやらないとは言ってないしね。だったら協業したらレシプロ路線が残るんだよ。ホンダのHVと合わせたらトヨタ並みのラインナップが出来る。結局それが目的だったはずなのよ。
それを鴻海とか入れちゃうと、グタグタにされちゃうし、鴻海はカネはあるけど技術はゼロだし、結局は日本の自動車技術が全部中国に吸い取られてお仕舞ってことになる。そういうことを平気でやるのが、経済産業省だからね。
おおっ!日経CFDは¥400の爆上げかよ!面白くないねぇ・・・。
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