ヒーロー不在の困った日本の政治に思う事
- 2025.03.23
- 放言

結局野党は石破のまま参院選を戦いたいという本音があからさまに分かってしまって、それでも立憲と維新は完全に自民党との連立政権を目論んでいるから、そうなると、公明も交えた連立政権時代に突入してしまい、日本の政治に対する不信感はより強まるだろうね。
自民と立憲が談合し合って連立の枠組みに入れば、これはもう財務省の思惑通りの展開になって、今以上に増税路線をひた走ることになるのは必至で、国民にとっては地獄が待ってる。
橋下という売国政治家に一本釣された前原は、盛り上がった国民民主の減税路線をぶち壊し、高校無償化という自己満足政策で自民党にすり寄った。これで自公維の連立は決まったようなもの。公明同様に大臣ポスト1つか2つで収まってしまう。そうなると面白くない立憲は、参院選で勝ってあわよくば連立政権を主導したいと考えてる。
そのためには資金力のある立憲は自民党同様に衆参同時選挙に持ち込む腹かも。
国民民主は孤軍奮闘して議席を大幅に増やすだろうけど、下手に連立を意識したら勢いが削がれる。なので、やるべきことは榛葉幹事長が「腹芸」を駆使して、立憲を崩すことくらいかな。国民民主の苦しいところは「保守」を名乗れないこと。なので正当な野党として拡大するしかない。
となると保守的な勢力が生きる道があるのか?という問題が取り残されるんじゃないかな。これが今となっては完全に与野党ともに少数派になってしまってる。で、この保守という解釈が、余りにもクラシック過ぎて、国民にピンとこないというのがあると思う。天皇制を否定するわけではないけれど、保守の根本をそこに求めてもアピールできないんじゃないかな。
伝統、文化の継承という意味では、いいと思うけど、今の時代の国体の根拠をそこに求めても無理があり過ぎると思うけどね。極端な表現だけど、「新保守主義」のような考え方に移行する必要があって、増税で苦しむ国民に(陛下が)いくら手を振られても、という感覚を若い層が持っても、もっともだ、と頷くしかないでしょう。そのギャップなんだよね。民のかまどから煙が消えそうだよ。
そういう意味で、高市早苗の立ち位置、主義・主張はちょっと残念なんだよね。だって自民党が保守政党でなくなってる状態で、常に「自民党が一丸となって」という発言をするでしょ。それってもはや誰も期待していないことなんだけど、と言いたいけどね。彼女にはその力(自民党内の保守派をまとめ上げる力)がないことが、もう見えちゃってる・・・。少なくとも総裁選であれだけの支持を得たことを、腹を据えて考えないとダメだね。
蛇足ながら日本保守党は終わりです。単なる祭りだった。
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