関税は単なる外交カードではない!?:3月25日(火)後場

関税は単なる外交カードではない!?:3月25日(火)後場

日経平均株価 ¥37,780(△¥172)

何のためにトランプ大統領は関税をかけるのか、再考すべし。

後場の相場概況

昨夜の米国市場は強烈な楽観ムードが支配して大幅上昇になったけれど、冷静に考えて見ると、株価が上昇する要素があるのか?ということに対して、何も見当たらないと答えるしかないというのが個人的な結論。ならば昨夜のオーバーシュートに見える株高は今夜にでも修正されるということになる。そう考えて、前場に追加しなかったことを後悔しつつ、後場寄りに賭けて見ることにした。

期末権利落ちを前にして、そんなに買われるものじゃない、と思うけど、気になるのは米国がスタフレを意識してくるようならば、10年金利上昇=円安、という動きになっても不思議じゃない。その時に日本株が上昇してしまったら、担がれることになるだろうけど、それは覚悟の上。米国市場が反落と読めば、その理由如何によっては、¥150台でも日経CFDは下落するんじゃないか?という自分に都合の良いことを考えてます。

しかし・・・、米国市場はスタフレを意識した典型的な初動の動き方をしていると思う。関税発動によって物価が上昇するので、10年金利も上昇する。その結果ドル円が円安方向に動く。ところが日本国債10年金利も上昇していて、これを問題視するのであれば、今のドル円の位置くらいが限界なのかも?と思ったり。

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そして今夜、米国市場が大きく反落するようならば、消費が厳しいということを考えると、そこからスタフレがスタートするような感じ。そのタイミングで株価が下落すれば、スタフレ突入となるんじゃ?

今の米国市場の株式と債券の動きにトランプ大統領は決して納得しないだろうし・・・。まぁ、今夜をじっくりと見て見るけれど。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥25,035(△¥225)
空売平均)¥25,208×3960(含み益¥680,000
買い戻したくてウズウズしてたけれど、狙ってる値幅が取れてるわけでもないし、ここは我慢してみようと・・・。しかし良くも買いが入るなぁと思って、それがショートカバーだったら?と思うと、状況からして勝負一択と自分に言い聞かせての持ち越し。なかなか、痺れてます。

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7203 トヨタ ¥2,882.5(△¥19.5)
空売)¥2,960.0×4000
空売)¥2,957.0×4000
空売)¥2,953.0×4000
空売)¥2,952.0×4000
空売)¥2,950.0×4000
買戻)¥2,882.5×20000(+¥1,438,000
どうもドル円の動きが嫌で、トヨタだけは大引けで買い戻してポジションを閉じておいた。それでもスタフレになれば、自動車は売れなくなるだろうし・・・。けど短期勝負なので、持ってはいられない。4月になったら別だけど・・・。


7012 川崎重工 ¥9,384(▲¥185)
空売)¥9.561×4000(含み益¥708,000
昨日はIHIが売られたので今日は、売られるとすれば川重だろうと思った。けど重工も売られたので・・・。今日は重工を売って持ち越しが正解だったかもしれない。


6758 ソニーG ¥3,766(△¥2)
空売)¥3,850×4000(含み益¥336,000
空売)¥3,840×4000(含み益¥296,000
空売)¥3,835×4000(含み益¥276,000
さぁ、ソニーは勝負になってきた。ここで負けるわけには行かないぞ!

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9984 SBG ¥8,233(△¥34)
空売)¥8,290×4000(含み益¥228,000

8035 東京エレクトロン ¥22,310(△¥120)
空売)¥22,520×2000(含み益¥420,000

6857 アドバンテスト ¥7,732(▲¥273)
空売)¥7,930×4000(含み益¥792,000

何度も書いてしまうけれど、半導体はひと相場終わってる。そして次に資金が入るとすれば、かなり先の話になるだろうと思う。弄られなければダラダラと利食い優勢のまま推移するのでは?ということなので。そう考えないと今日のアドバンテストの値動きは説明がつかないし・・・。昨日上昇のNVIDIAは今日は売られるんじゃないかなぁ・・・。


5803 フジクラ ¥6,212(△¥95)
空売)¥6,339×4000(含み益¥508,000
リバウンドしたフジクラだけど・・・。まだ下げが足りないんじゃ?PER23は大分いい水準だけど、みんなPER20割れを狙ってるんだろうなぁ・・・。


本日の収支(前場・後場合算):+¥1,350,000


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雑感彼是

今夜の米国市場の動きは非常に重要なんじゃないかと思ってる。つまりこのまま上昇基調になる、ということはつまり米国経済は減速しない、リセッションには入らない、という意味になるのかも。少なくとも米国の投資家は、そう考えての買いということだろう。

しかし、何度も書いてるけれど、トランプ大統領の目標は、連邦政府予算が持続可能なものにしておかないと米国は大変なことになるとということで、とにかく何とか大量国債償還をロールオーバーさせないといけない。しかもその時の金利は低いほどいいわけで・・・。

どうしても中長期国債金利を下げたい。5年、7年、10年位のロールオーバーで償還をならしておかないと意味がない。そのことを何としても達成出来ない場合は、ドルがヤバくなる。どうしてもそれだけは避けたいだろうからね。

今後を考えると、とにかく最も有効なのは株式市場をこれでもか!と下落させること。それはベッセントも当然分かってることだろうからね。