自動車関税の割に意外に強気にみえた日本市場:3月27日(木)後場
- 2025.03.27
- トレード日記

日経平均株価 ¥37,799(▲¥227)
意外に強気と見えた後場の日本市場だけど・・・権利取りの影響?まさかねぇ・・・。
後場の相場概況
日経平均の権利落ち分は約¥260と言われていて、つまりは何もなくても今日の引け値の▲¥260安、つまりは¥37,539で寄り付いてフェアなんだろうけど、現時点の気配はさらに▲¥100くらいの落ち。日本にとってもトランプ大統領の自動車25%関税は強烈ということだろう。
自動車産業はすそ野が広く、当然メーカーはコストカットで対応せざるを得ないわけだけど、そんなことをするくらいなら、対象全車種の販売価格を20%カットすればいいのにと思ってしまうよ。そうすれば現行販売価格と変わらずに、売れるわけで、バカ売れ間違いなし。
日産なんかはピンチなのだから、そんな戦略で販売数量が1.5倍くらいになると現役を免れるんじゃないか?どうせこのままじゃ何をやってもダメなのだから、それくらい思い切った戦略をとってもいいんじゃないか?そうしておいて、利益率の高い車を次々に出して行けば、思い切った価格という印象があるので、そこそこ売れてくれるはず。
まぁ、そんな勇気は日産の経営陣にはあるはずもないけどね。
というわけで、いよいよ自動車で始まったトランプ大統領の完全戦争!そしてその次は相互関税の導入がまってるわけで、ここに至って日米株式市場は「トランプは本気でやる気だ」と認識し始めると思う。
そう、トランプは本気なのよ。
だから楽観するのは危険だと、書いてたじゃないか!
なんて、粋がっても仕方のないことで、とにかくターゲットは6月の国債償還(ロールオーバー)なので、そのことだけは意識していないとダメだと思うけどね。
ポイントは4月以降はスタフレに突入する可能性が濃厚ということ。常に楽観主義の米国の消費者が、いよいよスタフレを意識して消費を控えるようになると、不可避となって、個人のファイナンスへの影響が鮮明になった時点でアウトって事だろう。
状況は大分緊迫してきてる。なので明日の権利落ち後の値動きがかなり気になる。配当再投資でファンドが買うのはやはり内需株だろうけどね。
後場の取引とポジション
3350 メタプラ ¥4,795(▲¥255)
買)¥4,940×6000
売)¥4,920×3000(-¥60,000)
売)¥4,900×3000(-¥120,000)
現買)¥4,750×1000(含み益¥45,000)
現買)¥4,730×1000(含み益¥65,000)
現買)¥4,720×1000(含み益¥75,000)
後場は他の銘柄を弄るつもりが無くて、もしもここが売られるなら一旦は放そうと思いながら見ていたけれども、後場寄りからジワジワ値を下げる展開で、ヤバさを感じた段階でロスカット。ビットコインの値動きも気になるけれど、まぁ4月2日の関税を確認するまでは、買われないのでは?と思ったのでね。
こんな地合いで流石にビットコインを買っていくというのは、ないだろうと思ったので買い直した玉を投げるのに躊躇いはなかったけれど、その後もジワジワ売られ続けて、とうとう3時過ぎにはドカンとヤラレタ。来ると思って指していた3000株があっという間に約定で、嫌~感じに襲われたけどね。
前場に¥4,500にならんかなぁと書いたけど、ここはもう少し我慢してみるべきだったと後悔。でも現物で買ったので、もう値動きは気にしない方がいいかもしれない。明日はGDスタートだろうから、買い下がるスタンス。
本日の収支(前場・後場合算):+¥1,260,000
雑感彼是
石破自民党政権はトランプ関税に関してあまりにも無防備。まぁ、あの石破を選んだこと自体、イカレテルとしか言いようがないので、もう批判するのも嫌になるくらい。
けれど、それ以上に外務省、財務省、日銀は一体どんな情報を取っていたのだろうねぇ・・・。外務省は本気でボンクラとしか言いようがなくて、トランプ政権の動きに関して何も情報がないのか!と言いたいよ。真面目に情報収集をしないと日本自体が危機的状況に陥る、という自覚はまるでなし。海外の大使館では、パーティ三昧。昔の花形も今はただのお飾りに過ぎない(と言われても仕方ないよ)。
財務省はね、こんな状況でも来年度はまたしてもバンバン増税&スティルス増税!本気で財務省を解体する成り大改革するなりしないと、マジで日本が壊れる!
そして日銀。今週もまた口を開けば利上げ、利上げって此の先の経済状況を真面目に予想したことがあるのか!と言いたいよ。景気が悪くなる確率が高いのに、利上げするとばかり言ってること自体、本当にアホ丸出し。たとえそういう方針としても、そういうことを総裁のみならず審議委員が次々に言い出す。マジで呆れるよ。
自動車に25%関税を掛けられるということは、日本経済にとって大問題のはず・・・。その影響は恐らく製造業に半分くらいに及ぶ可能性がある。アホなメーカーならば、コストダウンだ!と号令をかけて、下請けいじめに精を出す。仕入れるものはとにかく値切りっ倒す。メーカーがこれをやるから日本経済はいつまでたっても良くならないんだよ。
問題はそうした産業構造だけでなく、この国の政治家は誰一人、そういうことを分かっていあにということ。石破なんか個人の減税は嫌なくせに、法人税減税は効果なし、と暗に増税をほのめかす始末。だったら個人の減税が先だろうが!
まぁいい、厳しくなってから慌てふためくだろうから。
というわけで、今週から来週にかけては世界経済の天王山と書いてきたけど、みんな油断して楽観してたからね。明日、そして来週とどうなってしまうのだろう?流石に分からな過ぎて勝負できないや!
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