容赦なくブチ上げる海外勢・何処まで楽観が続く!?:5月8日(木)後場

容赦なくブチ上げる海外勢・何処まで楽観が続く!?:5月8日(木)後場

日経平均株価 ¥36,928(△¥148)

場中も堅調に推移したけれど、この大引け後の日経CFDの動きは・・・危険な香りも・・・

後場の相場概況

いつもの調子で(地球規模の)重大な発表をする、とか書き込んだトランプのSNSが気になって仕方がない。トゥルース・ソーシャルで「非常に尊敬を集めている大国の代表との主要な貿易合意」を発表すると書き込めば、これまた株価はプラスに反応するしね。結局その相手は英国だったということが伝えられている。

それでも具体的な内容にまで踏み込めるとも思えないし、あくまでも大筋での合意という範疇を出ないのではと思う。そもそも関税に関する協定は、実行レベルにまで準備するには相当の時間を要することなので、合意国が増えてもやはり経済の減速は止められないだろうし、経済減速の度合いが分かって来るだけだ。

Advertisement

それよりも重大な発表で一体何を言い出すのか、その方が問題が大きいと思う。大袈裟な表現で注目を集めようとする意図は分かってる。けれど、今のトランプ政権の置かれてる立場は、長期金利を下げることに成功しなかったという立場。けれども単純に長期金利の低下を諦めたとも思えない。当初から5月、6月償還予定の膨大な米国債の問題がターゲットだったはずで、まだ長期金利を下げられるとすれば、何とかなるという考えもあるはずだしね。

そういう意味では、重大な発言がポジティブな内容であるとは限らない。トランプのことだから、常識外のとんでもないことを言い出す可能性を否定する材料は何もないわけで・・・。

それを考えると、今の相場のような期待感で買うのが嫌で、見送りとすればたとえ上昇したときに逃す利益は決して損失ではないしね。もちろん売り建てるのは無謀という感じもあるし。だったら大人しくしているしかないということ。はっきり言てこんな値動きの相場だから、デイトレでも簡単に遣られそう。

全くとんでもない相場になったな。

Advertisement

後場の取引とポジション

9432 NTT ¥148.9(▲¥3.2)
現買)¥149.8×200000

現買)¥149.7×200000
現買)¥149.6×200000
現買)¥149.5×200000
売)¥149.5×800000(-¥100,000

買ってはみたものの、この相場は相変わらずトランプ次第というのが見え過ぎたというのがあって・・・。昨夜のFOMCで相場の様相が変わると思ってはいたものの、SNSにこれほど過敏に反応するとは思わなかったし、そういう意味ではまだこの相場は何も変わっていないと判断して、手仕舞いしてしまった。

Advertisement

だいたいにして、自分が現物買いするときは頓珍漢な場合が多いから、今日ももしかしたら思い切り判断がミスってるなと感じてしまい、きっぱりと全株を処分することにした。バカバカしいほどのチキンぶりだって言われそうだけど、自分がそう思ってしまったのだから、そうするしかないんだよね。

持っていてトランプに振り回されたくないし、どうも今の相場って何かが違うって感じもあるから。正解か不正解かと言えば、たとえ利益を逃しても自分の判断を不正解とは思わない。だって勝つか負けるかは五分五分の勝負だからね。変に妥協して裏目に出るのは嫌なんだよね。


本日の収支(前場・後場合算):+¥1,310,000


雑感彼是

Advertisement

実は、後場中にトヨタの決算で勝負してみようか相当に迷ってた。トヨタのことだから慎重な数字を上げてくることは分かってたけれど、だからと言って株価が下げるとも限らないと。でも一応何度か売り指値もしたけれど届かなかったので諦めたら結局下げた。そりゃ今回の決算発表の数字を見れば下げるに決まってるけど、でもシステムトレードで一時的に大量買いも入るから厄介なんだよね。

またブルームで指摘された任天堂だけど、やはり決算見通しは慎重なものになった。これでは買えないと言った内容なのだがそれでもどうなるのかが分からない相場ではあるからね。

さらには船株3銘柄は大幅減益見通しにもかかわらず増配で買われるという異様な相場展開。もう何が何だか分からなくなってきた。

俺は君子ではないけれど・・・君子危うきに近寄らず・・・しんな心境にもなろうってもの。

でもね、例によってイケイケの時の海外短期筋はこうやって引け後にCFDを思い切り買って大幅GUを演出する。特に米国市場が上昇と見切っているときはこういう買いも容赦ない。

付いて行けん!じゃなくて付いて行かん!