トランプ政策を最大限利用する短期筋:5月13日(火)前場
- 2025.05.13
- トレード日記

日経平均株価 ¥38,296(△¥652)
朝寄り前にはCFDが¥1,000以上上昇!いかにも、ということで売り先行。
前場の相場概況
米中関税がとんでもない茶番となった挙句に株価がこれを好感し、暴騰したというこの状況。なんとなく虫唾が走るような株価の動きだけれど、とりあえず腰が引けてばかりもいられないと思い直して、いつものように日経レバとメガバンクから売り建てた。
いくら米中関税率が引き下げられても、この経済の微妙な時に関税を引き上げて、いいことなどあるはずがないし、そろそろこのトランプ戻りもいいところまで来てる、というか戻り過ぎなんじゃないかと言うこともある。
けれども、無視できないのは、米国債10年金利の上昇だと思う。場合が場合、状況が状況だけに、ここで米国債金利が上昇するのはトランプ政権にとって致命的なはず。にもかかわらず俄然、トランプ政府は正反対の政策を打ち出して株価引き上げにかかった。
トランプ自ら「株を買え」と言い出す始末で、これには何か嫌なものを感じることに変わりはないわけで、とりあえず中東歴訪中に、サウジやUAEなどにAI半導体の輸出規制を解除する、みたいなサプライズはあるかもしれないけれど、その時はその時で。
とにかく長く相場に居ると、この相場のバカバカしさが身に染みる。トランプ大統領自体、どもブレーンに騙される傾向は、第一次政権の時とあまり変わらないんじゃないかな。
そういう部分がトランプ大統領の欠点でもある。それが政策に如実に反映されるのは、ちょっとあまりに怖すぎる。
それに何も要求されていないと言っていた加藤財務大臣は、やはりトンデモな嘘。来週のG7で為替協議とゲロしてるじゃないか!アホクサ!
前場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥25,340(△¥800)
空売平均)¥25,407×2360(含み益¥150,000)
いくら何でも需給をこのまま無視できるような上昇は非常に危険だと思う。日本にはトランプファンが多いのだろうけど、やってることを中立に評価する必要があるんじゃないかな。過激な政策も明確な目的があるのなら分からなくもなかったけれど、こういう状況になってくると話は俄然変わってくる。
そういう意味でも、とりあえず今日の時点で売り建てるのは、そんなに悪手じゃない気がするけどね。
8306 三菱UFJ ¥1,925.0(△¥85.5)
空売)¥1,945.0×4000(含み益¥80,000)
空売)¥1,944.0×4000(含み益¥76,000)
空売)¥1,942.0×4000(含み益¥68,000)
空売)¥1,941.0×4000(含み益¥64,000)
空売)¥1,940.0×4000(含み益¥60,000)
空売)¥1,939.0×4000(含み益¥56,000)
空売)¥1,938.0×4000(含み益¥52,000)
空売)¥1,937.0×4000(含み益¥48,000)
空売)¥1,935.0×4000(含み益¥40,000)
8316 三井住友 ¥3,599(△¥143)
空売)¥3,640×4000(含み益¥164,000)
空売)¥3,638×4000(含み益¥156,000)
空売)¥3,635×8000(含み益¥288,000)
空売)¥3,615×4000(含み益¥64,000)
さてちょっと警戒すべきは、全体的な需給だと思うけど、とりあえずノーリアクションでこういう上昇をメガバンクがするというのは、あまり良い気はしない。もちろん決算期待もあるだろうけど、今期はそんなに簡単な1年にはならないんじゃないかとも思う。
それにとにかく警戒すべきは米国債10年金利(20年、30年も)の上昇で、これはハイレバ取引にとっては相当苦しい状況なんじゃないかと思うしね。これが今夜CPI次第では非常に嫌な動きになる可能性もある。いま債券市場はほとんどボロボロなのでね。
米国金利が上昇すればいいというものでもないしね。
前場の収支:(変わらず)
雑感彼是
トランプ大統領の「世界を揺るがす重大案件」というのが、何なのか?ウクライナの停戦協議なのか、イランとの核開発協議なのか、はたまた薬価の大幅な引き下げなのか、本当に分からない状況。
というかもうトランプのSNSのチェックなどする気になれなくなったので、どうでもいいかな、という気がしてる。
もしかしたら対中貿易協議の今回の発表のことを指してるのかな?とも感じるけれど、それもどうでも良し。
つまりは、米国債大量償還に関する目的は綺麗に失敗し、米ドルの信認は低下することは確実で、長期金利も下げる兆しもなし。
軍隊で言えば、今回の一連のオペレーションは失敗に終わったという感じがするし、そんななかいよいよ15日の償還から大量償還の火蓋が切られることになる。
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