流石に上がり過ぎの警戒感が漂い始めてる!?:5月13日(火)後場
- 2025.05.13
- トレード日記

日経平均株価 ¥38,183(△¥539)
流石に上がり過ぎの警戒感が・・・。ジワジワ売られて日経レバは安値引け。
後場の相場概況
ここまで日経平均が上昇してきて、今回は買いで入って結構思い切り引っ張ってる投資家も多いはず。そして今夜の米国CPIには警戒感も出てる。ただしコンセンサスが結構高いところにあるので、これを超えるかどうかは分からない。ただ、同じような上昇を見せると、やはり関税はインフレになるというのを証明するようなものだから、FRBの利下げ期待は一段と遠のく結果になる。
けれども、それよりも米国債10年金利が何処まで上昇するか?の方が怖いのでは?もしもインフレ警戒感が台頭するようならば、今後の5.000pを見据える動きになるかもしれない。そうなってくるといよいよ今回の関税がどういうものだったか、が分かるというもの。
ピーター・ナヴァロが如何にインチキ経済学者であるのかを証明するだろうしね。
また何度か書いてきてるけど、ベッセント財務長官も相当胡散臭い人物なんじゃないかと。たかがヘッジファンドマネージャをやっていたからということで、米国の財政問題を切り盛り出来るとは、ちょっと考えられない。また、財務長官がかなり全面にでて、交渉しているというのもあまりいい気はしない。
本来であれば、マルコ・ルビオがもっと出てきてもいいはずだけど、影が薄いのは政権内が一枚岩になれていない証かもしれない。
というわけで、まだトランプが中東で何を言い出すのか分からない、という怖さはあるにしても、薬価問題が出たことでとりあえず出すものは出し切ったという感じになってきてる。
あとは減税とかいろいろ出てくるのかもしれないけれど、その前にとにかくインフレと米国債償還が始まるわけで・・・。その辺りがトランプ大統領にとっては正念場になるはずなんだけど・・・。
まぁ、おまけでイスラエルとサウジの平和条約みたいなのがあるかもしれないけどね。それはそれでまたあらたな揉め事になるだろうけど。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥25,225(△¥685)
空売平均)¥25,412×3040(含み益¥560,000)
後場になって一向に下げる気配もなく、指値してシコシコを追加するような動きだけにした。ただ場が進むにつれて徐々にCPIの警戒感もあってか、ポジションを手仕舞いするような投資家も出始めたんじゃないかと思わせる動きに変わった。大口が手仕舞いするときはドサっと5000枚とかを売ってくる。そういうのが10回近くあったから、確かに懸念を持ってるのだろうと。
それにこの株価の位置とか日経平均のローソク足とか、やや戻り天井を思わせる雰囲気になってきたからね。もしも俺が買持してたら、絶対に手仕舞いしていたと思う。なので、売り玉持ち越しでいつものペースで勝負することにしたけど。
ただねぇ・・・個別銘柄は本当に手掛けづらいというか、どんな動きをするのか本当に分からないし、まして決算発表の最中ということもあって、なかなか難しいからね。これ以上手は広げられないな、ということで、メガバンク2銘柄以外は腰が引けたまま。もともと決算相場は大嫌いだからね。
8306 三菱UFJ ¥1,907.5(△¥68)
空売)¥1,945.0×4000(含み益¥150,000)
空売)¥1,944.0×4000(含み益¥146,000)
空売)¥1,942.0×4000(含み益¥138,000)
空売)¥1,941.0×4000(含み益¥134,000)
空売)¥1,940.0×4000(含み益¥130,000)
空売)¥1,939.0×4000(含み益¥126,000)
空売)¥1,938.0×4000(含み益¥122,000)
空売)¥1,937.0×4000(含み益¥118,000)
空売)¥1,935.0×4000(含み益¥110,000)
8316 三井住友 ¥3,558(△¥102)
空売)¥3,640×4000(含み益¥328,000)
空売)¥3,638×4000(含み益¥320,000)
空売)¥3,635×8000(含み益¥616,000)
空売)¥3,615×4000(含み益¥228,000)
もうすぐ決算発表ということもあって、今夜の米国市場が調整してくれないと明日、苦しくなるかもしれないなと。ただ含みになったこともあって今日は我慢して持ち越してみようと思った次第。
まぁでも、個人的には米国債10年金利が暴れるような展開になってくれると、と思ってる。関税は何とか、株価は暴騰、という結果になってここまで来たけれど、一向に落ち着いていないのが債券市場だと思ってて、この先、ここが暴れ出すと、流石にトランプ政権も苦境に追い込まれる可能性が結構あると思うしね。
まぁまぁ、そんなに簡単じゃないはずだよ。
本日の収支(前場・後場合算):(変わらず)
雑感彼是
世の中、というよりも何というかネットメディアでは、なかなか大きな騒ぎにならないのが石破首相の闇献金問題。累計で約3000万という寄付金が政治資金報告書に乗っていないと文春が書いて、しかも支援者と言われる寄付の主体者が会見までしたというのに、なぜか騒ぎにならない不思議。
これって、結局のところ石破で選挙をやって欲しいと望んでる野党が、いつもなら鬼の首を取ったかのように激しく追及するところ、今回は全く触れもしないという有様。こういうのが日本の政治なんだな、ということで、これはもう自民がどうの、立憲が、国民民主が、公明が、という問題じゃなくなってるなぁと。政治全体が、何というか腐ってしまってるというか・・・結局国民のために正しい政治を行うという、青いことを言っても全然通用しない世界なんだなと。
もちろん米国だって、あのジェフリー・エプスタインの小児人身売買の問題が結構また騒がれていて、関係者の不審死などもあったりして、肝心のエプスタインももしかしたら死んでないのかも、という話も再燃してる。
この件は結構過去に書きまくった記憶もあるけれど、要するにNYのジェイルで拘束されていたエプスタインが自殺と発表されたけれど、遺体も誰も見ていないし当局の発表だけというもの。この人の所有していた島に、有名人を招待し乱痴気騒ぎをやっていたという・・・。とんでもない乗客名簿なんかも出てきちゃって、動画もでた。
連邦最高裁判事とか元大統領夫妻とか英国の王子とか、とにかくとんでもないスキャンダルということだけど、当時人身売買されたという女性が何人か証言していて、そのうちの一人が先ほど自殺したという・・・。こういうことも米国では普通に起こってるしね。
またフェンタニルによってゾンビ化した市民がフィラデルフィアやサンフランシスコ等大都市のダウンタウンに溢れてるというのも米国社会の病だけど、元をただせば病気になっても高額な医療費が払えないから、病院に行けない。なのでフェンタニルなどの強い市販の鎮痛剤を飲むより仕方ないという理由がある。なりたくてゾンビになっているわけじゃないんだよね。
そんな米国が経済を弄ってMAGAというのも何だか違う気がするしね。
経済と言えば、米国国民のファイナンスで最も悲惨なのが150兆円を超える学生ローンの残高、100兆円に迫るクレカの残高、そして急増するBNPL残高ということで、その上自動車ローンや賃料の延滞があるわけで、個人消費は自転車操業になってる。そこで病気や怪我で保険を使えば、支払額が増えてますます苦しくなる。なんか、こういう社会って現代の地獄のような社会だなと思うよ。
日本国民の生活も相当に苦しいけれど、まだ米国のようにはなっていないけどね。日米ともに政府は莫大な債務を抱えてるし、持続可能なレベルにするには何かと強硬な手段に出ないと無理。米国なら関税、日本なら増税ってことなんだろうけど。
いずれにしても、持続可能とは思えないのが、今の金融資本主義なんだな、と改めて実感してます。
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