米国は傍若無人過ぎ!:5月19日(月)寄り前

米国は傍若無人過ぎ!:5月19日(月)寄り前

おはようございます。

トランプ大統領は、米国は偉大だという所謂権威主義的な発想のもとに、政策を推し進めようとしているけれど、例えばウクライナ戦争ではロシアはトランプの仲介にもかかわらず、大規模攻撃を一向に止めようとしないし、イスラエルはとうとうガザ全面攻撃に踏み切ってるということは、もう米国の言うことを聞かないっていう意思表示なのかも。

トランプ大統領は中東歴訪でサウジやカタール、UAEに対し巨額ディールの成功に漕ぎつけたというけれど、決して中東に対し影響力を強化したとは言えないのかも。結局米国債の売り込みに失敗し、上手くディールされたのは米国の方かもしれない。

ベッセントは格付けは遅行指数という意味不明の言い訳をして強がった。また関税交渉で誠意のない国は関税引き上げだと脅しにかかってるけど、トランプ政権の経済政策が何もかも上手く行っていないことの表れだろうね。

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格下げは遅行指数どころではなく、完全に先行指数だろ!

15日の僅かな償還(ロールオーバー)で金利負担が爆増することが分かってしまった。それをみたムーディーズはすかさず格下げに動いたわけだが、これはまだほんの入り口に過ぎないわけで・・・。何とも見苦しい言い訳をしたものだ。

今回の関税の強制引上げは、世界中に計り知れない遺恨を残すと思う。過去20年以上、米国はグローバル化といって他国の安い労働環境を使って利益を上げ続けてきたけれど、債務が増えたら今度は保守主義だといって真逆の政策を話し合うことなく勝手に転換する。

この傍若無人な振る舞いを世界がいつまでも許容すると思ったら大間違いかも。

多分、S&Pもフィッチも、そしてムーディーズも米国債のもう一段の格下げを検討しているのではないかな。1400兆円の国債償還はまだ始まったばかりだから。

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