関税懸念の再燃と地政学リスク：6月2日（月）後場大引け

日経平均株価　￥37,470（▲￥494）

本日の相場概況

結局は米中間の貿易を巡る協議は進展するどころか、依然としてお互いに応酬合戦をするばかり。で、米国は「レアアースが入ってこないから自動車が作れない」と言い始め、弱みを見せる結果になってしまったというお粗末ぶり。

そしてまた米国債10年金利はムクムクとし出して、ドル円が急激に円高方向へ向かい始めるという・・・日本株にとっては逆風で週初の相場となった。

このまま行けば、5月の米国経済指標は一段と悪化する見込み。その前に今週末の雇用統計があるけれど、これがあまり悪化しなかったとなると、FRBはますます窮地に追い込まれそう。結論としてこの相場は、米国が利下げ出来る状況にならないと動かないし、なればなったで今回ばかりは利下げ期待で上昇と言うのもいささか無理筋。

流石に景気悪化を織り込まなくてはならない米国市場ということで、反発狙い、株高狙いの買いは、ちょっと出来ないなぁ・・・。

本日の取引とポジション

1570 日経レバ　￥24,230（▲￥740）
空売平均）￥24,234×2840（含み益￥10,000）

依然として関税を巡る懸念は収まらず、そこでドル円が円高方向に向かい出した、となれば売らなくてはならない。と言うかドル円は￥130に向かって円高が進むと見てほとんど問題ないと思うしね。そのことは米国投資家も覚悟を決めてると思うけどね。

8306 三菱UFJ　￥1,990.0（▲￥35.5）
空売）￥2,002.0×8000（含み益￥96,000）
空売）￥2,001.0×4000（含み益￥44,000）
空売）￥2,000.5×6000（含み益￥63,000）
空売）￥2,000.0×4000（含み益￥40,000）
空売）￥1,999.5×6000（含み益￥57,000）
空売）￥1,999.0×4000（含み益￥36,000）

金利にあまり連動しなくなってきたメガバンク。特に三菱UFJは米国市場の影響が大きく、今日あたりは下げ幅も大きくなった。しかしもう後先考えずに相場が弱ければ条件反射的に売り建ててる自分・・・。ちょっと無茶苦茶かな！？

9101 日本郵船　￥5,154（▲￥117）
空売）￥5,272×4000（含み益￥472,000）
空売）￥5,230×2000（含み益￥152,000）
空売）￥5,229×2000（含み益￥150,000）

9104 商船三井　￥5,056（▲￥69）
空売）￥5,141×2000（含み益￥170,000）
空売）￥5,138×1000（含み益￥82,000）
空売）￥5,135×1000（含み益￥79,000）
空売）￥5,121×4000（含み益￥260,000）

リベンジで選んだ船株だけど、景気悪化に円高となれば、今度こそ前回のリベンジを果たしたい。全体市場が悪いのでもしかしたら船株は買われるのか？と思うところもあって、あまり無茶な建玉はしなかったけど・・・。

7203 トヨタ　￥2,691.0（▲￥78）
空売）￥2,737.5×4000（含み益￥186,000）
空売）￥2,728.0×2000（含み益￥74,000）
空売）￥2,727.5×2000（含み益￥73,000）
空売）￥2,724.5×4000（含み益￥134,000）
空売）￥2,724.0×8000（含み益￥264,000）
空売）￥2,723.5×2000（含み益￥65,000）

円高が予想されたのでトヨタはためらうことなく寄り付きから売り建て。しかも足が速くて、相当下で追加せざるを得なかったのが、ちょっと苦しいけどね。日経平均はレンジ相場入り、と言われてるけど、下抜けもあるから・・・。

9984 SBG　￥7,355（▲￥259）
空売）￥7,530×4000（含み益￥700,000）
空売）￥7,509×1000（含み益￥154,000）
空売）￥7.506×1000（含み益￥151,000）
空売）￥7,504×1000（含み益￥149,000）

8035 東京エレクトロン　￥22,605（▲￥395）
空売）￥23,020×3000（含み益￥1,245,000）

6857 アドバンテスト　￥7,090（▲￥277）
空売）￥7,225×4000（含み益￥540,000）
空売）￥7,217×4000（含み益￥508,000）

NVIDIA決算の影響で大きく上昇した半導体関連だけに、調整幅も大きくなるのは当然と言えば当然のこと。先週末NVIDIAはピークアウトじゃないか？って書いたけれど、まんざら間違っているとも思えないしね。弱含んで当然なのかもしれないね。

本日の収支：（変わらず）

雑感彼是

今日は前引け前から出たり入ったりしなくてはならなくなって、とてもせわしない一日となりました。そこに降ってわいたのが先月から運用開始となった盛土規制法の問題。これって500ヘーホーメートル以上の土地は土壌改善などの目的で盛り土や切土を行う場合、事前の許可を取ってから、と言う法律。

そして土壌検査も義務付けられ、汚染した土壌の場合だと、深さ50cmの残土を入れ替えるのに、以上の手続きと、コスト（約250万円！？）が必要になるというもの。これがいま手掛けている土地の売却でひっかかってしまった。

例の伊豆での盛り土崩落事故がきっかけと言うけれど、5月26日から運用が開始されたため、その対策をしっかりとしなければならなくなった次第。

でも一口に対策と言ってもこの問題を関係者が理解し、適切に対応して行かないと、やたらと遅延するばかりなので・・・。

ほんと不動産ってのは厄介だな。