米国雇用統計に買い向かう日本市場!:6月6日(金)後場
- 2025.06.06
- トレード日記

日経平均株価 ¥37,741(△¥187)
毎度のことながら雇用統計買い向かう株式市場!どうしてなの?ってね。
後場の相場概況
雇用統計やCPIなどのような重要な景気指数の発表前に株価が、上昇を始めるという現象は特にここ2,3年の傾向だと思う。それをしてもしかしたら事前に情報が洩れてるんじゃないか?と疑いたくなるような値動きも都度見受けられる。ここは運命の分かれ道みたいな重要なポイントで、投資家としても敢えてリスクを取りに行く必要がような場面で、なぜか買われるのだ。
もちろん、ショートポジションを手仕舞いするということも十分に考えられるけれど、いずれにしても騰がるか下がるかの二者択一であることに変わりはないわけで、直前になってポジションをリバランスするというのも説得力に欠ける。ということで、こういうことが特にひどかったバイデン政権下では、事前に情報が漏れているとしか考えられなかった。
ところが最近は、特に昨年の後半あたりから、景気指標の事前予測と結果のブレが極端に減ったと気付いている投資家も少なくないと思う。これだけドンピシャと事前予想が当たるなら、なぜいままで、外しまくっていたのかが理解できない。いつだって状況はとても厳しいわけだし、特に今年になってトランプが強硬な政策を打ちだしてきている場面では、普通に考えて予想が的中するというのは至難の業のような気がするけど・・・。
そういう意味では今日の相場のように、前場、後場ともに堅調に推移したときは、そして引け後にCFDが上昇してゆくのならば、今夜の雇用統計に波乱はないということになるだろう。
けれども、5月なんだよ。この荒れた経済状況の中で、そしてトランプ関税がどうなるか分からない状況のなかで雇用が堅調と考える方が無理な相談。雇用統計は明らかに遅行指数なわけで、悪化傾向がみられるのは5月辺りから、と予想していた。なので、ほぼほぼ負けると分かっていても、ポジションを持ち越すことに躊躇はなかったけどね。それでもメガバンク2銘柄だけにしておいたけど。
後場の取引とポジション
8306 三菱UFJ ¥1,963.0(△¥10)
空売)¥1,967.0×12000(含み益¥48,000)
空売)¥1,966.5×8000(含み益¥28,000)
空売)¥1,966.0×8000(含み益¥24,000)
空売)¥1,965.5×8000(含み益¥20,000)
空売)¥1,965.0×4000(含み益¥8,000)
8316 三井住友 ¥3,615(△¥19)
空売)¥3,622×2000(含み益¥14,000)
空売)¥3,621×2000(含み益¥12,000)
空売)¥3,620×2000(含み益¥10,000)
空売)¥3,619×2000(含み益¥8,000)
空売)¥3,618×2000(含み益¥6,000)
空売)¥3,617×2000(含み益¥4,000)
空売)¥3,616×2000(含み益¥2,000)
空売)¥3,615×4000(変わらず)
大引け近くになって来て、何もしないで雇用統計というのも寂しいと思ったので、メガ2銘柄を売り建てた。雇用統計が悪ければ、とりあえず米国金利が下が手来るかもしれないし、FRBの利下げ気運も少しは高まりだろうから、金融安で他のセクターは高い、みたいな相場展開になる可能性を追ってみることにした。
9101 日本郵船 ¥4,953(△¥12)
空売)¥5,176×4000
空売)¥5,170×4000
空売)¥5,031×2000
買戻)¥4,940×10000(+¥2,046,000)
9104 商船三井 ¥4,901(△¥39)
空売)¥5,018×4000
空売)¥5,002×1000
空売)¥5,000×1000
空売)¥4,920×4000
買戻)¥4,863×4000(+¥620,000)
買戻)¥4,860×6000(+¥522,000)
雇用統計に対して買い向かうような雰囲気になってきて持ち越せるかな?とも思ったけれど、後場になって売り物が継続的に出てきたので、誘惑に駆られて買い戻してしまった。結果的にはこれで良かったという値動きだったし、特に商船はその後結構な買われ方をされて・・・。あぶない、危ない!
8035 東京エレクトロン ¥23,650(△¥300)
空売)¥23,710×500
空売)¥23,700×1000
空売)¥23,690×500
空売)¥23,680×500
買戻)¥23,650×2500(+¥115,000)
6857 アドバンテスト ¥7,929(△¥173)
空売)¥7,900×2000
空売)¥7,899×2000
空売)¥7,897×2000
空売)¥7,890×1000
空売)¥7,887×1000
買戻)¥7,929×8000(-¥263,000)
かなり雲行きが怪しくなってきて、大怪我をしないうちにということで大引けで手仕舞いした。結局前場と同じように、2銘柄で相殺みたいな感じになってしまった。方向感が出なかったしね。
本日の収支(前場・後場合算):+¥5,180,000
雑感彼是
トランプ大統領とイーロン・マスクとの対立が、と言うよりもトランプ政権の経済推進役との対立が鮮明になってきた。とにかく、イーロンはトランプ大統領のコロコロと日替わりメニューのように方針変更をすることに、キレたのだと思うし、正直こんなことを平然とする大統領など、とても信用できるものじゃないと悟ったのかもしれない。
実際トランプのやり方にはイーロンならずとも、民主党・保守党を問わず、また世界中の首脳たちも嫌気がさしていると思うし、トランプ自身、合衆国大統領としての権威や威信を失いかねず、ひいては米国の信用問題に発展する可能性だってある。
でも何故トランプ大統領はコロコロと言うことを変えてしまうのか?
それは多分だけど、周囲のスタッフにいちいち助言を求めているからだと思う。自分から政策の方向転換をするというのは、まずあり得ないことだと思うし、周囲に「どうなんだ?」と聞いて、その時に「やめた方がいい」とか「まだ早い」とかいろいろ返って来て、「良し分かった」と物わかりの良い大統領になっちゃうんじゃないかなぁ・・・。
兎に角、ナヴァロとベッセントの方針は酷かった。ベッセントは評価が高いと言われてるけど、少なくともJPモルガンのジェイミー・ダイモンは全く評価していない。俺も、ヤバイ人物と思ってるけどね。
(アイキャッチ画像は、豊田自動織機のTOBで莫大なキャッシュを手に入れた豊田章男会長)
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