この夏はトランプ大統領と米国経済の正念場!
- 2025.06.22
- 時事問題

米国のイラン空爆に最も反応したのはもちろん原油価格でWTI原油は瞬間的に$80を超え、$81.25まで到達してる。逆にリスクを嫌ってかビットコインは1474万まで突っ込んで、ドルは買われてドル円は¥146を超えて円安方向。そしてこういう時は必ずゴールドに資金が集まる。
それでもマーケットはこのことを思ったよりは落ち着いてみている、というかまだ楽観ムードが勝っているようなそんな雰囲気があるよね。別にトランプがイラン攻撃にGOしても、ウクライナのような大きな戦争にはならないという見方。イスラエルと米軍が共同でイランを叩けば、イランに勝ち目はないと。
確かにそうかもしれないけれど、イスラエルもすでに防空用のミサイルが底をつきかけてるということだし、ヒズボラやフーシも全力で仕掛けてきそうだし、もしかしたらイランはイラク領内の米軍基地を叩きに来るかもしれない。ホルムズ海峡の閉鎖ということも有り得るし、そうなるとやはり中国が黙ってないかもしれないしね。
プーチンのロシアはウクライナに攻勢をかけてきそうだし、中国が台湾に仕掛けてくるかもしれないし。
なんか世界中が戦争だらけになっちゃうよ。そうなれば株式市場もどうにもならなくなってくるだろうしね。日米協議で米国が日本の防衛費をGDP3.5にしろと要求してる。これって現状の3倍近くじゃないか?だから防衛三社は相場になるというのがこの週末の予想みたいだけど・・・。
明日からどうなるだろうね。とりあえず、日米ともに株式市場は下目線が続くのかな。けれども最も注意しないといけないのは原油価格と米国債金利でしょ。これ次第でどうなるか分からにけれど、今の米国の状況からしてリスクオフの資金の向所がないじゃんか!
悪いことを考えるとキリがないし、そうならないように頑張るとは思うんだけど、もしも米国人に犠牲者が出始めると、センチメントが急激に悪化するだろうし、そもそも米国内が一層荒れそうだしね。
財政赤字の問題、移民排除問題で荒れてるところで、戦争に介入しないはずのトランプ大統領が軍事作戦に踏み切って、となると支持基盤もグラつく。
この夏はトランプ大統領にとってはまさに正念場だね。
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